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CV:山崎和佳奈

概要編集

メルザード一族の支配者である全能の巨大

ただし一度だけクワガタイタンに憑依して一体化した際は等身大のサイズになった事もある。


その正体は前作で登場したガオームと同じく“闇の意思”の子孫であり、物語の終盤において自ら“闇の意思”の後継者となった。なお、後継者になった際には胸に闇の刻印が生まれ強化された。


なお一族の母であるが、一族からは親というよりも畏怖の対象となっている。


自身の体の一部でもある戦闘要塞メルザードスと直結して自身の生体エネルギーで要塞を動かしている為、自らが戦場に姿を現す事は無く、普段は子供たちに作戦を任せて叱咤激励し、作戦失敗時には粛清を行っているが、第35話で初めてビーファイターたちの前に姿を現した際は、ビークラッシャーを援護した事もある。

また“闇の意思”の後継者になってからは組織を再編し、自らも積極的に作戦決行などに関わるようになった。


その性格は非常にして冷酷。息子であるライジャデズルに対して兄弟愛は不要と説き、一度2人が兄弟同士でいがみ合うのを止めて協力し合おうとした際は激しく激昂し、“闇の意思”の力で強化復活を遂げ怪人を生み出す能力を得た際は表面的には強化を喜びつつも、内心では自身を脅かすのではないかと疎ましく考えていた。

その一方でライジャには目を掛けていたらしく、後に一族の跡継ぎに任命している。


基本、ムカデリンガーを見せしめに爆殺している事からも分かるように、子供たちを道具のように扱っているが、似た様な立場の別シリーズ女帝と違い、多少は子供たちに情を抱いているらしく、強化の為に自ら志願して産み直してほしいと頼んできたデズルの意思を汲んだり、最終回では目の前で戦死したライジャの死に動揺するようなそぶりを見せていた事もあった。


能力編集

様々な生物の化石を尻尾から吸収し、怪人の卵として産み落とす力を持ち、やろうと思えば生きたままの対象事吸い込んで、本人の自我や意識、記憶そのままに強化した状態で産み直すことも可能。


両目から破壊光線を発射する事ができるほか、口から吐き出す光線で相手を胃袋へと吸収する事ができる。


また、ハサミ状の腕からは電撃の放出やエネルギー光珠を生み出すことも可能で、“闇の意思”の後継者となり強化された後は、闇の波動の戦士として生み出す事が可能となったほか、胸の刻印から緑色の破壊光線や火炎弾を放つ能力を得ている。


更に相手への憑依能力や、触手で敵を絡め取り、電撃を放つ事もできる。


決戦編集

第47話で発動させた最終作戦により、光の波動と闇の波動で発生させた暗雲から降らせた雨を浴びた者たちに体内に生体時限爆弾を作り出し、一週間後に完成させた全ての爆弾を起動させて一気に地上を滅ぼそうと画策。


偶然、雨が降った際に諸事情でインセクトアーマーを身に付けたままだった鳥羽甲平以外の人間たちに時限爆弾を仕掛けることに成功し、更にその効果で「ビートルベース」の位置を掴み、デズル、キルマンティスビーザックを使って破壊に成功する。


第49話で遂に本拠地に乗り込んできたビーファイターたちと直接対決を展開し、生体爆弾の影響でカブト以外のビーファイターが動けなくなった事も手伝い戦闘を有利に展開して圧倒するが、カブトの『ライナーブラスト』でメルザードスからのエネルギー供給を断たれて大ダメージを追い、さらにメダル戦士たちの昆虫パワーの放出で闇の波動の結晶を破壊され、生態爆弾も解除、消滅。最終作戦も失敗に終わってしまった。


最後はメルザードス諸共墜落して爆死したかに思われたが………。


ジャドーマザーラ編集

マザーメルザードの最終形態。


カブテリオスをも超える巨体を誇り、下半身に脚はなく、さながら蛇が鎌首をもたげたかのような形態となっている。また顔付きもより凶悪な容貌になった。


両腕から長くとも立目や口から吐き出す火炎放射が主な戦力。


最終作戦を台無しにされた上にメルザードスを失った後にこの形態となって地上へと進出。

街での破壊活動を行い、再び光の巨神として復活したクワガタイタンをも圧倒する力を見せ付けるが、カブテリオスの加勢により形勢は逆転。


カブテリオスとクワガタイタンの連係プレイに圧倒されて行き、最後は『ビッグフレア』と『タイタニックフレア』を同時に受けて爆散。その野望は遂に費える事となった。


その他編集

  • デザインは野口竜が担当。
  • ジャドーマザーラの初登場時の紹介テロップは本放送およびVHS版ではビデオ編集だったが、DVD版ではフィルム焼き付けになっている。

余談編集

  • 演者の山埼氏はニチアサ作品としては『ご近所物語』の太田麻衣以来であるが、特撮作品では初出演となる。放送当時山崎氏はデビューからまだ6年目の段階で美少女系キャラ役が主流で、敵側の女帝大ボスという異例の抜擢となっており女帝に相応しく若手とは思えないドスの利いた声で「恐ろしい敵」という当時の山崎氏の役柄では珍しい演技となった。
    • カブト放送の1996年は山崎氏の代表役の毛利蘭が登場する『名探偵コナン』の放送開始した年であるため、同時期に全く正反対のキャラを演じていた事に驚くファンも多い。


関連タグ編集

首領ガオーム メルザード一族 ビーファイターカブト

大魔女グランディーヌ:設定などが似通った部分がある。

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