曖昧さ回避
概要
2000年前に稲妻に存在していた人物(故人)であり、魔神任務(メインストーリー)第二章(稲妻)での各方面で語られている人物。
雷電将軍を君主とする稲妻において、確認できただけでも2000年前に存在していた天狗族の男性。「大天狗」と呼ばれるほどの実力を持ち、狐斎宮や御輿千代同様に雷電将軍の盟友の1人であり、その厚い忠義から「愛将」とも呼ばれていた。
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以下、本編でのネタバレ
2000年前に九条家に養子縁組で嫁ぎ、初代天領奉行当主として政(まつりごと)をこなし、待望の第一子も誕生した事に喜んでいたが、オロバシ島(のちの海祇島)の魔神オロバシが、稲妻と結んだ不可侵条約を一方的に反故し侵攻。ヤシオリ島に侵攻した事に雷電将軍(影)は兵団を率いてオロバシ討伐を決意し、彼は生まれた我が子のために生きて帰ってくると心に誓う。
しかしヤシオリ島での戦闘において、影はオロバシと、一方で笹百合はオロバシの忠臣である「惡王」と死闘を繰り広げたが、長い戦闘の果てに笹百合は敗れて斃れてしまう。そしてその光景を間近で見て激昂した影は『無想の一太刀』で惡王もろともオロバシを両断し、戦争は終結する。
戦後、笹百合を失った事に影は深い悲しみに暮れたが、稲妻平定という大義のために心を押し殺して戦後処理やオロバシ島との締結などをこなし、ようやく念願の稲妻平定を達成する事ができた。
(ただしこのオロバシの最悪の裏切りによる侵略戦争のよる影響、笹百合の死から永遠への執着が生まれ目狩り令や今の雷電将軍に至る遠因になっている。)
「初代天領奉行は、己が握った刀を用いて彼の意志を私に証明しました。それがあったからこそ、今の九条家まで受け継がれてきたのです。」
「九条家の誇りは、勇に始まり、忠を掲げ、生死を越える。あなたの刀がその重みに耐えられますか。」
(雷電将軍「伝説任務 第一章」より)
時は流れて現代。目狩り令においてファデュイと結託して虚偽の報告をし、結果として稲妻の混乱の一端を担っていた九条家当主・九条孝行の犯した罪は到底許されるものでなく、九条家はお家お取り潰しの憂き目に遭う。その際に孝行の次男・九条鎌治が父を止めようとしなかった自身にけじめを付けると影に御前試合を申し出る。結果として鎌治は敗北するも、ボロボロになりながらも果敢に挑む姿にかつての「愛将」の姿と重ね、当面は九条家は影の管理下に置く事が決定し、九条家はお家お取り潰しの危機から脱する事ができた。
「しかしその誇り、まだその血に残っていたようですね。」