CV: 斎藤千和
概要
漫画家・ぬじまのWEB漫画「怪異と乙女と神隠し」に登場する怪異、白い化猫娘(おとめ)。
初登場時は沢山の猫たちに交じり「おっちょちょいのちょい」と唄いながら踊っており、後に彼女の正体は和洋にある伝承・怪談「猫の王」が顕現した異存在と判明する。
そして縄張りを荒らす主人公達・化野蓮と緒川菫子の前へ出現する。
怪異像
猫耳が生えた短い白髪が特徴の化猫娘。ギザ歯で、感情が高ぶると猫目が黒白目のような容貌にもなる。
ヘソ出しの露出が大きい恰好をしており、ペッタンな姿が色っぽい。
和洋の伝承・怪談「猫の王」が混ざった風の怪異猫。語尾に「にゃ」が付く。
王様の称号が冠される程に影響力は多大。数多の猫たちを従え、手下猫の言葉を解し、それで「なにか変わった情報を持って来た猫」の報告にて主人公達・化野蓮と緒川菫子の動向を知る。
2人が住む街を縄張りとしていた「猫の王」にとって、自身の統括(まとめ役)を乱す障害と認定し表舞台へ登壇する。
備考・余談
猫に踊らされる様を唄う
初登場時に、おちょちょと唄って踊っていた「猫の王」と手下猫たち。作中で曲解説はなかったが、この歌曲は江戸~明治の時代で広まった流行歌・端唄『おっちょこちょい節』であり、俗曲『猫じゃ猫じゃ』でも知られる娯楽作。人間の観点では「猫を言い訳にしている間抜け話」な大要だが、別解釈でネコの観点では「猫(わたしたち)に踊らされる可笑しな人間模様」を謳った様な笑い話。
2024年アニメ版・第9話で映像化。原作漫画とは違った良さを表現した趣向が練られており、原曲と同名曲『おっちょこちょい節』で現代風・エレクトロな曲調として作曲されている。さらに動画的演出で、踊り様が艶めかしく楽しげな「猫の王」は必見。
アニメ版の重要猫
2024年アニメ版・第11話から本格登場する「猫の王」によって、物語は大きく動く。作者・ぬじまが【マンガだと猫と和解成立しないルート入る】と紹介された様に、アニメでは猫と和解し、本作「怪異と乙女と神隠し」はもう一つの終わりへ向かう。
作品制作側からすれば、物語を動かす重要猫(キーパーキャット)の存在となった化猫娘である。
演者の猫縁
アニメ版で声を吹き込んだ演者・斎藤千和は、出演作〈物語シリーズ〉にて怪異へ関わる女性(メインヒロイン)を担当している。この長期作品で、白い怪異猫と対峙する場面も演じており、奇怪な猫の縁がある。
因みに白い怪異猫の声優・堀江由衣は、本作「怪異と乙女と神隠し」で何でもは知らないけど主要人物の女教師を演じている。
制作裏話
作者の𝕏️(前代・Twitter)にある設定画集【結果こうなったよ。】では、ギザ歯をみせて「ニシシ」と笑うなど、悪戯っ子みたいな様子の彼女が描かれている。
これは再設定(リデザイン)された画で、併せて公開された没の設定画集【クソガキ系褐色銀髪幼女】は、これもこれでアリだけど難しい事情があったらしい。
関連タグ
関連外部リンク
作者・ぬじまの𝕏️(前代・Twitter)には設定画集などの投稿(ポスト、前代・ツイート)があり、猫の王が描かれた設定集もある。
- 設定画集【結果こうなったよ。】
- 没の設定画集【クソガキ系褐色銀髪幼女】