図鑑データ
「占守型海防艦、石垣です。なに? 私の顔に何かついてる?
そう、ならいいの。潜水艦退治なら……任せて。そうよ?」
概要、見ていて…ください…。
2019年5月20日~21日にかけて行われたアップデートにより、同日より開催の2019年春季イベント『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』で実装。
同時実装の八丈と異なりこちらはドロップ入手となっている。
ドロップポイントはE2-Jマス、E2-Lマス(輸送ボス)、E2-Uマス(戦力ボス)、E3-Nマス(第1ゲージボス)、E3-Oマス、E3-Rマス(第2ゲージボス)。姉の八丈はE2突破報酬の為提督によっては石垣の方が先に着任する場合もある。
ただし戦力ゲージボスマス以外は道中マス或いは輸送ボスマスの為S勝利してもドロップ自体がない場合もあるがどの戦力ゲージも安定して周回が難しい。
現在人気の堀ポイントはE2-Jマスで、ここなら潜水艦娘で到達が可能。道中の空襲マスを潜水艦なら無傷で突破でき通常戦闘マスへは基地航空隊を送る事で低燃費かつ安定した周回が出来る。ただE2-Jマスでの石垣のドロップ率は可也低めに設定されている為か100周してもドロップしない等といった報告が上がっている。
しかし該当マスでは大淀や葛城、鹿島等の他のレア艦もドロップが見込める為。それでも物欲センサーに阻まれて葛城は3隻きたのに石垣は出ないといった提督も見受けられる。
容姿、なに?私の顔に何か…?
少しクセのある黒ののボブヘアーに、ワインレッドの切れ長の目が特徴的。
髪は左側頭部に赤と白の2色のリボンを蝶結びに着けている。
服装は姉妹で共通。上は萌葱色の長袖セーラー服で、襟は松葉色、腹部辺りは白といった変則的な配色をしている。リボンは紅色。
また香色の袖(先に実装されていた2人とは異なりファーにはなっていない)には2つのポンポンがついている。
スカートは襟と同じ松葉色のプリーツスカートで、その下には石垣島に自生するテッポウユリのような白い花のワンポイントが入った黒の靴下を着用。靴は黒のメリージェーンを履いている。
艤装は腰を挟むように艦尾を模したユニットが外側に伸びている。その固定ユニットは二段式になっており、下段には12cm単装砲が1門づつの計2門。上段には25mm連装機銃1基づつの計2基が設置されている。
更に固定ユニットに連結するように背後に艦尾を模した基部ユニットがあり、その上には煙突が一つ、煙突の後ろにマストが見える。
また、その両足首には外側に向かって九四式爆雷投射機が付いている。
一部の提督からは「座敷童みたい」との意見も。
性格、ありかも…しれない…。
不思議な雰囲気を漂わせる、ちょっとミステリアスなダウナー系。
語気が弱く、言葉もとぎれとぎれで物事をはっきり言わない。何か伝えようとしても、最後に諦めてため息で終わってしまうこともある。
提督が自分に伝えたいことがあると見ると、手を握り、目を瞑らせて伝えようとするなど突飛な行動をすることもあり、掴みどころのないところが目立つ。
一方で提督に「(石垣の手が)温かい」と返されて「はぁ?」となったり、八丈が作った自分モデルのてるてる坊主の出来に「何故に」となるなど自分をしっかりと持っており、戦闘でも母港の時とは打って変わって覇気を見せるなど、気弱ではなく表現な独特なだけなのだとわかる。
余談だが占守型の中で唯一日本茶派。
艦首を吹き飛ばされて沈められた過去から、頭痛持ちらしく、不安になるなどすると頭痛に苦しむ姿を見ることができる。
掃除とかは苦手らしく、大掃除では頭痛の仮病を使って逃げ出している。
提督のことは慕っているようで、手を握って伝えるなどよくわからない行動を取るものの、バレンタインでは「意味のある」チョコを渡したり、提督の手を握っているところを八丈に茶化された時は慌てて取り繕うなど意識している様子。
性能、喰らえっ!
潜水艦撃破の史実を持つため他の海防艦より初期対潜値が低い占守型の中では若干高目で伸び率も早め。それでも汎用対潜装備では早々の先制対潜は難しいのは変わらないので海外製の上位装備を使うといい。
Lv40で改造可能なのは他の姉妹と共通で、改造後は索敵がトップの【30】に回避も次点の【92】まで成長する。加えて占守型の中では火力が一番高い。
対潜値はLv99時点では択捉改~佐渡改の択捉型上3人と同等の【79】まで伸びる。
史実、そうですか。
石垣は占守型唯一の戦没艦となったものの、唯一米潜撃沈の戦果も挙げている。
昭和18年(1943年)10月8日、石垣は浮上航行で不用意に接近してきた米潜水艦・S-44(USS-S44、SS-155)を砲撃によって撃沈した。どうやらS-44は石垣を輸送船と誤認したか、護衛中だった「幸光丸」(冷凍運搬船)の単独航行と見誤って、砲撃で仕留めようと迂闊に浮上してしまったらしい。
S-44は日本軍に猛威を振るった事で知られるガトー級ではなく、それより旧式のS級潜水艦だったが、かつて第一次ソロモン海戦で重巡・加古を沈めた仇敵でもあった。敵失による「一点献上」というイレギュラーな戦果ではあったが、石垣は見事に仇を討ったのである。これは海防艦による初の敵潜撃墜の戦果でもあった。
(余談だが、史実の占守型の対潜能力は低く、単独での護衛だった点も考慮すると、S-44が潜行していた場合、果たして撃沈できたか微妙ではある)
しかし、その石垣も、約9ヶ月後の昭和19年(1944年)5月31日に米潜ヘリング(SS-233)の雷撃により撃沈され、米潜バーブ(SS-220)に捕虜とされた1人を除いて全員が戦死してしまった。
「仇の仇を討たれた」格好だが、そのヘリングもまた翌6月1日、大和湾に侵入した際に座礁。陸上砲台と陸軍船「紅海丸」からの砲撃で沈められた。そして、その紅海丸は、約1年後の昭和20年(1945年)6月17日、米潜シードッグ(SS-401)によって撃沈されるのである。
互いに殺し合い沈め合う、戦争の不毛・非情を感じずにはいられない。
小ネタ
石垣の進水日は1940年9月14日だが、その丁度7年前の1933年9月14日は瑞典軽巡洋艦ゴトランドの進水日でもあり、何の因果か声帯の妖精さんが同じだったりする(運営まさか狙ってやったの?)
関連イラスト、任せて…ください…。
関連タグ、知りたいのね…。持ってきます。
占守(艦隊これくしょん) 国後(艦隊これくしょん) 八丈(艦隊これくしょん)
加古(艦隊これくしょん)…巡洋艦「加古」は石垣によって撃沈された米潜「S-44」に撃沈された。結果として、石垣は仇を取った事になる。