曖昧さ回避
- DMMGAMESが2018年1月~2018年6月まで提供していたソーシャルゲーム →本項で解説
- DMMGAMESが2020年5月~2021年7月まで提供していたソーシャルゲーム →装甲娘 ミゼレムクライシス
概要
「装甲娘」とは、DMMGAMES×レベルファイブによる、ダンボール戦機に登場したLBXの公式擬人化ソーシャルゲームである。
2018年1月にサービスが開始されたが、ストーリーやゲームについて再検討することになり、同年6月にサービスを終了。
本ゲームをベースに装甲娘 ミゼレムクライシスへと生まれ変わった。
ダンボール戦機とは、同じ世界線ではなく、ダンボール戦機をゲームやアニメとして認識する世界線となっている。
本作はファンの間では、2020年5月にサービスが開始された後継作品「装甲娘 ミゼレムクライシス」と区別する為に「旧版」とも呼ばれる事がある。
Pixivでは、作品投稿時に付与するタグとしては「装甲娘」が多く用いられている。
歴史
2017年9月、衝撃の発表が行われた新作ソーシャルゲーム。
メイン概要の通りに、DMM.com(DMMゲームズ)とレベルファイブがタッグを組む事になった新作タイトルである。
しかし、それとは別に衝撃的な発表もあったのだ。
(※厳密には「LBXのパーツを身にまとった美少女たち」なので擬人化ではない。もう一度言う、厳密には擬人化ではない)
二次創作という領域であれば事例がない訳でもないのだが、ここまでの展開になるとは予想もしなかっただろう。
(DMMの代表作に艦これがある段階で、気づいた人もいるかもしれないが)
※衝撃の発表を見たダンボール戦機ファンのイメージ図
PC版は2018年1月30日リリース。スマートフォン版は2018年春配信予定だった。
キャラクターデザインはすべてPOP氏が担当。
又、本家ダンボール戦機シリーズ同様、アニメ化やプラモ化等マルチメディア展開する模様。
…しかし当のPC版は2018年6月から長期メンテに入りプレイ不可能、スマートフォン版も2018年夏になってもまだ配信されてないという事態になってしまった。
しかしその後にリニューアルが発表され、旧版はここで終止符を打った。
世界観
「ミメシス」という謎の敵に襲われ荒廃したもう一つの東京に「LBX」を装着する能力を持つ少女「LBCS」たちが召喚され、ミメシスと戦う。
召喚された人物はダンボール戦機を作品として認知している世界からやって来ている。
用語
用語 | 解説 |
---|---|
主人公達が住んでいた世界 |
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並行世界 |
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ミメシス |
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召喚 |
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LBX |
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LBCS |
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ゲームシステム
LBCSには、
- ブレイブ(近接戦闘タイプ・バランス型)
- ガーディアン(近接戦闘タイプ・重装甲型)
- ストライカー(近接戦闘タイプ・高機動型)
- マークスマン(遠距離戦闘タイプ)
- メディック(回復補助タイプ)
の5種類のクラスが割り振られている。
戦闘は基本的にオートで進行する。
画面左側に黄緑のラインが引かれており、ミメシスが3回そのラインを超えるとゲームオーバーとなる所謂ラインディフェンスゲームで、そうならないようにミメシスを倒していく。
1試合につき最大10人のLBCSを連れていくことが可能で、試合中はその内の5人を出すことが出来る。
ただし、キャラクター1人ごとにCOSTが設けられており、キャラクターを出すごとにTOTAL COSTを消費する。故にCOSTが大きいキャラクターを出す場合は、TOTAL COSTが回復するまで待つ必要がある。TOTAL COSTがあれば戦闘中のキャラクターを戻して、連れてきているLBCSに交代することが何回でも可能である。
各LBCSごとに必殺ファンクションゲージがあり、これが満タンになると必殺ファンクションを発動できる。必殺ファンクションは効果が発動するエリアがあり、攻撃系の場合はミメシスが、バフ上げ・回復系は他のLBCSがそのエリアに入っていないと効果が発揮されない。ちなみに一部例外を除き、そのエリアの角度を調整することは可能である。
「コアボックス」に様々な「コアパーツ」をセットすることによって、戦闘時に能力値ボーナスやダメージ減少などの効果が発生する。
各LBCSには★が付いており、各LBCS専用のピースを集めることで覚醒を行うことが出来、最大で★7まで上げることが出来る。
しかし1回の覚醒で★0.5しか上がらない。さらに初期の★の数が少ないLBCSと★の数が多いLBCSを同じ★7に上げても性能格差が埋まらない問題点があり、初期の★の数が多いLBCSを入手できるかどうかが戦闘に大きく響いていた。
登場キャラクター
旧版の情報は突然のサービス休止のため、残された情報が少なく、リニューアル版に当たるミゼレムクライシス版では、メインストーリーが大幅変更され、キャラクター設定も変更されている。特にメインストーリーに登場するキャラの設定は大きく変更され、全くの別人レベルである。
故に旧版とミゼレムクライシス版の情報が混同すると大きな混乱が発生する恐れがあるため、本記事では旧版のみの情報を掲載。
ミゼレムクライシス版のキャラクター情報は、装甲娘の登場人物一覧か、各キャラクターの個別記事を参照。
主要キャラクター
- 隊長
本作の主人公で、異世界からやって来た自衛官の男性。
ミメシスに進行されたこの世界に飛ばされた後、秋葉原解放軍に所属。
秋葉原解放軍時代にLBX無しでミメシスを撃破した英雄となり、LBCSが出来る仲間が出来ると圧倒的な戦績を残す。
他にもミメシスの部品で通信機やレーダーも作れる天才でもあった。
秋葉原解放軍の司令官が死んだ後、後継者候補となったが、後継者争いになりそうになったため、自ら秋葉原解放軍を脱退した。
現在は、LBCSが出来る仲間と共に遊撃隊を独自に編成している。
- ニュー(CV:池田秀一)
日本語を喋ることのできる水色の猫。
しかし、隊長やカリナ以外には日本語で喋ることはなく、他の人の前ではかわいい猫のふりをしている。
日本語を喋れば渋い声で、隊長にアドバイスをすることがある。
しかし、その存在は全くの謎である。
- ミカヅキ カリナ(CV:早見沙織)
使用LBX:アキレス
隊長の部隊に入った5番目のLBX使いの少女。
この世界に飛ばされたばかりで、まだまだLBCSを使いこなせていない。
正義感が強く素直。
LBXはアニメとプラモ作りをしていたので知っており、アキレス好き。
ゲームキャラのクラスは、攻守のバランスが取れたブレイブ。
- カタクラ ソフィア(CV:小清水亜美)
使用LBX:ジ・エンペラー
隊長の部隊に入った最初のLBX使いの少女。
当初は異世界からやって来た時に人に襲われ、それが原因で人間不信になっていた。
故に隊長の勧誘を断っていたが、ある時ソフィアが体調を崩し、隊長が看病したことで心を開き、隊長の仲間となった。
真面目で冷静沈着な委員長タイプ。
ゲームキャラのクラスは、壁役のガーディアン。
- マココ(CV:小松未可子)
使用LBX:ジョーカー
だらけたネコのような少女。
2番目に仲間になったLBX使い。
適当で、食べ物に釣られて動くタイプ。
自身の事を「近所でも性格が良いと評判」と言ってはいるが、ケイには腹黒だと言われている。
なお、ミゼレムクライシス版の彼女にはミクリヤという苗字があるが、本作では何故かない。
ゲームキャラのクラスは、回復専門のメディック。
- トウモト ケイ(CV:Lynn)
使用LBX:クノイチ
3番目に仲間になったLBX使いの少女。
勝気で毒舌な現実主義者
隊長たちに初めて出会った際は、飯を要求して襲ってきている。
元世界では、弟がおり、ダンボール戦機のゲームで一緒に遊んでいたらしい。
ゲームキャラのクラスは、攻撃特化のストライカー。
- ミナセ リノ(CV:たなか久美)
使用LBX:ハンター
4番目に仲間になったLBX使い。
秋葉原解放軍に保護された後に隊長に勧誘されて仲間になる。
元々の世界ではメイドカフェで働くメイドをやっていた。
実は元の世界でアイドルを目指していて、ボイストレーニングもしていた。
LBXを知っており、ハンター好き。
ゲームキャラのクラスは、遠距離攻撃が得意なマークスマン。
人類サイド
- カカム
秋葉原解放軍の女性司令官。
以前は副司令官だったが、父でもある前任の司令官が亡くなった後、司令官になった。
口調はやや硬めで、高官らしい口調をしている。
- クラミチ
秋葉原解放軍の連絡員の男性。
神奈川方面の遊撃隊と情報交換のために移動している最中、ミメシスに追われていたが、隊長の遊撃隊に助けられる。
他LBCS使い
評価
世界観に関してはシリーズの最新作を楽しみにしてたり、美少女風擬人化好きのファンからは受け入れられたが、世界観を純粋に大事にしたいファンからはダンボール戦機との繋がりが無いために受け入れられず、総評は賛否両論である。
一方ゲームとしては、ゲームバランスの悪さや前述した初期の★の数が少ないLBCSと★の数が多いLBCSの性能格差の問題から不評であった。
関連イラスト
※旧版の時代から本家シリーズのキャラ達と共演するイラストも多少描かれている
関連タグ
装甲娘戦機:装甲娘のアニメ化作品。ゲーム版とは異なる点がかなり多い。
MS少女:ある意味先輩。
フレームアームズ・ガール:先輩ともいえる存在。
アリス・ギア・アイギス:時期的に同期の存在。
花騎士:厳密には擬人化ではないと言う点で共通している。
メカむすメーカー:展開は他社だが、ある意味で装甲娘の可能性の一つだったと思われる作品。こちらはR-18版が存在する。
ガールズシンフォニー、御城プロジェクト:Re:互いに長期メンテ(という名の仕切り直し)が行われた後に再開した作品つながり。
シャドウバース(アニメ):装甲娘を見たダンボール戦機ファンと同じような反応があったことで類似する。