「拂天光,照汗青,一步人生終不悔;石中火,夢中身,羽扇輕搖任風流。」
概要
称号:玉指聖顏(ぎょくしせいがん)
「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。
西武林にある組織、汗青編(かんせいへん)の最高補佐官。汗青編御主・悅蘭芳の弟。兄以上の野心家で、御主の座を簒奪し、失脚後は邪能境を経て苦境冥界の主にのし上がった梟雄。侮辱や挫折に遭ってもくじけず、不撓不屈の精神の持ち主。
兄の悅蘭芳との仲がかなり悪い。
プロフィール
性別 | 男 |
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初登場 | 霹靂英雄榜之爭王記 第4集 |
退場 | 霹靂兵燹 第37集 |
根拠地 | 風簷春秋、汗青編、坤靈界、邪能境 |
身分 | 汗青編最高補佐官、汗青編の主、坤靈界執府、邪能境の主、冥界の主 |
化身 | 汗青編御主、偽悅蘭芳、地獄死神 |
家族 | 悅蘭芳(兄) |
友人 | 東陵少主 |
同修 | 鬼隱 |
部下 | 月飄霜、銷魂夜媚、穿雲豹、滅輪迴、偃雲溪など多数 |
所有物 | 陰陽双冊、陰陽師の遺骸 |
人物
滅境先天・蟻天海殤君が海鯨島の戦いで壮絶な戦死を遂げた時、彼の最大の願いは、汗青編で名を残すことだった。汗青編は元々神聖な組織のはずだが、その崇高たる作風はすでに変質し、中原正道の人たちと敵対した。そんな汗青編の方針を変えたの者が經天子である。
彼は野心を抱いており、権勢と名利を求め、兄不在の隙を突いて御主の座を簒奪した。魔劍道と協力し、坤靈界の人員を配下に入れて地盤を固めたが、悅蘭芳が御主の座を奪い返したことにより失脚。
地獄死神
挫折に遭っても、經天子はしばらく魔劍道に頼り生き延びた。この間、偶然封靈島で拾った「陰陽双冊」で邪能境の武学を極める。「霹靂兵燹」にて、邪能境と犴妖族が冥界の主を争っている最中、地獄死神と化して再登場を果たす。
鬼隱と共謀して邪能境の主である九曲邪君を暗殺し、騒乱の中で瞬く間に邪能境の人員を臣従させ、邪能境の主になる。犴妖族の長・犴妖神の死後、冥界の主の位を継ぎ、冥界最高の権力を握った。
迫りくる冥界天嶽の侵攻に対抗すべく、素還真ら中原正道と連携する。わざと素還真に負けたと演じて、天嶽側を油断させ、天嶽外殿の軍師である負平生を死なせた。しかし負平生の死はすべて冥界天嶽の首席軍師・四無君の策のうちであり、策に嵌った經天子は追い詰められ、重傷を負った。
瀕死になった彼は逍遙子(鬼隱)に救出され、兄悅蘭芳の墓の前まで連れて来られる。
これ以上利用価値がないと判断した逍遙子は彼を殺し、墓石すら立てずに無残な最期を遂げた。
經天子の死後、鬼隱は邪能境の主になった。
死ぬ直前でも天下の覇権を握ろうと考えており、その不屈な精神を見せた。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(經天子)※中国語