第1宇宙
だいいちうちゅう
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場する架空の宇宙。
通称『至高の宇宙』。全王による格付けは第1位。対となるのは第12宇宙。
DBの世界は全部で12の宇宙に分かれており、この『第1宇宙』はその中の一つにあたる。
この宇宙を管理するのは冷静に物事を分析する界王神アナトと、顔全体が黒い毛で覆われている破壊神イワン、菩薩のようなふくよかな姿をした天使はアワモの三人。
崇高な精神を持つ者が多く生息するのがこの宇宙の特色で、一部にはそれを極め、体を持たず精神だけの存在となった種族も存在しているという。またこの様に精神の高みを目指すものが多い影響かこの第1宇宙は全宇宙で最も人間のレベルが高いとされている。その為、宇宙サバイバル編の力の大会では全王による消滅が免除される不参加宇宙の一つとなっている。
対となるのは第12宇宙。この第12宇宙も第1宇宙と同じく成熟した高レベルな宇宙であり、その人間レベルは第2位。また、さらに上を目指す向上心溢れた宇宙でもあり、漫画版「超」によると近年全体の人間レベルの平均は下がり気味な中、この第12宇宙は逆に伸ばし続けているのだという。
- 界王神アナト
ピンク色の肌をし、時折穏やかな笑みを浮かべている界王神。だがその笑顔とは裏腹に力の大会では「所詮は人間レベルの低い宇宙同士の戦い、どこの宇宙が優勝しても何も変わりませんがね」と人間レベルが7に達していない各宇宙を見下し、第9宇宙が消滅させられた際には全宇宙のレベルを保つための必要な犠牲であると割り切るなど、どこか冷徹な面を持つ。だが悟空に対しては第6宇宙のヴァドス同様、彼のおかげでレベルの低い宇宙は生き残りのチャンスを貰えたと好意的に解釈している。また最も人間のレベルが高い宇宙の界王神だけあってか、洞察力が高く、力の大会中には時折独自の解析を行い、第7宇宙の界王神達が知らなかった身勝手の極意についても熟知していた。
最終回では、17号の敗退した宇宙の復活という願いに微笑みを浮かべている(これはレベルの高い宇宙の神々でもジーンとアナトの二人だけである)。そのため、本心では下位の宇宙の変化を望んでいたこと、或いは全王やモヒイトら天使と同じく敗退した宇宙の消滅が一時的なものであることを想定して「変わらない」と発言した可能性もある。これらの異色性が彼の性格を、容易に推察できない、味のあるものにしている。
- 破壊神イワン
全身が黒い毛で覆われ、眼だけが見える容姿をした破壊神。身長は破壊神達の中で一番小さい。その人形の様な優しそうな見た目とは裏腹に、激しい感情を内に秘めている。力の大会開始前には、大神官に武舞台が壊れないかどうか実際に試してみるかを持ちかけられ、中々面白い趣向であるとして第5宇宙の破壊神アラクや第8宇宙の破壊神リキールと激しい手合わせをした。結果、武舞台の多くが大破し、大神官が他の業務で席を外したため破壊神3人で設営をすることになってしまう。
- 天使アワモ
ふくよかな風貌をした天使。天使としてのレベルが高く、温厚さと崇高な精神を持ち合わせ、すべての事を見通すことができると言われている。
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