プロフィール
概要
旧日本軍の軍人であり、エリア11成立後は反ブリタニア組織「日本解放戦線」に客分として所属する男性。日本軍時代の階級は中佐。
枢木スザクにとっては、かつて枢木神社の麓の武道道場で教えを受けた兄弟子に当たる。
経歴・人物
高いKMF操縦技量と洞察力を併せ持つ優れた武人。特にブリタニア軍との戦いで、日本軍が唯一勝利した「厳島の奇跡」と呼ばれる戦いを指揮した事から「奇跡の藤堂」の異名を持ち、ゼロ(ルルーシュ)登場以前におけるエリア11内のレジスタンス勢力にとって精神的支柱となっていた。
ただ、その異名と功績は独り歩きをしている部分があり、小説版『亡国のアキト』によれば、戦後間もない頃は彼に続けと日本人によるサクラダイトを用いた自爆攻撃が相次ぎ、主君と仰いだ片瀬帯刀も「藤堂がいれば神風が起こる」と過剰な期待を寄せており、そんな惨状に少なからず苦悩している。
ナリタ攻防戦では、無頼改の受け取りに向かっている最中だったために共々不在だったが、帰還途中に周囲の検問を不審に思って強行突破で途中参戦し、ゼロの作戦を読んだ立ち回りで片瀬達が脱出する隙を作るのには成功したものの、合流は叶わなかった。
その後、ブリタニア軍の追手から四聖剣を逃がすために捕縛されるが、処刑の直前にゼロが救出に現われ、「奇跡を起こした責任」を説かれたことで黒の騎士団への協力を決意する。
以降は軍事総責任者として前線を纏める指揮官となっており、「ブラックリベリオン」の際は全軍の先頭に立ち一時はブリタニア政庁の目前にまで迫るが、グラストンナイツの抵抗やゼロの突然の戦線離脱による指揮系統の混乱で悪化する戦況を立て直せずに敗北。ブリタニア軍に拘束される。
他の幹部共々救出された後も前線で活躍し、超合集国建国後は統合幕僚長へと任命される。
一方でゼロに対して不信感を強める千葉や朝比奈には「ゼロは今の日本には必要だ」と説得していたものの、第2次トウキョウ決戦の最中に朝比奈から送られた「ゼロが虐殺を指示した」という証言データとフレイヤを撃たれた事で混乱する兵士の纏め直しよりもナナリー捜索を優先させようとする姿、そしてシュナイゼルらとの会談で片瀬の謀殺を明かされたこともあって、ゼロを見限る決断を下している。
その後は黒の騎士団の一員としてカレンや黎星刻などと共にブリタニア皇帝となったルルーシュと対峙した。