「好きなもんに理屈なんぞいるかいッ!ただ好きでおればええんや!」
CV:稲葉実
人物像
「ガンプラ心形流造形術」の創始者で、ヤサカ・マオの師匠。
師匠という言葉がピッタリな貫禄のある老人で、リカルド・フェリーニなど世界に名だたるガンプラファイター達にもその名を知られている有名人。ラルさんとも面識があり、イオリ・タケシとも因縁浅からぬ間柄。
道場の他に整骨院を経営している。
飄々として掴みどころの無い性格の持ち主だが、「楽しむ」事に対しては真剣であり、「勝負」に拘るあまり「楽しむ」事を忘れたマオを一喝する一面も見られた。彼が心形流を拓いたのも、ひとえにガンダムとガンプラを「楽しむ」為である。
ガンダムシリーズの女性キャラクターでは特に機動戦士ガンダムSEEDのマリュー・ラミアスがお気に入りであり、彼女の「巨乳」に強く惹かれている模様。
また、決勝戦の前夜祭では最近よくない事ばかりですっかり落ち込んでいるマオを徹底的に鍛え直そうとした一方で、イオリ・リン子に鼻の下を伸ばしてラルさんと一触即発の状態になるが、そこに現れたタケシがリン子と熱い抱擁を交わす様を見せつけられてガックリと肩を落としていた。
バトルでは主にクーロンガンダムを改造したガンプラを使用。エフェクトに「ガンプラ心形流」の文字が躍るように設定している。
また、自宅にはバトルシステムの設置は勿論、様々な作品のガンプラをベースに独自の改造を行ったガンプラが多数飾られている他、ガンダムシリーズの女性キャラクターのフィギュアも飾られている。
マシタ会長が巨大アリスタを暴走させた際には一部を金色に塗装したマスターガンダムを使用してマオ達に加勢し、ラルさんのグフR35と共にモックの大群を蹴散らす大活躍を見せた。
その後、マオと共に自由な発想で組み上げたガンプラを見せ合う姿が描かれている。
『GMの逆襲』では、ラルさんと共にタケシ達国際ガンプラバトル公式審判員に協力し、怪しい動きを見せ始めたガンプラマフィアの行方を追っていた。
余談
彼の自室に飾られている改造ガンプラは一般公募のオリジナルモビルスーツ選手権の受賞作品であり、特別賞として出演を果たした作品群であり、最終回でマオと作ったガンプラは小松未可子・國立幸両氏がガンダムブレイカーで製作したもの。
また、彼がファンであるマリュー・ラミアスを演じた三石琴乃氏は、本作の主人公であるイオリ・セイの母親イオリ・リン子役で出演しており、稲葉氏本人も同作品で地球連合軍のウィリアム・サザーランド役として出演している。