概要
原作小説『デジタル・デビル・ストーリー』では、新シリーズの主人公・北明日香(男性)がスサノオの転生体となっている。
以後のシリーズ作品では「破壊神」種族の上位悪魔として度々登場しており、強力な攻撃スキルを所持する仲魔として活躍する。アライアメントは多くの場合「LIGHT-CHAOS」だが、『魔神転生II』では「LIGHT-LAW」となっている。
得意とする属性は専ら物理と衝撃属性であるが、『デビルチルドレン』では電撃属性、『ペルソナ2』では火炎属性、『NINE』では根の国の逸話からか、呪殺と氷結属性を扱っている。
初代『ペルソナ』では拳で殴りかかる「神等去出八百万撃」、『D×2』では衝撃属性の剣戟でダメージを与えつつ、味方全体に攻撃バフを与える「天叢雲剣」といった日本の神らしいスキルを覚える。特に後者は正真正銘、スサノオだけの固有スキルである(ちなみに魔法攻撃でありながら、物理攻撃でダメージ計算するというユニークな特性を有する)。
ストーリーに絡んだ扱いとしては主に『デビルサマナー』シリーズが中心で、金子一馬氏いわく縄文スーツのデザインになった『真・女神転生デビルサマナー』では背景に馬頭星雲が見える氷川神社で祀られており、祟りを意図的に起こすことで葛葉に忠告をおこなった。
『超力兵団』では天津金木の試練の一つとして、『コドクノマレビト』ではライドウの仲魔として蛇頭黄幡神と死闘を繰り広げている。
『真・女神転生Ⅴ』ではスサノオ自身は登場しないが、神造魔人アオガミの真名がスサノオという。アオガミはツクヨミから「兄弟」と呼ばれていたり、アオガミと融合した主人公からスサノオの気配がするなど関係の深さがうかがえる。
真Ⅴでは神話等で一柱あるいは一体しかいない存在が複数いることに関して「分霊である」としているため、アオガミの製造にスサノオの分霊が使用されているのではないかという説がある。
『ペルソナ』シリーズにも登場しており、『女神異聞録ペルソナ』では稲葉正男の、『ペルソナ4』では花村陽介の専用ペルソナとなっている。
容姿の差異
- 旧版
- 上半身裸の武人で、兜と首輪に鏡を装着。
- 『D×2』では異世界のスサノオとして登場。
- 『真・女神転生II』版
- 古代日本の鎧を纏った赤い肌の武人。
- 『旧約』版
- 七支刀を構えた赤い衣装の武人。
- 『偽典』版
- 七支刀を構えた赤い肌の武人。額には鏡、肩には太陽の紋章が描かれた肩当てを着用している。
- 『デビルサマナー』版
- 樹木のような冠を被り、蛇の意匠があるマントを羽織った白い長髪の男神として表現。近年はこちらのデザインで登場する事が多い。
- 当初は髪が青く、赤い肌で彩色されていた。
- 『デビチル』版
- スサノオというより、同一視される牛頭天王そのものの姿。