概要
『Fate/Grand Order』における、ジークフリートとジャンヌ・オルタのコンビあるいはカップリングタグ。
名前の由来は、同作品におけるそれぞれのキャラクターの通称から。
メインシナリオ第1部第一章「邪竜百年戦争オルレアン」にて、ジャンヌ・オルタは敵勢力の中心として、ジークフリートは味方サーヴァントの1人として登場する。
シナリオ中において、ジャンヌ・オルタはサーヴァントを超える戦力として、幻想種である邪竜ファヴニールを召喚し、それによって主人公たちを焼きつくそうとした。
しかし、その直前に主人公たちは傷ついた"竜殺し"ジークフリートと邂逅しており、襲来した邪竜はジークフリートの宝具によって撃退されてしまう。
その後、ジャンヌ・オルタは邪竜の天敵であるジークフリートを危険な存在として、配下のサーヴァントをけし掛けて排除しようとする。
最終的には、傷の癒えたジークフリートの参戦によって、彼女の切札であった邪竜は討伐されてしまうことになる(ちなみにゲーム上ではジークフリートはセイバー、邪竜ファヴニールはライダーのため、竜種特攻スキルを持つとは言えジークフリートを使用するかどうかはプレイヤー次第である)。
シナリオ中では、言ってしまえばジャンヌ・オルタにとってジークフリートは憎たらしい敵として立ちはだかる相手である。
しかし、両者を比較してみると面白い部分が垣間見え、味方になった際の相性も決して悪くない。
以下、このコンビのポイント。
- ジャンヌ・オルタの持つスキル「竜の魔女EX」は、味方全体の攻撃力UPの効果に加え、〔竜種特性〕持ちの攻撃力をさらに増加させるため、ジークフリートには強化が二重に入る。耐久偏重型のジークにとって、火力を補ってくれる有り難いスキルである。
- 冷酷かつ苛烈、高慢で過激なジャンヌ・オルタと、寡黙かつ情が深く、義を重んじる誠実なジークフリートではおよそ正反対。
- にもかかわらず、卑屈で根暗なジャンヌ・オルタと、すまないさんなどと渾名されるやたらと謙虚なジークフリートというように、共に自己肯定感が高くないという共通点がある
- 性能面でも、ジャンヌ・オルタは火力特化で打たれ弱く、ジークフリートは耐久特化で火力不足と、見事に対照的。
基本的には真逆の性質であるはずなのに、変なところで似通いかつ噛み合っているという、絶妙は対照性は注目に値する。
また、感情的で素直になれないツンデレ染みたジャンヌ・オルタと、誠実だがどこか天然で若干空気の読めないジークフリートというのも、ある意味お約束の絡みである。
更に、イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』では、ジャンヌ・オルタが召喚した贋作ジークフリートは、「クラスで偶然隣になった気さくなアイドル」などという役目を割り振られている。
メインシナリオにおいて自分の邪竜を殺してくれた憎き相手に対して、「アイドル」などという役柄を与えるあたり、実はジークフリートの外見は彼女の好みのタイプなのではないか？との推測も生じてくる。
三角関係？
ジャンヌ・オルタとジークフリートの関係性を考えた場合、それを語る上で決して外すことができないのがブリュンヒルデである。
イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』で、彼女が「一人くらい同性のフランクな友人が欲しい」と願った結果、現れたのが「生みの親をマスターではなくご主人様やお姉様と呼んでベタベタとくっ付いてくるドＭなテケテケ女」となったブリュンヒルデであった。
しかもこのブリュンヒルデ、神話においてジークフリートと起源を同じくするシグルド(型月世界では明確に別人)の妻であったためか、彼を見てると愛しさのあまり殺したくなるという非常に危ない女性である。
そんな彼女が、お姉様と慕うジャンヌ・オルタと、夫に似ていて愛しさのあまり殺したくなるジークフリートが共に在る姿を見た時、どんな反応を示すか非常に興味深い。
関連イラスト
関連項目
Fateシリーズ Fate/GrandOrder ジークフリート(Fate) ジャンヌ・オルタ
Fateシリーズのコンビ・グループ・カップリング一覧 ジクジャル
邪竜と聖女:魔女のオリジナルと心臓を貰ったホムンクルスによる奇しくも似通ったCP。何も三角関係まで似なくても...
