「天道予經綸,絕逸別凡塵。
古今演韜略,麒智寓此身。」
概要
称号:天麟握珠(てんりんあくじゅ)
「霹靂布袋戲」の登場人物。
「霹靂兵烽決之玄象裂變」で活躍した。
日夜殊界(にちやしゅかい)の首席軍師である神童。「麒君」の二つ名を持つ。
中原を侵攻する先鋒部隊の一員として、談無慾らと知略を巡った戦いを繰り広げる。
プロフィール
性別 | 男 |
---|---|
初登場 | 霹靂戰魔策 第40章 |
出身 | 日夜殊界 |
根拠地 | 逆宇殿 |
身分 | 殊界麒君 |
上司 | 帝九重 |
同僚 | 逆璽 |
部下 | 狂影不負 |
所有物 | 環宇之鼎 |
人物
深寰地宇から来た勢力の一つ・日夜殊界の麒君。知略に優れており、幼いころから神童と呼ばれ、その実力で首席軍師となった。子供の幼い外見を保つが計算高く、腹黒い性格で、深謀遠慮な策士である。殊皇・帝九重の前では、かわいく振る舞うなど、子供っぽい一面も見られる。
中原から来た談無慾一行が猂族の再興に協力すべく、深寰地宇に訪れた際に、日夜殊界と交戦した。日夜殊界の首席軍師として権謀術数を巡らせ、その知略は談無慾・藐烽雲と互角に渡り合えた。ほどなくして、日夜殊界の領地が一部苦境に浮上し、戦場が中原に移る。
中原侵攻の先鋒部隊を務め、様々な計略で日夜殊界の完全浮上を狙った。表は皇子の逆璽に従って動くが、本当の指揮権は逸塵兒が握っていた。日夜殊界のために、逆璽を手駒に扱っても惜しまない策を取る。中原で混乱をもたらす組織「六蝕玄曜」と結託して、中原正道と攻防を繰り広げていく。
靈萃之軀
日夜殊界は肉体の改造・製造技術に優れ、逸塵兒には「靈萃之軀(れいすいのく)」という特殊体質を持つ。また青い両目には、空間を操る瞳術「驚鰲之眼(きょうごうのがん)」が秘めている。それは日夜殊界の実験による結果であった。
古域王朝からコピーした驚鰲之眼を搭載するには、靈萃之軀が必要である。日夜殊界は靈萃之軀を作るために、非人道的な人体実験を行い、3万人ほどの赤ん坊を犠牲にした。その中で靈萃之軀になり、生き抜いたのが逸塵兒である。生まれた時から自我と記憶があったため、日に日に仲間の赤ん坊たちが、実験で死んでいくところを目の当たりにしてきた。
家族愛
人体実験の記憶から、本能は「家族愛」を渇望するようになり、帝九重に忠誠を尽くして甘えた。策士としては腹黒い性格だが、子供らしい純粋な部分も残っている。しかし帝九重は、人間不信のあまりに、逸塵兒の肉体を乗っ取ろうと画策。日夜殊界が完全に浮上した時、中原正道とさらに白熱した戦いを展開する。
罪惡禁地で談無慾と戦う際に、魂の半分が分離され、子供らしい心の弱い部分が露わとなる。罪惡禁地から脱出する途中、談無慾に「家族愛」を渇望する思いをぶつけた。帝九重の野心により、やがて魂が逸塵兒の肉体を乗っ取り、談無慾と交戦。戦いに敗れた帝九重の魂と、魂の腹黒い部分が切り離され、逸塵兒は年相応の純粋な子供に戻った。以降は談無慾のことを阿叔(おじさん)と親しんで呼ぶようになる。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(逸塵兒)※中国語