天帝ゼウス率いるオリンポス十二神、つまり神々の中でも特に選ばれた者のみに纏うことの許されている鎧。
高貴で神々しい輝きを放ち、その能力は聖衣、鱗衣、冥衣とは比較にならない。
アテナとポセイドン以外の神々は、神話の時代に天空へ消失したとされているため、神衣の存在は、伝承の中にわずかに残るのみとなっている。
現代においてはかろうじて、神衣に限りなく近い聖衣である神聖衣が登場していることから、その神聖衣をもとにした想像図が存在するのみである。
本編においても、星矢がタナトスとの闘いで神聖衣を発現させることで、初めて神衣の存在が言及された。
漫画で登場したアテナ(城戸沙織)、ポセイドン、ハーデスはそれぞれ、自分自身の姿をモチーフとした聖衣、鱗衣、冥衣を身に纏っているが、これらとは別に神衣が存在するという説もあれば、これら神々の聖衣、鱗衣、冥衣こそが神衣だという説もある。
『聖闘士星矢』の続編『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』で登場するアルテミスとアポロンも、鎧状のものを纏っているが、これが神衣かどうかは語られていない。