ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

「無我不能之事,無我不解之謎,

無我不為之利,無我不勝之爭。」

日本語訳:「我に出来ぬ事はおらず、解けぬ謎がおらぬ。我に為さぬ利益はおらず、勝てぬ争いがおらぬ。」

概要編集

称号:平風造雨(へいふうぞうう)


霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

霹靂兵燹」、「霹靂異數之萬里征途」では敵側の主要人物として、主人公・素還真らと敵対していた。


苦境冥界の仲裁組織「冥界天嶽(めいかいてんがく)」の首席軍師。

深謀遠慮な策士で、巧みな策に長じる。目的を達成するために、手段を選ばない。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂兵燹 第37集
退場霹靂異數之萬里征途 第31集
身分冥界天嶽軍師
所属冥界天嶽
友人沐流塵、王隱
同門東無君、西無君、南無君、北無君
上司牟尼上師
側近絕燁、天之翼
部下歿鋒、風泣血、武咸尊、冰川孤辰、刀獨行、百朝臣、煙花客、冷香書客、明月心、紫月揮虹、冰心血魄、路斜陽、寒凌霜、命世風流、蕭易水
その他策衍先座(先輩)
武器藍羽扇

人物編集

藍色の羽扇を持つ、冥界天嶽の軍師。登場する際は、青い羽根が空から舞い降りて、出場詩に伴って華麗に姿を現すのが特徴である。知略に長じた自信家であり、権力者としての魅力も併せ持つ。冥界天嶽の覇業を成就させるべく、権謀術数を巡らせて、幾度も渡って一頁書素還真ら中原正道と戦ってきた。


高慢な性格で、自分の知略に絶対的な自信を持つ。そして敬語を使わない。その泰然自若な振る舞いは、劣勢に陥っても焦りを見せず、冷静を貫く。立場の違いから中原正道と敵対し、計略で素還真を苦しませた梟雄でもある。


殺体編集

四無君は知略に長じるほか、武芸も上達している。体を二つに分身でき、片方が戦闘専用の「殺体(さつたい)」である。殺体の四無君は、色が赤を基調としており、殺意溢れる様子を体現する。青い髪に白い服の本体と対照的な色調となる。


経歴編集

過去編集

かつて策衍先座(さくえんせんざ)の元で修行していた。同門だった東・西・南・北無君が、四無君に協力するところ、策衍先座に阻止される。そのため、四無君は部下の明月心と共謀して、策衍先座の両足を毒した。これにより、策衍先座が歩けなくなってしまう。


天外南海(てんがいなんかい)という地に訪れたことがあり、多くの人材をスカウトしてきた。そのため、冥界天嶽では武将・冰川孤辰など、天外南海の出身者が見られる。また、天外南海に間者を置くなど、思慮深い部分が見られる。


初登場編集

四無君本人は登場する前まで、冥界は六つの魔刀を放ち、武林に闘争を起こさせた。六つの魔刀を最終兵器「鬼陽六斬刈(きようろくざんがい)」に昇華して、天嶽の聖主を天下無敵にさせるためであった。


冥界の勢力を統合すべく、邪能境の主・經天子を偽の天嶽軍師・負平生に戦わせた。大勝した經天子は、魔刀を操られる物「號刀令(ごうとうれい)」を餌に、計略で經天子を失脚させる。この際に四無君が初めて登場し、經天子を重傷まで追い込んだ。その後、邪能境の勢力を粛清して、勝利を手に入れる。


魔刀の戦乱編集

六つの魔刀には魔性があり、所持者の意識を操る能力を持つ。魔刀の所持者たちが武林で殺戮を始める中、中原正道の鍛冶師・金子陵(きんしりょう)は、魔刀を対抗しうる神剣を作ろうとしていた。四無君は金子陵を排除すべく、部下の冰川孤辰に金子陵の殺害を命じる。自分は一頁書を足止めするため、雲渡山に訪れる。同時に望月天狼を命令して、神剣の作成を妨害させた。


やがて金子陵は冰川孤辰に敗北して、命を落とす。四無君の策により、魔刀が「鬼陽六斬刈」に昇華する。天嶽聖主・牟尼上師(むにじょうし)が無敵な力を手に入れた。だがその矢先に、牟尼上師は素還真の計略に嵌り、一頁書に成敗される。


牟尼上師は死亡するが、一頁書も重傷を負う。淨琉璃(じょうるり)菩薩が一頁書を治療する途中に、四無君の介入で、淨琉璃は天外南海に送られる。治療が途中で中断したことにより、一頁書は身動きが取れなくなってしまった。


中原の侵略編集

聖主の死により、四無君は事実上「冥界天嶽」の最高権力者となる。その次なる目標は、中原の侵略である。中原正道のリーダー・素還真に宣戦布告を行い、素還真を「天外南海」の地へ誘導させた。


中原にリーダー不在の中、四無君は同門の東・西・南・北無君を呼び出し、葉小釵素續緣など中原正道の人々を捕らえる。それぞれ違う術で監禁して、中原正道をけん制した。


収監中の素續緣のところから、素還真が残した挑戦状を手に入れる。挑戦を引き受けた四無君は、素還真の挑戦に勝ち抜く。しかしその間に、中原正道に一頁書を治療させる時間を与えてしまった。


暗躍編集

一頁書が救われたことにより、敗北を喫した四無君は、天外南海にいる素還真の退路を断つ。素還真は一頁書を助ける代わりに、全身が毒素に侵された。これに乗じて、四無君は明月心を派遣して、偽の解毒情報「七月笙(しちがつしょう)」を中原正道に流す。七月笙を巡って、青陽子の部下が何名犠牲となり、素還真の毒も解けられずにいた。


その間に四無君は分身した殺体を、部下の百朝臣(ひゃくちょうしん)に憑りつき、しばらく百朝臣として武林で活動した。同時に、邪能境の新たな当主・鬼隱が冥界天嶽を攻め込む。四無君はわざと敗北を演じて、死んだふりで世間を騙した。


素還真を救うため、青陽子は大量の悪鬼が潜む「萬惡鬼樓(ばんあくきろう)」を開くことに決意する。四無君は中原の間者・寒凌霜を命じて、武林で武侠組織「九州聯盟」を立ち上げる。九州聯盟を利用して、世論で青陽子の行動を抑えた。


失脚と敗北編集

結果的に「萬惡鬼樓」が開かれ、素還真の毒が解かれる。同時に鬼樓が崩壊し、四無君は乱に乗じて、素還真を殺そうとした。步懷真に正体を見破られ、素還真の計略で、逆に四無君自身が毒に侵される。


毒を解くため、青陽子から七月笙を奪うも、毒がさらに悪化する。絶体絶命な状況の下、青陽子ら中原正道に攻められる。部下たちが次々と犠牲していく中、四無君は策衍先座の仇を取りに来た劍君十二恨と交戦する。


激戦の末、四無君が敗北して、壮絶な戦死を遂げる。四無君は死ぬ直前に、素還真の名を叫び、高笑いに伴って地に倒れる。四無君の梟雄としての生涯は、これにて幕を閉じた。


余談編集

死後の「霹靂謎城」では、四無君の姿と武術をまねる人物・不老城太輔が登場する。口調は本物そっくりだが、知略は本物ほどには及ばなかった。


関連タグ編集

霹靂布袋戲


沐流塵 素還真

関連リンク編集

関連記事

親記事

霹靂布袋戲の登場人物 ぴりぷーたいしーのとうじょうじんぶつ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 537

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました