泉屋(ヒューマンバグ大学)
いずみや
「久我 誰に口聞いてんだ。俺に勝てるわけがねえだろ」
ヒューマンバグ大学の「京極組の武闘派・久我虎徹」に登場する京極組の元構成員。半グレから押収したヤクを勝手に売り捌くという愚行を働き、破門された。
典型的な仁義外れの構成員だっただけに、元から非常に素行が悪い。
短気で堪え性がなく、カタギに対しても直ぐ恫喝や暴力を振るうチンピラそのものな品性の無さに加え、これを注意した久我に逆ギレして度々理不尽なヤキ入れを加えていたという、威勢が良いだけのどうしようもない小物で、良識派からは蛇蝎の如く嫌われていた。
ただし、詰めは甘いながらもそこそこ悪知恵は働く上に執念深く、服役中に本人の与り知らぬところで破門されたことを恨んでいる可能性が懸念されたため、五十嵐からも「油断ならない」と警戒されるほどの危険人物ではある。
曲がりなりにも「武闘派」として売っていただけに、並みの構成員よりかは腕っぷしも度胸もあったようだが、武闘派狂人極道には到底及ぶものではなく、それどころか新人時代の久我にも「殴り返せば勝てた」と一蹴される程度のもの。
ある日半グレから押収したヤクを勝手に売り捌くという愚行を働き、本来なら組の御法度を破ったケジメとして粛清されるはずだったが、その前に警察に逮捕され刑務所に入れられた。
彼の逮捕によって京極組も警察の取り調べを受けるなどのとばっちりを被ったが、当時はまだ四代目組長が存命だったため、(外道組長に成り下がる前だった)若頭の日下孝次郎は『シマ内でヤクだけはご法度だ。だがもうほっとけ、ムショまで追わなくていい』とごく真っ当な態度で対応し、そのまま泉屋は破門となった(ただし、この時日下は既にマッド・カルテルと取り引きをしていた可能性を排除できない)。
天羽組と羽王戦争を繰り広げていた天王寺組の当時の若頭である大嶽徳史は京極組を撹乱するために泉屋を利用する計略を実行し波多野を泉屋と接触させる。
ムショの中で波多野に声をかけられた泉屋は天王寺組加入をチラつかされ天王寺組から人員(従えた大量の半グレ)を出され黒焉街でシマ荒らしの数々を行っていたがブチギレた久我と一条康明が花宝町にある泉屋軍団のヤサにカチコミを仕掛けまるで相手にならず兵隊諸共始末された。
なお普通に無能だったため天王寺組からは見限られ助けに来いと要求した時も拒否された(おまけにクズ呼ばわりされている)。