「一秒遅いんじゃボケ」
「うるへー 俺のムーヴにジョインしろ」
概要
烏乙とは漫画『ブルーロック』に登場する烏旅人と乙夜影汰の非公式カップリングである。
単行本11巻の第93話「集結」にて揃って登場する。
原作での絡み
ここからは二人の原作での登場話を纏めていくためアニメ勢の人や単行本を途中まで読んでいるという人はネタバレに気をつけてお進みください。
第93話「集結」(単行本11巻収録) |
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二次選考が終了し三次選考に進出するメンバーが出揃う場面で3rdCLEARTEAMとして雪宮剣優、日不見愛基、柚春彦と肩を並べて姿を現した。
ユニフォーム番号は烏が69の乙夜が33である。
第95話「適性試験」(単行本12巻収録) |
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U-20日本代表との試合を控えた現時点でのブルーロック内TOP6メンバーを絵心甚八が独断と偏見で選出する際に烏がNo.3、乙夜がNo.4の実力者であることが明かされる。
そしてこのメンバーを上から2人ずつA・B・Cとランク付けし、烏と乙夜は同じBチームとなった。
他のメンバーがA・B・Cのどのチームに入りたいかを考える間、絵心の指示で上位メンバーは別室に移動することになるのだが皆がバラバラに扉に向かう中で烏と乙夜だけは隣に並んで歩いている。
そしてこれは余談だが二次選考突破チームにNo.5の雪宮剣優も含まれていることを考えると他のチームと比べてもかなりレベルの高いチームであったことがうかがえる。
第96話「選んだ道」(単行本12巻収録) |
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絵心から「A・B・Cそれぞれのコンビは俺が考えうる現時点での実験的超攻撃型2トップだ」と称されている。
そして絵心の話を聞いている時の立ち位置だが一番前に座る乙夜とその真後ろに立つ烏の姿が描かれている。
第97話「最終切符」(単行本12巻収録) |
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三次選考「適正試合」の第一試合に登場。
試合前にはこの3人に声を掛ける2人が見れる。
「お前ら守りは頼むで」
「マジそれ決定事項」
第98話「曲者」(単行本12巻収録) |
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相手に点を取られマイボールで試合再開となった際に乙夜が烏にボールを出している。
第99話「殺し屋と忍者」(単行本12巻収録) |
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タイトルが全てである。
ボールをキープする烏が囲まれた場面で「抜き足、差し足、忍び足」と呟くと同時に誰よりも速く烏からボールを貰いに動く乙夜が描かれた。
それは現状No.1の糸師凛や烏と同じユースチームに所属していた氷織羊を遅れを取らせるコンビネーションである。
ここで氷織は乙夜の実力を「烏のキープ力で引きつけてその陰でゴールを奪う『シャドウストライカー』」と語っている。
「1秒遅いんじゃボケ」
「うるへー 俺のムーヴにジョインしろ」
この掛け合いからもゴールを決めた後に軽口を言い合えるような間柄であることが分かる。
氷織からは「このコンビで二次選考勝ち上がってきたから攻撃の完成度はブルーロック内でもトップクラス」と評価されておりこの発言から推測するに3人1組のチームを組んだ時から組んでいると考えられる。
しかしその場合33位で通過した乙夜が69位の烏が出てくるまで待っていたことになる。
他の人と組んでも良かったというのに他でもない烏を待っていたのである。他でもない烏を。
話は戻るが氷織から高い評価を受ける中で潔世一が「弱点のないコンビネーション」とその強さを認めており七星虹郎が「さすがNo.3と4だ」と評価している。
第100話「最適×最高=最悪」(単行本12巻収録) |
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相手ボールで試合を再開し糸師凛にボールが渡った際に止めに入った乙夜のことを烏が後から咎めている。
「No.1と張り合いにイクなよ」
「うっせー 俺の自由」
「じゃもうパス出さんぞボケ」
「頼んでねーし」
千切が武器を見せようとする場面では「烏の周りには常に乙夜が張ってる」「乙夜以上の俊敏な動きがなきゃパスはもらえない。それくらい烏・乙夜のコンビネーションは完成してる」と2人を高く評価している。
その後烏から実力をアピールするためのチャンスを与えられた千切はパスを受け取るわけだが先程「パスなんて頼んでない」と言った割に自分にパスが来なければキョトンとした顔で「烏?」と言う乙夜が描かれている(最終的にゴールは乙夜が決めている)。
そして相手のルーズボールを千切、乙夜、烏と繋ぎ烏が得点を決めている。
第101話「新しい関係性」(単行本12巻収録) |
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糸師凛とマッチアップした烏が抜くことを諦めてパスを選ぶシーンで視線の先にいるのは乙夜である。
第102話「感じる世界」(単行本12巻収録) |
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最後の得点を賭けた試合再開時には勿論乙夜から烏にボールが出されている。というか再開時は全て乙夜から烏にボールが渡っているためわざわざ書くまでもないのだが。
「いくぞ乙夜!」
「ちゅーす ワンツー」
ここでは唯一掛け合いが描かれている。
第103話「全感覚体験」(単行本12巻収録) |
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第100話では説明を省いたが千切も潔も「烏・乙夜」と書いて「アイツら」と読んでいる。烏と乙夜は単体以上にセットとしての印象が強いようだ。
第104話「夢中」(単行本13巻収録) |
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第一試合が終了し、Bチームは4-5で敗北する。
ゴールを決めたのは烏―乙夜―乙夜―烏。
凛と士道が殴り合いの喧嘩を始めた際には「おーいいじゃん殺れ殺れー 俺好きだよこーゆーバチバチ」と盛り上がる乙夜に対して「ガキくさ こんなんに負けたんか俺らは」と呆れる烏が描かれている。
『俺らは』と乙夜のことも母数に入れているところがポイントである。
第107話「全試合終了」(単行本13巻収録) |
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試合の様子は描かれていないが結果が分かる。
第三試合のBチームの他メンバーは二子一揮、雷市陣吾、馬狼照英の3人。
Bチームは5-3で勝利。
ゴールを決めたのは馬狼―乙夜―烏―烏―乙夜。
第四試合のBチームの他メンバーは柚春彦、柊零次、曽倉哲の3人。
Bチームは2-5で敗北。
ゴールを決めたのは乙夜―烏。
全試合を通して烏が5点―乙夜が5点と非常に仲が良い。
第108話「11傑」(単行本13巻収録) |
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適性試験を終えて食堂のシーンに移る。さくらんぼを食べる乙夜と団子?を食べる烏が描かれているがコマが割られているため一緒に食べているかどうかは不明(ここまで来たら一緒に食べない理由もないと思うが)。
そして後に絵心からU-20日本代表のレギュラー発表がありDMFに烏、RWGに乙夜が選ばれる。図ったように続けて名前を呼ばれている。
第109話「戦闘集団」(単行本13巻収録) |
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レギュラー発表後、失敗は許されないと語る絵心に「世界一までの通過点だ」と告げる凛に続いてレギュラーメンバーが発言するシーンが描かれている。烏と乙夜は
「ほんま いまさらこんなんでビビる凡ちゃうで」
「むしろアガる」
と続けて発言をしている。
第110話「新参者」(単行本13巻収録) |
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ブルーロックミーティングルームにて絵心の話を聞く場面が描かれるが烏と乙夜は隣に座っている。
恐らくミーティングルームまで一緒に移動してそのまま隣に座ったと考えられる。
第111話「FLOW」(単行本13巻収録) |
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最終合宿のダイジェストが描かれているが烏と乙夜が並走する場面がピックアップされている。
第112話「大舞台」(単行本13巻収録) |
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潔の背中越しに烏と乙夜の姿を確認出来る。この時は互いに正面とも言えない微妙な位置に座っていたが絵心が来た時には烏が乙夜の後ろに移動している。
…ちょっと理解が出来ない。
そしてU-20日本代表と邂逅する場面では
「チッ さすがに昂るわ」
「うん 爆アゲ」
と会話をしている。
因みにユニフォーム番号は烏が6の乙夜が9である。
前回のユニフォーム番号が69と33だっただけに絶妙に3の倍数に囚われている。
これは深読みにはなるが乙夜のユニフォーム番号の33は3+3なら6になり3×3なら9になるため烏のユニフォーム番号の69を匂わせるものになっている。
偶然にしては出来すぎているがもし考えられているとすれば恐ろしくて何も言えない。
第116話「復讐者」(単行本14巻収録) |
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U-20日本代表に先制点を許した後、U-20日本代表メンバーを見詰める烏と乙夜の背が描かれている。意味深。
第119話「第三の矢」(単行本14巻収録) |
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セカンドボールを受けた烏がカウンターを仕掛ける際に存在しない弱点を創り出すために乙夜を利用する。
俺が使える最強の飛び道具―――
行けや乙夜!!!
「ブチ抜くぞ烏」
試合が始まってから乙夜をマークしていた蛇来弥勒と乙夜がマッチアップするが烏と乙夜のワンツーで突破を仕掛ける。
「1人でやるなんて言ってねーし」
(えぇぞ!スピード上げてその裏!!)
と互いの動きを理解し合っている言動が見られる。
ここで蛇来は乙夜に対して「あの大阪弁ポストマンとはいいコンビ」と評価している。
『俺が使える最強の飛び道具』――とんでもない言葉である。
第121話「1st HALF」(単行本14巻収録) |
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前話では攻撃に転じた烏が千切のパスを糸師冴に防がれたことで最終的なゴールを凛に奪われていた。
そのためか指示を出す凛の後に「ムカツクわあ」と独り言ちている。しかしそんな烏を宥めるように「とりま逆転」と告げる乙夜の姿が隣に見える。
そして残り時間を制しブルーロック11傑がリードしたまま前半が終了。それを各々が喜ぶ中で烏と乙夜は真顔で手を取り合っている。
第122話「ヘッドライナー」(単行本15巻収録) |
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観客席に立つ千切の母と姉を見た乙夜と烏が「おい 誰だあの可愛いコ」「非凡 美人姉弟やんけ」と恥ずかしがる千切を2人でからかっている。
第123話「世界一」(単行本15巻収録) |
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ロッカールームにて向かい合って座る烏と乙夜が描かれている。
しかし絵心と帝襟アンリがミーティングのために部屋に入ってきたところで何故か烏と乙夜は隣に並んで座っていた。
非常に不思議である。
絵心の話を聞く時はそばに居ないと死ぬのだろうか。
第149話「計画完遂」(単行本17巻収録) |
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U-20日本代表を相手に4-3で勝利を収めたブルーロックチーム。
ロッカールームにて椅子の上で上裸ではしゃぐ乙夜のことを転倒しないように後ろから烏が支えている。
そして絵心からの激励の後、烏と乙夜がハイタッチする様子が描かれている。
第150話「休暇」(単行本18巻収録) |
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U-20日本代表戦の後、2週間の休暇が与えられた。
烏と乙夜も共に休暇を過ごしているようで同じ場所に居座っている。烏は御影玲王、蟻生十兵衛、雪宮剣優と将来の話(株の勉強会等)、乙夜は渋谷の女の子の生態系チェックとそれぞれ目的は異なるようだ。
その後合流した皆で遊ぶことになる。
①UFOキャッチャーに挑む乙夜の台を揺らす蜂楽廻や時光青志に「揺らすな!」と怒鳴る烏。
②ビリヤードをする蟻生に「普通に打てって!」と怒鳴る烏の隣で棒高跳びの記録を測る乙夜。
③ボウリングの名前を「ニンジャリバンバン」にして欲しい乙夜と「ボケC」にすると言う烏。
楽しんでいるようで何よりである。
第152話「再始動」(単行本18巻収録) |
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休暇を楽しむメンバーに帝襟からブルーロックプロジェクト再始動の連絡が届く。
施設に到着しバスからメンバーが降りてくる場面で一緒に降りてくる烏と乙夜が描かれている。隣に座っていたのだろうか。
第154話「指導者」(単行本18巻収録) |
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絵心の話からブルーロックは第二段階に移り世界最高峰欧州5大リーグに身を投じることになる。
ここでイングランド、スペイン、イタリア、フランス、ドイツの中から「環境」を選びその国の指導者に教えを乞うわけだが乙夜はスペイン、烏はフランスと別の国を選んでいる。
以降新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)に入るため関わりは減るが他の国との総当たり戦となるためフランスとスペインの試合に期待である。
第170話「肉体革命」(単行本20巻収録) |
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新英雄大戦の全貌が明かされた後にドイツとスペイン、フランスとイタリアの試合が終了したところで現時点でのブルーロック内ランキングが明かされる。
烏は年俸1200万で7位、乙夜は年俸900万で8位と並んでいる。
第204話「戦友」(単行本24巻収録) |
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ドイツとイングランド、裏で行われていたイタリアとスペインの試合を終えた時点でのブルーロック内ランキングが明かされる。
今回フランスが試合をしていないため烏の年俸に変化は無く20位、乙夜は年俸2200万で15位となった。
第240話「トリプルジャンプアップ」(単行本28巻収録) |
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ドイツとイタリア、裏で行われていたフランスとイングランドの試合を終えた時点でのブルーロック内ランキングが明かされる。
今回スペインが試合をしていないため乙夜の年俸に変化は無く17位、烏が年俸2400万で16位となり堂々と並び立つこととなった。
第244話「P・X・J(パリ・エクス・ジェン)」(単行本28巻収録) |
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潔たちドイツ棟のメンバーがフランスとスペインの試合を観戦する際に、チームに投入された烏がボールを持った乙夜を妨害する姿が描かれる。
「げ うざカラス」
「カァ」
妨害に対して素直に嫌な反応をする乙夜と煽る烏の姿は肩を並べていたふたりでは聞くことのできない掛け合いだ。
余談だが烏と乙夜が同じ話中で描かれたのは2021年12月1日発売のマガジンに掲載された第154話以来である。
第246話「変則・変態」(単行本28巻収録) |
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フランスとスペイン、裏で行われていたイタリアとイングランドの試合を終えた時点でのブルーロック内ランキングが明かされる。
烏は年俸は3500万で15位、ゴールを決めた乙夜の年俸は跳ね上がり4200万で10位となった。
プロフィール比較
名前 | 烏旅人 | 乙夜影汰 | |
---|---|---|---|
誕生日 | 08月15日 | 10月09日 | 12月03日 |
年齢 | 18歳 | 17歳 | |
学年 | 高校3年生 | 高校3年生 | |
星座 | しし座 | いて座 | |
出身 | 大阪 | 愛知 | |
家族構成 | 祖母・母・父・姉 | 父・母・姉・妹 | |
身長 | 183cm | ±6cm | 177cm |
血液型 | A型 | O型 | |
利き足 | 右 | 右 | |
サッカーを始めた年 | 4歳 | 6歳 | |
二つ名 | 殺し屋・分析屋 | 忍者 | |
好きな食べ物 | 昆布茶 | チュロス | |
嫌いな食べ物 | イクラ | お漬物 | |
BESTご飯のお供 | キムチ | 可愛い女の子 | |
趣味 | 人間観察・人間分析・人間査定 | TDRめぐり | |
好きな季節 | 秋 | 夏 | |
キャラカラー | ダークブルー | 若草色 | |
好きな動物 | 鷹 | フェニックス | |
得意科目 | 現代文・化学・世界史 | 英語 | |
苦手科目 | 水泳 | 英語以外 | |
何フェチ | 声・話し方 | 匂い | |
されたら喜ぶこと | 放ったらかし | アガること | |
されたら悲しむこと | サプライズプレゼント | サガること | |
好きなタイプ | 頭が良くて強い女性 | 明るくて素直な女性 | |
初恋の年齢 | 8歳 | 3歳 | |
睡眠時間 | 6.5h | ±1.5h | 8h |
きのこorたけのこ | たけのこ | きのこ | |
地球最後の日には | 大事な人と一緒にいる | その瞬間を楽しむ | |
1億円もらったら | インデックス投資 | ナイトプール貸し切りでイケるとこまで | |
無人島に持っていくなら | 何もいらん | 何もいらん | |
タイムマシーンがあれば | 過去 | 未来 | |
CV | 古川慎 | 河西健吾 |
(EGOIST BIBLE / EGOIST BIBLE vol.2より引用)
余談
単行本13巻の表紙を烏が、14巻の表紙を乙夜が飾っているが二人の表紙を並べると背中合わせになっていることに留まらす鎖が繋がっているように見える。
本を開き内容を読まずとも表紙だけで関係性の深さを匂わせてくる2人にはお手上げである。