名前	凪誠士郎（なぎせいしろう）	御影玲王（みかげれお）
誕生日	5月6日	8月12日
年齢（学年）	17歳（高校2年生）	17歳（高校2年生）
星座	おうし座	しし座
出身地	神奈川県	東京都
家族構成	父・母・自分（放任主義）	父・母・自分
身長	190cm	185cm
足のサイズ	28.5cm	27cm
血液型	O型	B型
BL入寮前の所属	白宝高校サッカー部	白宝高校サッカー部
利き足	右利き	右利き
好きな選手	なし（知らない）	クリスティアーノ・ロナウド
サッカーを始めた歳	17歳	16歳
座右の銘	「めんどくさい」	「欲しいモノは全部手に入れろ」
自分が思う長所	喧嘩しない・平和主義・怒らない	何でもできるところ
自分が思う短所	めんどくさがり	何でもできて、すぐ飽きるところ
好きな食べ物	レモンティー	石垣牛のイチボ（親と旅行先で食べて舌が踊った）
嫌いな食べ物	カニ（カラをむくのがめんどくさい。むいてくれてる状態のは普通に食べる）	干しイモ（…喰うモン無くなって死にかけた時以外、絶対に喰わねえ。おいしくない）
BESTご飯のお供	なんでもいいよ（考えるのめんどくさいし。出てきたやつ食べる）	高級肉みそ（食べたことない？美味いよ。今度贈ろうか？）
趣味	スマホゲーム、スマホでマンガ、スマホで動画	学ぶこと、自分を高めること（意識高い系じゃねえよ。意識高えんだよ）
好きな季節	春（何も考えなくてもいい気分になるから）	冬（冬服の方が自分にしっくりくるから）
好きな音楽	くるり『奇跡』	the pillows『ストレンジカメレオン』
好きな映画	エターナル・サンシャイン	トゥルーマン・ショー
好きな漫画	ぼのぼの	カイジ、闇金ウシジマくん
キャラカラー	ブラック	パープル
好きな動物	ナマケモノ・コアラ・パンダ（生きるの楽そう）	ライオン（気高いから）
得意科目	歴史（人名と出来事を覚えればいいだけでしょ？）	全部（やりゃあ出来んだよ俺）
苦手科目	政治・経済（キョーミない。あ、くしゃみ出そう）	そんなものはない
よく読む雑誌	ジャンプ、マガジン、ヤンマガ、ヤンジャン	日経デジタル
されたら喜ぶこと	ほっといてもらえると	正当な評価
されたら悲しむこと	自由な時間を奪われること	色メガネ
好きなタイプ	-	萬田久子（のような大人の女性）
初めて告白された	-	小学校の先生から（多分、金目当て）
昨年の2/14チョコ数	0個	48個
睡眠時間	8.5時間	7.5時間
お風呂で最初に洗う	全部（めんどくさいから一気にいきたい。だから洗う時間は超短い。お風呂につかるのは好き）	髪の毛（シャンプーはアメリカ製。トリートメントはイタリア製）
コンビニでつい買う物	-	ビジネス書、ランチパック
よく使うスマホアプリ	Youtube、マガポケ、ジャンプ+、コミックDAYS、LINEマンガ、あとゲーム全般いろいろ	株アプリ
きのこ派orたけのこ派	めんどくさい（どっちでもいいし、どっちもおいしい）	たけのこ（リッチ感があるよね）
最近泣いたこと	大あくび	言いたくねえ
サンタの🎁何歳まで？	9歳（正体に気付いたから「もういらない」って言った。知らないフリするのダルイし）	12歳
サンタに要求した物	ガチャ10000円分	スティーブ・ジョブズと孫正義とマーク・ザッカーバーグの著書全て
地球最後の日何する？	だからめんどくさい（考えるのがムダ、なるようになるし）	大事な人に感謝を伝える
1億円もらったら	生活費にあてて働かなくていい生活を考える	資産運用（年3％で運用しても300万だぜ？それを複利で10年あれば〜ペラペラペラ）
休日の過ごし方	スマホでゲームか動画かマンガ見てゴロゴロしてる	朝はジムに行って、昼は読書（ビジネス書）、夜はプールとマッサージ
武器	超絶トラップ	あらゆるプレーに対応可能な器用さ
BLランキング	251位（BL入寮時）→221位→7位（二次選考開始時）→適性試験開始時TOP6入り（6位）	250位（BL入寮時）→222位→10位（二次選考開始時）
背番号	7番（白宝・二次選考〜適性試験・U20日本代表戦）、11番（チームV・新英雄大戦）	10番（白宝・二次選考〜適性試験）、9番（チームV）、16番（U20日本代表戦）、14番（新英雄大戦）
CV	島﨑信長	内田雄馬（幼少期:稗田寧々）

※キャラクターブック「EGOIST BIBLE」より

⚽️本編

出会い

2人の出会いは突然である。

御影コーポレーションの御曹司である玲王は経済的にも自分自身のスペックにも恵まれており、望んだもの全てを手に入れることができたため「俺だけの唯一無二の宝物が欲しい」と願うようになる。そして見つけたのが「Ｗ杯優勝」という夢だった。

玲王に跡を継がせたい両親から反対される中でどう達成すべきか考えていた時、階段で座っていた凪とぶつかり、凪の持っていたスマホが空中に放り出されてしまう。しかし凪は咄嗟に飛び出し、見事にスマホを空中でトラップ。

その凄技を見た玲王は凪をサッカーに誘うが「サッカーなんてやんないし、スポーツもやったことない」「頑張んなきゃダメなんて、サッカーってめんどくさいね」と言い自身の才能に自覚の無い凪。玲王は凪こそが選ばれた人間だと悟り（コイツが欲しい…!!!）と強く感じる。改めて「面白い!お前はそのままでいい!サッカーやろうぜ」と誘い、2人でサッカーを始めることになるのだった。

御影玲王の人生は退屈に満ちていたサッカーと凪誠士郎に出逢うまでは。

ちなみに、前日譚スピンオフ小説内ではこの時の出会いの凪視点が書かれているが、以下の文章となっている。

凪誠士郎、将来の夢はダラダラ暮らす。「熱くなれる日」なんて絶対に来ない……はずだった。

御影玲王と出逢うまでは。

一次選考・二次選考

一次選考

チームVに配属された2人は同チームの剣城斬鉄と共に次々と勝利して行き、伍号棟内最強チームとして潔世一のいるチームZと対決することになる。

ちなみに凪・玲王が本編で初めて潔たちと会話をした状況だが、食堂で凪が玲王におんぶをしてもらっている際に後ろから潔に声をかけられ宣戦布告をされるというなかなかシュールな絵面である。

そして始まったチームZvsチームVとの試合、序盤は強さを見せつけていたチームVだが、蜂楽廻の活躍により息を吹き返したチームZ追い詰められ、今まで負け無しだった玲王の頭に初めて「敗北」という文字がよぎる。

初めて見る玲王の焦燥の表情を目の当たりにし、今まで玲王のパスを待つことでゴールを決めていた凪が初めて「玲王俺やってみる」と自分で動きだす。「俺を試したい」と、好奇心という名の衝動が凪の中に生まれた瞬間であった。

「ねえ、玲王サッカーって面白いんだね」

こうして凪の覚醒により1点取り返すも、久遠渉の妨害や潔の覚醒によりチームVは惜しくも敗北する。

凪誠士郎の人生は退屈に満ちていた衝動を手に入れるこの瞬間までは

二次選考

3人組を作れという二次選考の2ndステージで、凪は一次選考で一目置いていた潔を自分・玲王のチームへ誘う。しかし潔側には既に蜂楽がいたため断られてしまう。すると凪は「じゃあ俺が潔のチームに入る」と言った。

「何言ってんだよ凪…俺と組むのは絶対（マスト）だろ…？」と困惑する玲王に「俺とお前で世界一になる。それは絶対だ。初めて感じたこの悔しさってやつの正体を知るために、俺は潔とサッカーがしたい」と告げ、ショックを受けながらも「…好きにしろよ」と呟いた玲王を残し、凪は潔・蜂楽と共に部屋を後にしたのだった。

この出来事がきっかけで、これ以降の二人の関係に大きな亀裂が生じる。

置いてけぼりをくらった玲王は、同じく潔に置いていかれた國神錬介と千切豹馬とチームを組み、凪への復讐へ燃える。

「玲王が必要だと凪に言わせてやる」

その後3vs3で、潔・凪・馬狼照英のチームホワイトvs國神・千切・玲王のチームレッドでのマッチが実現。

序盤はチームレッドが2点を決め優位に立つが、凪の止まらない進化に玲王は動揺。その後もチームレッドが主導権を握り試合が進むが潔が馬狼を喰ったことで展開がひっくり返り、玲王のスーパーパスを見読んでいた潔、凪のギャンブルパスカット、馬狼の覚醒等によりチームレッドが敗北。

引き抜きで凪は玲王、馬狼は國神を希望したが、潔の提案で最終的にチームホワイトは千切を指名。玲王にとってはまた凪に選ばれないという結果となる。凪は珍しく自分から玲王に声をかけにいき「あのラストプレーはお前だから仕掛けられたんだ、やっぱお前は凄いんだよ」と賞賛するが…

「だったら奪れよ」

「変わっちまったんだよお前は "2人で世界一になる"って俺との夢を忘れる人間にな見捨てるならちゃんと見捨てろよクソが…」

玲王は凪を睨みつけてそう告げたのだった。

ショックを受けた様子の凪は

「ここでお前を選べば満足なの…？」

「ワクワクもしないのに気持ちだけのチームになって…世界一ってそんな甘っちょろいことなの…？」

「俺らの約束忘れてんのはお前の方じゃん」

「面倒臭いよ玲王もう知らない」

と玲王に背を向けた。

直後潔からも「”選ばれる方”じゃなくて”選ぶ方”になれよなんのためにサッカーやってんだお前」「世界一のストライカーになる人間しか”青い監獄”じゃ生きらんねえぞ」と追い討ちをかけられ心が折れかけた玲王だったが、國神に「ここで眼を逸らしたら敗北者は終わりだ」と首根っこを掴まれ、その後士道龍聖・五十嵐栗夢、他2名の選手と共に三次選考進出となった。

適性試験・U20日本代表戦

適性試験（三次選考）

凪のいるCチームと糸師凛のいるAチーム、どちらのチームに入るか悩んでいる潔に「俺も同じだわ」と声をかける玲王。潔からは「凪のチーム一択じゃないの？」と聞かれ、「そうするつもりだったが迷っている」と明かす。

「二次選考の時凪（アイツ）がお前を選んでさ、絶対見返してやろうと思ってここまで来たんだよ俺…でも」

「TOP6まで成り上がった凪（アイツ）を見て、冷静に今の自分のレベルと比べたらさ」

「凪がどんどん手の届かない存在になってる気がして、横に並んで戦える自信が無いんだ」

「ただこのタイミングを逃したらもう、次は無い様な気はしてる」

「でもダメな俺を見せたらまた、凪はもっと遠くへ行ってしまいそうな気がして」

「……どうしたらいいかわかんなくなってる…」

そんな玲王の言葉を聞いた潔は決心がつき「俺もだ玲王」「ここで一緒に戦わなきゃ、もう二度と手の届かない存在になるかもしれない…その後悔だけはしたくないから」と、凛のいるAチームに入ることを決意。

そして今度は玲王が潔の「俺は俺が選んだ道を、間違いじゃないって証明してみせる！」という言葉に触発され、凪のいるCチームを選択し、試合が始まると同時に凪へ「俺のことちゃんと見てろよ」と声をかけた。

凛・士道率いるAチームとの試合開始後、雪宮剣優との化学反応によりスーパーゴールを決める生き生きした凪を見て、玲王は以下のように感じた。

俺じゃもうお前を満足させられないんだな…凪……

楽しそうな表情（カオ）しやがって…ヤル気なさそうに俺からのパスを受けてたお前とは───

「別人じゃねーかバカ…」

もうあの頃の凪じゃないんだな…

もう…俺の宝物（モノ）じゃないんだな…

そして凛や士道、凪などの「世界一のストライカーしかいらない・昂れない」人間たちを見て、くだらないと思いつつも心底眩しいと思うのだった。

その後玲王も「このまま無惨に消えてなくなる夢なら───全部脱ぎ捨てて俺もバカになってやる!!!」と開き直って、他プレイヤーの技を複写する「カメレオン」を開花させゴールを1点決める。能力が発展途上ということもあり試合には負けてしまうが、「俺の進むべき進化の道はたしかに見えた───」と手応えを感じた。試合後、凪は「負けちゃったね玲王…でもナイスゴールだった」と玲王に話しかける。

「スゲェ奴の武器を見て『複写（コピー）』って、器用なお前らしくて面白いよ」

「……でもまだ足りねぇんだろ？お前の求めるサッカーには…」

「うん」

「ハッだったら構うな…見下して待ってろ」

「わかった」

凪（おまえ）が追い駆けたくなるくらいの人間になって俺は必ず…欲しいモノを手に入れる

元通りとはいかないものの、二人の関係も少し前進した試合であった。

U20日本代表戦

スタメンに選ばれた凪とベンチ入りを果たした玲王。玲王は前半戦で1点目を決めた凪にハーフタイムの際「ホラよ凪、ナイスゴール」「でもまだ奪れるだろ、お前なら」と声をかけ、凪も「うん、玲王俺もっとイケる」と答えている。それを聞いた玲王も「あぁ、俺が1番知ってる…」と呟いた。

後半戦が始まってすぐ、足を負傷した二子一揮と交代した玲王。その時にも凪に「決めろよゴールお前はこんなもんじゃないだろ」と声をかける。士道を止める役割としてDFをまかされた玲王だったが、DFとして終わらずストライカーとしてもう一度凪とサッカーを…と考えていた。

U20のマッチポイントで士道に決められそうになるも我牙丸吟が「鯱」により防ぎ、ボールはまだコート上にあった。玲王は前半戦で凪が点を決めた技を『模写』し、前線にロングパスを出す。

「どんだけ視てきたと思ってる誰よりも俺が知ってる…凪誠士郎の『模写』だ!!」

そして玲王が放った超ロングパスが渡った相手は、DFが守りきると信じてゴール前にいた凪だった。

「ナイスカメレオン…熱っちぃのいただき」

ちなみにこの時の玲王のコピーは『完全模写』である。

しかし、この後で潔と馬狼によるボールの奪い合いの展開になる。

「おいやめろバカお前ら！せっかく玲王がくれたボール…！」

新英雄大戦（ネオエゴイストリーグ）

凪と玲王は千切と共にクリス・プリンス率いるイングランド（マンシャインC）を選択。

どんなプレイヤーになりたいか？理想のキミはどんなフットボールを望んでいるか？というクリスの質問に対し、玲王は「戦場（フィールド）を変幻自在に制圧してゴールを奪うストライカーになりたい」「もう誰かがいなきゃダメな選手じゃなくて、俺1人で世界一になれる力が欲しいです」と答え、凪は「潔に勝ちたい」と答えている。

vsドイツ

マンシャインCは初戦で潔のいるドイツ（バスタード・ミュンヘン）と対戦することとなり、「凪にボールを集めてゲームメイクと発想を促す、その隙をつき機会があれば1人でゴールを奪いにいってもいい」という方針の元、千切のゴールでマンシャインCが先制。

凪の才能に興味があるアギにゲームメイクを教わりながら凪もゴールを狙うが、まだまだヒヨッコの凪ではなかなか得点することが叶わず、試合は1-2でバスタード・ミュンヘンが優勢に。

186話「業」

超越視界（メタビジョン）を開花させ試合中どんどん化け物じみた成長を遂げる潔に対し「潔は潔、俺は俺」と割り切って、マンシャインCの方針に従ったプレーを心がける玲王。「俺はもう選ばれない人間にはならない」そう思うが、負けて強くなり凪がいなきゃサッカーできない俺じゃないと分かっていても、今でも凪に選ばれなかった二次選考のことを思い出してしまう。

つーかそもそもW杯優勝なんて…初めは俺1人で始めた夢だろ

それに凪を付き合わせて、勝手に理想を押しつけてた俺が悪いんだよ…

もう一度隣で熱く、生きていけるように───世界に証明するんだ御影玲王は1人で戦えると!!!

凪は悪くない、変わらなきゃいけないのは俺の方だと、後半戦に向けて改めて気を引き締めた玲王。しかし、その時だった。

「ねぇ玲王、潔に勝ちたいんだけど」

凪は「潔はどんどん成長していく」「今の自分では勝てる気がしない」「今全然サッカーが面白くない」と言い出したのである。玲王は今の俺には関係ないと拒絶するが、凪は「うん…でも───玲王とやってる時の方が俺、サッカーが面白かった」と言い、挙句の果てには「頼む玲王、力を貸してくれ。潔に勝つために凪（俺）には玲王（お前）が必要なんだ」と、玲王が過去に求めてたまらなかった言葉を言い放った。

187話「crossroad」

自分が始めた夢に凪を付き合わせてきた、もう一度隣で熱く生きていけるように一人で戦えることを証明する。そう決意した所で自分を頼り始める凪に腹を立てる玲王は「お前のコロコロ変わる気持ちで俺の意思振り回すようなコト言うなよ！」と告げる。しかしこの玲王の言葉に対して、凪は「…別に言ってない」と答える。そしてこう続けた。

「玲王がサッカーに誘ってくれたあの日から俺はずっと一緒だ」

二次選考で潔を選んだことも、イングランドを選んだことも、全ては”2人でW杯優勝する”という約束のためで、自分はそのために一番良い選択をし続けてきただけだと言う凪。「這い上がってきた今の玲王と凪（俺）なら、あの時倒せなかった潔に勝てると思う」と協力を仰がれ、玲王は「めんどくせぇわ…お前がマジで一番めんどくせぇ」と言うが、凪は「めんどくさいのはそっちでしょ同じコト考えてるクセに…」と話し始める。

「しないの？ワクワク」

「…それはお前のエゴか？」

「いや、夢」

この言葉に玲王は大きく動かされる。玲王が見つけて始まった夢が、今度は形を変えて凪の夢となったのだ。玲王は「めんどくせぇなぁ…」と言いながら笑う。

連れてってくれよ────今度は凪の夢に玲王を乗せて世界一まで

「サッカーやろうぜ」

188話「渦」

ミヒャエル・カイザーが苛立ちを隠せないほどに進化し続ける潔の姿を見て、モタモタしていたらゴールを決められて終わると感じた玲王は「もうこのマイボールで玲王・凪を証明するしかない!!」と、凪とワンツーで高速パスし連携し始める。

「いいよ玲王」

「お前のイメージ頭働く」

マンシャインCの方針と異なる2人の連携に、アギは「それじゃセイシローの創造性（クリエイティブ）にならない!!能動を奪うな!」と玲王に叫ぶが、ずっと望んではいけないと思い封印していた凪とのイマジネーションが溢れ出した玲王は聞く耳を持たず、進化した変幻戦術（カメレオンスタイル）を凪のゴールのために捧げると走り続けた。

「いくぞ凪…」

「うんいこうレオ。」

凪×玲王（おれたち）の一番熱い場所へ

189話「YES BOSS」〜190話「回天」

完全に共闘し始めた凪・玲王の無駄のない連携は止まることを知らず、挑戦的集中（FLOW）状態の玲王の動きに凪は快感を感じる。

あー良い…

凄っげぇキモチいい。

超越視界で潔やカイザーに動きを読まれながらも、玲王との連携で凪はバスタード・ミュンヘンゴール前で潔と1vs1の状況となる。

凪が二次選考で見せた二段式空砲直蹴撃を打つと見切っていた潔はヘディングで封殺しようとするが、凪はもう1度フェイクのトラップを入れ、更に後を追ってきたカイザーの前でもう1度トラップ。3連フェイクに動揺した潔がボディブロックを狙うが、凪は更に1度トラップした。

4連フェイクという超越視界を持ってしても対処のしようがない神業を前にした潔に「ありがとう潔…俺、世界一だ」と呟いた凪は、五連式回天空砲蹴撃を撃ち込み、マンシャインCが得点。

興奮から雄叫びを上げる凪は駆け寄って走ってきた玲王に気付き、ハイタッチを決めた。

なお、試合はこの後雪宮に先取され敗北することになるのだが、チームZとの試合で潔にダイレクトシュートを決められ敗北して以来ずっと凪が目標としていた「潔に勝つ」が今回の五連式回天空砲蹴撃でゴールを決めた潔との1vs1で達成され、凪はモチベーションが迷子状態となる。

また、BLTVを通して全世界に配信された凪の五連式回天空砲蹴撃はSNSを中心に「神」「日本の宝」「天才すぎる」など大きな注目を浴びたが、絵心は「違和感しかないゴール」「再現性が皆無」と批評した。

「才能以上の成功は身を滅ぼす危険を孕む」

「ここから試されるさ、凪（アイツ）の深層の”エゴ”が」

207話「ツーペア」

イングランド棟の大浴場で2人っきりの凪・玲王。

試合自体には負けてしまったものの、初戦にもかかわらず年俸価格凪8800万・玲王4000万という結果に玲王は「俺とお前の連携が世界に通用した事実の方が重要！」と喜び、風呂から上がった玲王は凪の髪をドライヤーで乾かしていた。

「玲王（おれ）の力で凪が超有名になるのが嬉しいの俺は！髪乾いた？」

「うんノド乾いた」

潔との勝負に勝ちモチベーションが分からず「世界一と言われても想像できない」「今すぐ世界一とかは無理かも」とコーヒー牛乳を飲みながら言う凪へ、玲王はFLOW的問題や凪の当初の目標（働きたくない、ずっとゲーム希望）を鑑み、「3億稼げ」とラムネを飲みながら提案。当面の目標が決まり、凪は玲王の顔を見ながら「てか、久しぶりだこのカンジ」と話し始めた。

「玲王がサッカーに誘ってくれた頃、たしか俺らこんなノリだったなぁって」

「俺、自分がここまで熱くなれる人間だと思ってなかった」

「ありがとね玲王、俺をサッカーに誘ってくれて」

凪の言葉に面食らった様子の玲王だったが「お前らしくねぇコト言うからビビったわ！大人んなったなぁ」と笑い、凪は「え、そーかな。思ってたコト言っただけだけど」と唇を尖らせた。

「いやいやこれで終わりじゃねーんだから！」

「こっからが玲王・凪（おれたち）の新しい始まり！」

「”青い監獄”を使って日本代表を勝ち奪って！」

「その中心になってW杯優勝する！だから凪…」

「お前はそのままでいい！」

「いくぞ”世界一”!!」

「……」

「うん、やってみる」

前向きな玲王を前にし、凪はそう言うが……

⚽️-EPISODE 凪-

公式”正史”シリーズのスピンオフ漫画として別冊少年マガジンにて2022年7月号から連載開始された、本編と全く同じ世界線の凪が主人公の物語。略称は「エピ凪」。

スピンオフ漫画となるが、本編同様に原作者の金城宗幸本人がネームを担当しており、作画も元ブルーロック本編のスタッフだった三宮宏太氏が担当しているため、本編と遜色のないクオリティとなっている。

単行本1巻にて原作者からは「『ブルーロック』の企画が始まる時に、いつか描きたいと思っていた裏ルートの『ブルーロック』の物語」、本編作画担当のノ村優介氏からは「凪・玲王ルート」と語られている。そのため、基本的には主人公の凪目線でストーリーが進んでいくが、玲王目線になる事も多い。

特に本編では多く語られなかった凪の心情（モノローグ）がエピ凪では多量に描かれており、本編で感じた凪への印象・凪&玲王の関係への印象が180度変わる人も多い。

また、本編では凪は玲王を「玲王（レオ）」と呼ぶが、エピ凪では凪から玲王への呼び方が基本的には「レオ」とカタカナ呼びであり、特定の場面で「玲王（レオ）」となる。更新時に「玲王」と表記されていたものが単行本収録時に「レオ」と修正されることがたびたびあるため、何らかの意図で呼び方が区別されている可能性がある。

劇場版の制作が決定し、2024年4月19日公開予定。

白宝時代

1話

凪と玲王が出会った後、2人がどのような学校生活を送っているのかが描かれている。

1話目では白宝高校サッカー部の初試合となる強豪・青森駄々田高校との試合シーンも描かれており、凪と玲王の圧倒的な実力とコンピブレーで何なく得点。

その姿が試合を視察に来ていた帝襟アンリの目に止まり、2人を青い監獄に招待することが決まる。

「お前はゴールの狙える所で俺のパスだけ待ってろ」

「へ…でもサッカーって11人でやるスポーツでしょ？いいのそんな自分勝手なコトして」

「いいんだよ関係ねぇ。俺はお前を世界一だと証明する」

「だから凪、お前は──────」

玲王（俺）だけを信じてサッカーをしろ!!!

「YES BOSS」

2話

凪と玲王2人のサッカー生活が本格的に始まった。白宝高校の女子生徒の「玲王くんずっとアイツ（凪）と一緒にいる」という話通り、玲王が凪に構う形で朝から夕までずっと2人で過ごしている。というかそもそも、この回に至っては本当に最初から最後まで凪と玲王が一緒に行動しており、1人で行動しているシーンが一切無い回である。

エピ凪では初の玲王におんぶされているシーンもこの回であり、凪が玲王に「俺と一緒にいるのめんどくさがらないからレオって変だよね」と聞いた際、玲王は全然許容範囲だと笑い、「お前と一緒にいると楽しいからな」と答えている。

目を大きく開き凪は面をくらった顔をするが、おんぶしている玲王にはその顔は見えていない。

玲王に「お前は？」と聞かれると、凪は「…んー、サッカーは別にやりたくないけど…レオといるのはめんどくさくないから良い」と答えた。

そして、その後2人は青い監獄に招待される。

絵心甚八が話す「世界一のストライカーになれる」という青い監獄の概要や理念を聞き、潔をはじめとしたエゴを刺激された高校生たちは青い監獄の入口へ皆走りだし、絵心と凪と玲王、3人だけが会場に残った。

玲王は行くつもりでいたが、凪は絵心の話を聞いてもなお「行かないよ。めんどくさそうだし、きっと退屈ですぐ帰りたくなる」「W杯の決勝ゴールなんて、俺には簡単に思い描けたし」と言い、その言葉を聞いた絵心は「お前みたいな自称・天才くんは世界にいくらでもいる」と、帰るように促す。凪は帰ろうとしたが、玲王が大声で「凪はそこら辺にいる天才もどきじゃない…!!」と絵心に言い放った。

「2人なら…俺たちならできる!!」

「…2人？なんだそりゃ世界一は2人も存在しないぞ？」

「じゃあ凪を世界一のストライカーにする!それが俺の”エゴ”だ!!」

玲王に胸ぐらを掴まれてそう宣言された凪は「…待ってレオ俺やりたくないって…」と言うが、玲王は凪の顔を覗き込み「うるせぇ黙れ…信じろ凪…」「昼寝よりゲームより面白い人生に連れてってやる!!俺がお前を退屈にさせない!」と返した。それでもまだ若干渋っていた凪だったが……

「わかったよ…じゃあ信じるけど、1個だけ約束ね…」

「最後まで一緒にいてよ」

凪のこの約束に対し、玲王は笑いながら「なんだよそれお前のエゴ？」と尋ねるが、凪は「約束だよレオ」と言う。玲王は「あぁ凪。約束な」と返し、2人の間に約束が成立した。

本編では”2人でW杯優勝”という夢が約束を指しているのかと思われたが、「最後まで一緒にいて」という約束がここで交わされていたのである。

凪の「最後まで」というのが不明確なこともあり、後にこの約束が2人の展開に大きく関わってくるのであった。

オニごっこ

3話・4話

青い監獄での最初のテストである「オニごっこ」が描かれている回。

斬鉄に顔面にボールを当てられオニになってしまった凪は「俺が負けて帰る」と言いロッカー際に座り込むが、凪を脱落させるわけには行かない玲王が代わりにオニになり斬鉄をオニにすることに成功。

しかしその後、斬鉄が壁に向かって放った無差別シュートが跳ね返り玲王の顔面の方へ向かう。「ヤバいやられた…」と玲王が思った瞬間…

「あーそれダメ」

さっきまでロッカー際で座っていたはずの凪が玲王の前に割って入りボールをトラップ。

「レオがいなくなるのは俺が困る」

「約束したっしょ？一緒にいるって」

そう言いながらボールを斬鉄に蹴り返し、避けた斬鉄の後ろにいた舐岡了に当たりオニごっこは終了。

「帰る理由作ろうとしただけだろぉ!!」と玲王は凪に後ろから飛びかかって怒るが、「サンキュな凪！」と感謝の気持ちを伝えた。

一次選考

6話

一次選考が始まり、まだチームとして連携はできていないものの、凪・玲王・斬鉄の個々の圧倒的な実力でチームYとの試合も快勝したチームV（5話）。玲王が大食堂でチームVの面々とおかずトレードをし人心掌握帝王学を発揮している中、大浴場で居合せた凪と斬鉄は雑談を始め、なぜサッカーを始めたかという話に。

「世界一のストライカーになって、世界一尊敬されるバカになる。それが俺の夢だ」という斬鉄に対して、凪は自分がサッカーをはじめた理由について「…んーまぁレオのおかげ。ってかレオのせい」「俺は付いてきただけだから。アンタみたいに立派な夢とか無いよ」と語る。

未だ玲王と打ち解けていない斬鉄が凪へ「御影玲王のどこがいいんだ？」と尋ねると凪は以下のように答えている。

「んーなんだろ。初めてだからかもしれない」

「こんな面倒臭がり屋の俺に…興味を持ってくれた人間（ヤツ）」

8話・9話

7話目にて斬鉄との連携でチームWにも快勝したチームVと、馬狼率いるチームXとの試合が始まり、早速3点先取したチームV。

しかし馬狼の個人技術は非常に高く、玲王からのパスを奪われた凪は「指示待ち奴隷が」と煽られ、玲王も肩を掴み馬狼のシュートを阻止したが「これでも楽勝か？ヘタクソ共」とゴールを決められる。凪は体勢を崩し転倒しかける玲王を抱えながら、馬狼に先ほど言われた言葉に反論した。

「奴隷じゃないし」

「俺はレオの相方（パートナー）だし」

対して馬狼は「世界一は”独り（ひとり）の王”って意味だ」「2人1組（ニコイチ）で仲良しごっこしてぇなら地元でやってろ奴隷コンビ」と、世界一は独りという主張をしたが、珍しく怒りを露わにした凪は反論を続ける（この場面の凪は作画担当者からハッキリ「キレ凪」と言われている）

「別に俺、アンタみたいにサッカーやりたいワケじゃないし」

「暴論ふりかざしてレオフッとばした、アンタのその面倒臭い所がムカついただけ」

馬狼に「…お前もお揃い（ペアルック）でフッとばしてやろーか？」と煽られ、凪は「あ？」と馬狼に詰め寄ろうとするが、玲王が間に入り「はいはいストーップ凪くん」「勝ち負けはプレーで示しましょー」と仲裁し、事なきを得て後半開始。

（そう！お前は俺だけを視てればいいんだよ凪…）

「あと3点取って高級安眠ベッド獲得だろ!?」

「うんわかってる」

「ちょっと余所見しただけ」

凪が得点を決め、勝利まであと1点となったチームV。しかし馬狼はまだ「そんなつまんねぇゴール決めて満足か？」「世界一になるストライカーってのはな…死ぬまで孤独なんだよ」と凪を煽り続け、もう1得点を決めた。

思う所がある様子の凪は「奴隷いきます」とわざと馬狼のいる所へ向かい、馬狼に魅せつけるように玲王からの高速グラウンダーパスをノールックで寸止め踵トラップ。

「これでもつまんない？」

馬狼に体を掴まれるが突き返し「あーあー奴隷にヤられるとかアンタ…王様失格」と馬狼を煽った凪がゴールを決め、チームVが勝利。

直後玲王は「おいおい凪ぃ!面倒臭がり屋にしては激しいゴールじゃんか!」「俺のため!?」と凪の頭を撫でながら尋ねるが、凪は「え…別に」と答えている。

試合後、馬狼は凪を「なにが面倒臭がり屋だ…とんだエゴイストじゃねぇか…」と評価しているが、その後凪自身は何故あんなに自分が頑張ったのか分からず「これがエゴってヤツ…？」と思いはするものの、思考放棄している。

10・11話

9話のラストからストーリーは凪と玲王の本編登場時点に追いつき、チームZとチームVの試合が描かれている。

チームXとの試合でなぜ自分があんなに頑張ってしまったのかが分からないという凪の自問のモノローグが続き、モヤモヤしたままチームZとの試合へ。

自問しながらも圧倒的な実力でチームZを追い込んでいくチームVだったが、蜂楽の活躍をきっかけに流れが変わり、追い込まれる。「凪・レオ・斬鉄（おれたち）、負けんのかな」と考えていた凪だったが

レオもあんな表情（カオ）するんだ…

このままでは負けるという感情が顔に出ていた玲王を見た瞬間、頭では答えが出ないまま凪の身体は動きだし、サッカーに熱さと面白さを覚えた。何故熱くなっているのか考えることは放棄しココロに委ねて圧倒的なプレーを続けるが、チームVは敗北。

最後、試合終了の決定打となったダイレクトシュートを決めた潔に凪は光（人間が生まれ変わる瞬間）を観た。

熱くなった”理由”も、”答え（ゴール）”も、”熱も”全て潔に奪われたと感じた凪は、初めて本気で戦って負けるという”悔しさ”を知る。

なお、玲王の焦った表情を見て動き出した凪のシーンはノベライズ版では以下のように書かれている。

呆然と立ち尽くす玲王を見た瞬間───凪の身体は、無意識のうちに動き出していた。

今、玲王を助けられるのは、自分しかいない。

「俺に渡せ！」

二次選考

12話

チームZとの試合以降絵心曰くエゴに目覚めた凪は以前とはうって変わりストイックに練習をこなすようになり、一次選考終了後の二次選考1stステージも無事にクリア。

3人組を作れという二次選考の2ndステージにて潔と組みたいと思っていた凪は、玲王と2人で潔が来るのを待っていた。しばらくして潔と蜂楽がマッチングルームに入り、2人の仲が良い姿を見た凪は

蜂楽（アイツ）にとっての潔はきっと必要な存在なんだ

凪（おれ）とレオみたいな関係（もん）かな

と感じる。潔を自分と玲王のチームに誘った凪だったが、蜂楽と組むつもりの潔から断られ…

ごめんレオ…ちょっとだけワガママ言わせて…

「じゃあ俺が潔のチームに入る」

凪は玲王と離れ、潔についていくことを選択した。本編では凪が何を考えているか分かりづらかったシーンだが、モノローグの中で凪は以下のように語っていた

そんな表情（カオ）しないでよ

俺レオといるのは好きだよ──────

めんどくさくないし居心地良いし楽しいし

でもレオが見せてくれた世界一の夢はきっとあの瞬間に一度終わったんだ

「そのままでいい」ってレオ（おまえ）は言ってくれたけど…

もう一度レオ（おまえ）と世界一を夢見るために─────

変わりたい

いまの凪・レオ（おれたち）じゃダメなんだ

変わって強くなってまた巡り逢いたい

13話

糸師凛率いるTOP3と凪・潔・蜂楽チームの試合が始まった最中、本編では描かれていなかったマッチングルームにて1人取り残された玲王の様子が描かれている。

自分の才能に気付き、熱さを覚え、潔に負けて悔しさを手に入れた凪の姿が本当は嬉しかったのに、凪を変えたのが自分ではないことを認めてしまったら凪の隣にいられなくなる気がした玲王は、自分の感動に見て見ぬフリをして蓋をした。しかしそれでも凪は止まらない。

玲王は凪が潔を選んだ瞬間に自分が思っていた本心、言えなかった言葉を思い返して、涙を堪えていた。

いいよ凪行ってこい

夢の先でまた逢おうぜ

言ってしまったらお前がもう二度と戻ってこないような気がして

2人のあの夢がもう消えてしまいそうな気がして

怖くて寂しくて俺は弱くて──────

人間（ヒト）が変わっていくってコトが

こんなにも残酷だなんて

知りたくなかった…

その頃、凪はTOP3との試合に負け蜂楽を取られ、自分がどんどん変わっていくことを実感していた。

まだ帰りたくない　もっとサッカーがしたい　勝ちたい　強くなりたい

こんな自分がいたなんて、”青い監獄”に来なきゃ知れなかった

レオ（おまえ）に出逢わなきゃ手に入んなかった

ねぇレオ、また逢ったらさ…話したいコトがいっぱいあるよ

変わってくってこんなにもワクワクするんだね

14話

マッチングルームに来た國神・千切からチームに誘われた際「優秀・器用だから」と言われ、先ほどまでの感情を置いて凪へのイライラが勝った玲王。

千切に「俺らは潔を、お前は凪を潰すための『復讐（リベンジ）同盟』ってコトでどうよ？」と手を差し出され、新しい業務提携として前向きな気持ちで心機一転マッチングを成立させた。

しかしトレーニング後に仲が良さそうな國神・千切を見て白宝時代の凪と自分の姿を重ね、玲王はまた凪と離れたマッチングルームでのことを思い出し、凪や凪との関係に関してマイナス思考になっていた。

俺は…今の俺が嫌いだ…

浴場でまた涙を堪えながらそう考えていた際、偶然凪・潔・馬狼チームと遭遇。

感情がぐちゃぐちゃになっていた玲王は凪の姿を見て「俺モ変ワレ凪倒ス」という思考に陥り、玲王との再会を喜びハイタッチをしようとした凪の手を叩き払い、「もう俺とお前は宿敵だろ凪…」「俺を選ばなかったお前を俺はここで叩き潰す」と宣戦布告する。

玲王はいろんな感情でいっぱいになっているが、手を跳ね除けられても凪の気持ちは全く変わらなかった。

ズレた歯車は二度と元には戻らない

それでも凪誠士郎は────…

一途に 2人の夢の続きを信じていた

⚽️EGOIST BIBLE

青い監獄でのある日の日常

凪の場合

「どんなゲームしてんの？」って潔が聞いてきたから、

「やってみる？」って渡したら、ド下手ですぐ死んだ。

玲王の場合

凪に「ゲームやらして」って言ったら断られた。

「どーせ玲王はすぐ上達して、すぐ飽きるから」とさ。

俺のコトわかってんなコイツ、と思ったけど、ちょっと寂しかった。

上記の通り、凪と玲王で話題が繋がっている。

玲王の性格をよく分かっているからこその凪の対応だが、玲王は少し寂しかった様子。

原作者・本編作画担当者インタビュー

「動かすのが楽しいキャラは誰か」という質問の延長で、原作者から語られた一言

玲王はどういじめるかって感じですね。

例えるなら、モテる女の子(玲王)に、初めてなびかない男(凪)が現れて、人生がぐちゃぐちゃになっていくっていうイメージで描いています。(笑)

二次選考に関しての質問の延長で、原作者から語られた一言

僕、ここで玲王が凪に選ばれずにフラれた時の顔が、全編通して1番好きな顔かもしれないです。(笑)

凪の表情とのコントラストがめっちゃいいです。

お友達になりたいキャラは誰？という質問に対する原作者の回答

玲王はいろんなところに連れていってくれそう。でも、そうなると凪がついてくるのか？

⚽️アニメ（あでぃしょなるたいむ！）

アニメの各話ED後に描かれる、主要キャラクターの日常生活を中心としたショートアニメ

「押しかけ女房玲王」／8話

まだ青い監獄に行く前の凪＆玲王の、お世話しお世話されな様子が描かれている。自転車に二人乗りしているところ等、一部エピ凪2話目とリンクしている内容。

原作者が1番好きなあでぃしょなるたいむ！である（円盤2巻のコメントより）

「恋する乙女？玲王」／15話

二次選考で凪に置いていかれた玲王が國神・千切とチームを組んだ後、歯ブラシをじっと見つめ「凪は戻ってくる…凪は戻って来ない…」「戻ってきても、凪に冷たくする…凪に冷たくしない…」と花占いならぬ歯ブラシ占いをしていた様子が描かれている。

このあでいしょなるたいむ！がきっかけで、公式展示会（ブルーロック展）に合わせて行われた「投票上位のモノを展示会会場で凪がトラップするかも？」という企画「凪誠士郎なんでもトラップ選手権」にて、14種類のトラップ候補の中から見事に玲王の歯ブラシが1位に輝いた。

「凪の学園生活」／20話

まだ青い監獄に行く前の凪＆玲王の白宝高校での授業風景の様子が描かれている。凪が授業中に居眠りしているのを横で玲王が見ている等、一部エピ凪1話目とリンクしている内容。

2人は同じクラスではないため選択授業以外で同じ授業を受けることは無いはずなのだが、何故か1〜3限まで凪と玲王が同じ教室にいる。

ちなみに凪が飛び起きて答えた単語は「ミノフスキー粒子」である。

⚽️グッズ関連

エテルノレシコラボシルバーアクセサリー

エテルノレシとのコラボにて9キャラ分のデザインのキャラクターモチーフイヤーカフ・リングが発売されたが、各キャラ造形が異なる中で凪と玲王だけ全く同じデザインである。

凪と玲王のモチーフリングの販売ページのみサンプル画像に他のキャラのサンプル画像には無い2つのリングが重ねられた画像があり、商品の説明欄には「重ね付けできるデザインになっており、バディリングとしてオススメです」と記載がある。

プリンセスカフェポップアップショップ

プリンセスカフェにて開催されたポップアップショップで販売されたグッズで花婿姿を思わせる白タキシード姿のSDイラストが8名分公開され、アクリルスタンド等のグッズが発売された。

各キャラそれぞれブーケを持つ・足元に置くなどしている中で、凪だけはジャケットの胸ポケットに一輪白い薔薇を刺しているだけでブーケはどこにも無く、代わりに玲王が凪の分のブーケも持っている。

標識風キーホルダー vol.2

道路標識風にデザインされたトレーディングキーホルダーにて、凪と玲王の自転車2人乗りのイラストを使用したデザインがあるが、名称が「押しかけ女房横断帯」である。（元標識名称は「自転車横断帯」）

ブルーロック×CHARACHA FavoteriAコラボカフェ

クマ耳のフードを被った可愛らしい衣装の7名分のイラストが公開され、全キャラ周りにクマのぬいぐるみと色とりどりの花が添えられている。

1人1人花の種類や色が完全に異なるデザインとなっているが、玲王のクマ耳フードについている花冠の花が凪の周りにある花である。そして、凪は眠そうな顔で自分の周りの花を使って花冠を作っている。

ブルーロック×MINISTOP

コンビニMINISTOPとのコラボで、6名がMINISTOP商品を食べているイラストが公開された。

潔、千切、凪、玲王がアイスを、蜂楽、凛がホットスナックを食べているイラストとなり、各自自分の持っている商品を食べようとしている中、凪と玲王はあーんしている。

キャラ単体のアクリルスタンド等のグッズも販売されたが、単体だけで見ると凪は自分のアイスを食べずに大口を開けて待っているイラスト、玲王はアイスを誰かにあげようとしているイラストとなるため、2人セットで揃えないと絵面がシュールなグッズとなってしまう。

⚽️その他

「“愛が重い”キャラといえば？」アンケート＜2023年版＞

アニメ！アニメ！が実施した「“愛が重い”キャラといえば？」と題した読者アンケート（2023年版）では、愛が重いと評される数々のキャラクターを抑え、相棒である凪への気持ちが重すぎる等の理由で玲王が1位に輝いている。2024年版では2位だった。ちなみに、にじめんによる2024年版も玲王が1位に輝いた。

参考リンク:“愛が重い”キャラといえば？ 3位「呪術廻戦」乙骨憂太、2位「A3！」碓氷真澄、1位は現在放送中タイトルから…＜23年版＞

ファンからは「愛が重いのは凪の方では？」という意見もある。原作読者にとってもその時々で印象も変わっていると思われる。