解説
CV:幸村恵理
漫画家・ぬじまのWEB漫画『怪異と乙女と神隠し』に登場するもう一人の女性人公(ヒロイン)。
謎多き化野兄妹は、ある時を境に作家志望・緒川菫子(おがわ すみれこ)と共に不可思議な怪異の世界へ立ち向かう。
容姿
紺藍寄りの長い黒髪と渦目で容姿端麗の美少女。朴訥(ぼくとつ)に見えるが感情豊かで、ムスリとむくれたりなど色んな表情をみせてくれる(この子 さては可愛いな)。
アクシデントで急遽メイド喫茶の従業員になった際は、乙の容姿と相性は抜群で、絵に描いたようなハマリっぷりの給仕をやってくれました(グッ👍)。
人物
お嬢様学校・コオネ女学院に通う中学生。親しい友人からは「オッちゃん」と呼ばれている。
兄の蓮とは仲が良い…というかベッタリ気味。兄の仕事仲間である菫子が彼と一緒にいる場面をみると明らかな嫉妬をみせる。それもあって、ある怪異の件で菫子と行動を共にする際、彼女を「若作り」や「団地妻」と呼び嫌味な態度をとるが、少しずつ打ち解けていく。
甘味物(スイーツ)・お菓子に釣られやすいなど、お子ちゃまな所がある。急遽メイド喫茶の従業員になった報酬でパフェをご馳走になった時は、沢山のパフェをペロリと平らげた。そうとう甘い物が大好きっ子ちゃんのようだ。
小さな鉢に植わった植物(兄の蓮曰く「友達」)を大切にしている。それは、アニメ映画であったあのシーンをやってあげたり、お泊りする時には大事に抱えて持ってくる、といった相当の思い入れがある様子。
実際は心優しく、不遇な人と知り合えば手助けをする好人物。だがその行動は、かつての自分と重ねてしまうからこそ、自分のような不幸に遭ってほしくない願望からの姿勢が強い模様。しかし、その行動は乙の実力と見合っておらず行き詰まる事もあるが、その心根は確かな行いから、次の道筋へ繋がる事もある。
乙の兄・蓮を含め、二人には周囲に打ち明けられない事情があり、その為に思いがけない場面で周囲とズレた言動をする。
急遽、乙が通う学校の教員・畦目(うなめ)先生のお家へお泊まりする事になった時は、仏壇を前に「そこに死んだ人が居るの?」と、日本で当たり前の風景を初めて見るような、これが今時の若い子の反応なのか、不思議な発言をした。
まるで別世界の住人みたいな言動だったが…。
単行本1巻の番外編では、日常生活に支障はないが「こっちの文字をスラスラ読めない」障害があると判明。
単行本2巻の番外編では、(お風呂シーンと共に)大人の女性たち2人と体型を比べて、乙が一人ムスっとする場面。子どもとはいえ、乙女としてその差を感じる辺りは、如何なる世界でも通ずる感性…というより、比べる対象が気にならざるをえない恵体だったと素晴らけしからん一幕なのだろう(因みに、乙は大人の女性たちへ直接的な意思表示をしてモヤモヤな気持ちをスッキリさせた)。
異能
兄・蓮のように「怪異のあった痕跡を標識として視認する」異能を持つ。詳細は不明たが、兄のように「見分け」が出来ず、何かの精度は劣る模様。
蓮のように異物の品を嗅いだり、怪異を退けるような「目(名称不明)」を使えるかは不明。彼女の言動から使えないと思われる。
目的(ネタバレ注意)
謎多き兄妹・化野蓮と化野乙は、緒川菫子のいる世界とは違う世界から来た異界からの漂流者。
自分たちがいた元の世界に戻る手段として、異界へ通ずる駅「駅ぎらさき」で最果てにある元の世界まで乗車するへ見合った対価の怪異を探している。
生きて故郷に帰る事が化野兄妹の目的だが、それは決して安心できる手段ではない。言葉通り命を削る事態とも向き合って、2人は「こちらの世界」で生活する術を身に付けつつ、様々な怪異を追ってきた様子。
また蓮と乙は事情が異なるらしく、蓮は妹を待つ人・探す人がいると信じて無茶をしている事が窺える。乙はそれを察して兄にこれ以上無理はさせまいと、より心を強くして怪異を追っているのだった。
関蓮タグ
関蓮サイト(外部リンク)
作者・ぬじまの𝕏️(前代・Twitter)には設定画集などの投稿(ポスト、前代・ツイート)があり、目が怖いや無言ではしゃぐといった乙が描かれている。
- 設定画集【目が虚ろな後輩_その1】
- 設定画集【目が虚ろな後輩_その2】
- 2021年の年明け恒例で、例のアレな姿になった乙女たち!