意味
用例
・―-のある人。
・―-にうったえる。
(出典:三省堂国語辞典第五版)
概要
発言や行動の大部分が良識に則った、信用のおける人物や団体のこと。
必ずしもインテリである必要はないが、そう評価されるためには最低限度の知性が要求される。
常識人とは類義語にされがちだが、行動がパターン化されている者のことを指し、判断の基準が良し悪しよりも一般大衆の標準なため、別物である。
また、理屈を捏ねてはいてもどっち付かずの日和見主義やキョロ充でしかなかったら当然該当する資格はない。
良識派「である」基準
- 理性的かつ、秩序寄りであること。
- 建設的な提案や言動ができること。
- 非難ではなく(※客観視点という意味での)批判や注意、提案ができること。
- 相手ときちんとしたコミュニケーションがとれること。
- 第三者に対しては比較的中立の立場をとれること。
- それでいて、自分の立場やアイデンティティを確立していること。
良識派「ではない」とされてしまう原因
- 思考や言動が攻撃的かつ混沌寄りであるため。もしくは逆にリアクションをせず沈黙してしまう。
- 自分の都合や、感情論を優先しがち。『具体的にこうしてほしい』といった提案ではなくネガキャンとか惰性での同調ばかり。
- 相手との対話の多くが「会話のドッジボール」。そもそも交渉をするつもりが無く文句が言いたいだけ。
- 暴言や放言、偏見や論点のすり替えが多い。
- 承認欲求はあっても確たる意見や立場が無い。もしくはあっても押し付けてくる。
- 相手を尊重できない。もっといえば非難ばかり。あるいは思考停止。
まとめ
ポイントは具体的・計画的な言動ができるか、周囲と健康的な関係を築こうと努力しているか、相手を侮辱して見下しし下手にマウンティングしたりする態度を謹んでいるか、そもそも自分の意思をきちんと伝えようとしているか、といった部分が重要になってくる。
pixivでは
中野でいち氏らが主催する同人サークル『良識派』による作品が多くを占めている。