概要
1941年12月10日、マレー沖海戦で帝国海軍航空隊は英戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」を撃沈した。
この大本営発表は同日の16:00に行われ、日本放送協会は3時間後の19:00の定時ニュースでこれを伝える歌を流すことを企画した。
普通ならばそんな短時間で歌を作るのは無理です、と既存の音楽を流すのだろうが…なんと本当に作ってしまった。
作詞の高橋掬太郎と作曲の古関裕而は電話で連絡を取りながらこの歌を作り、歌唱の藤山一郎は編曲が出来るまでの間に歌を覚え、一発本番でラジオの電波に乗せるという離れ業を行った。…恐るべきプロ根性である。
断じて勝つぞ
以上のような経緯なので「英国東洋艦隊潰滅」の戦中の音源は存在しない。
後に、この曲にサトウハチローが別の歌詞をつけたのが軍歌「断じて勝つぞ」として1941年12月20日に録音され、1942年2月20日にレコードが発売された。