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重力ペンキ

じゅうりょくぺんき

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
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概要編集

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC5巻収録「重力ペンキ」。

ペンキ型の道具で、これを塗った部分は独自の重力が働く為、地面と同様に立ち歩いたり物を置くことが出来るようになる。


上記の初登場エピソードの作中では、のび太の友人・あばら谷君の家でクリスマスパーティを開くことになった際、このペンキを家の壁や天井に塗ることで地面として利用出来る場所を広げ、狭い家でも大勢で集まれるようにした。

また『大魔境』で再登場しており、ドラえもん達が谷底へ下りる為に使用した際、500m以上の距離を塗り続けてもペンキが途中で底をつくことはなかった(ただし谷底へ到着した時にはペンキが無くなってしまったが)。


参考として『ドラえもんのひみつ道具使い方事典1』では、このペンキは「引力消去液」、「重力方向転換液」、「透明顔料」で構成されており、塗った部分の重力を打ち消して無重力空間を作り、2分経過すると新たな重力が生まれると解説されている(ただし上記の『大魔境』では塗った直後に効果を発揮しているが)。


関連道具編集

上記の「重力ペンキ」以外にも、重力を操ることが出来るひみつ道具は数多く存在する。


ご存知空を自由に飛ぶことが出来るひみつ道具。

『ドラえもんのひみつ道具使い方事典3』及び『決定版ドラえもん大事典』等、様々な書籍で「反重力を発生させて飛行する」と解説されている(ただし原作版の作中では、この道具の原理が説明されたことはない)。


  • 引力ねじ曲げ機

端末型のひみつ道具。

道具に取り付けられた矢印を動かすと引力が捻じ曲がり、矢印が向いた方向へ引力が働くようになる。ただし使用者以外は道具の影響を受けない。


  • どこでも落っこち機

矢印を模した形状のひみつ道具。

上記の「引力ねじ曲げ機」とほぼ同じ道具で、スイッチを押すと矢印を向けた方向へ重力が働くようになる。ただし使用者(道具を取り付けた物体)以外は道具の影響を受けない。


  • 重力調節機

体重計型のひみつ道具。

無重力状態から地球の100倍の重力まで作り出すことが出来る。有効範囲は一部屋程度から全体まで調節可能。


  • さか道レバー

レバー型のひみつ道具。

上記の「引力ねじ曲げ機」及び「どこでも落っこち機」とほぼ同じ道具で、レバーを倒した方向へ重力が働くようになる。ただし使用者(道具を取り付けた物体)以外は道具の影響を受けず、使用者がレバーから離れると道具の効果が解除される。


  • リフトストック

ステッキ型のひみつ道具。

上記の「さか道レバー」とほぼ同じ道具で、ステッキを倒した方向へ重力が働くようになる。ただし使用者以外は道具の影響を受けない。

また、こちらはさか道レバーとは異なり、ステッキから手を離しても道具の効果が持続する為、解除するにはステッキに取り付けられたスイッチを押す必要がある。


  • 逆重力ベルト

ベルト型のひみつ道具。

上記の「どこでも落っこち機」とほぼ同じ道具で、ベルトを装着して矢印の向きを変えると、その方向へ重力が働くようになる。

ただし上記の道具とは異なり、こちらは安全装置が搭載されている為、上方向へ重力を働かせても大気圏外へ出てしまうことはなく、高度1000mまで到達すると自動的に上昇が止まるようになっている。


  • らくらくとざんぼう

帽子型のひみつ道具。

上記の「引力ねじ曲げ機」及び「どこでも落っこち機」とほぼ同じ道具で、帽子上部に取り付けられている羽根飾りを後ろへ倒すと引力が斜め前方に働くようになり、どんな上り坂もまるで下り坂のように楽に進むことが出来る。ただし使用者以外は道具の影響を受けない。

逆に羽根飾りを前へ倒せば引力が斜め後方へ働くようになり、下り坂がまるで上り坂のように感じるようになってしまう。


  • 天地逆転オイル

液体型のひみつ道具。

このオイルを浴びせられた人や物は、重力が働く向きが逆転して空中へ吹き飛んでいく。そして途中で重力の向きが元に戻ることで、今度は地面に落下してしまう。


  • タテヨコバッジ

バッジ型のひみつ道具。

上記の「引力ねじ曲げ機」とほぼ同じ道具で、バッジに取り付けられた矢印の向きを変えると、その方向へ重力が働くようになり、壁を地面のように歩けるようになる。ただし使用者以外は道具の影響を受けない。


  • 無重力ネット

クラッカー型のひみつ道具。

これを打ち上げると上空が無重力空間になる。その為、大砲等で攻撃されたとしても弾丸が全て宇宙へ飛んで行ってしまう。

夢幻三剣士』では上記の通り敵の攻撃を回避する為に使用したが、『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』では上空に無重力の遊び場を作る為に使用している。


  • おざしき宇宙船

宇宙漂流記』に登場したひみつ道具。

上記の「重力調節機」とほぼ同じ道具で、指定した範囲の重力を自由に変化させることが出来る。ドラえもん曰く「部屋の中で宇宙船気分を味わう為の道具」とのこと。


  • 反重力ペンキ

『決定版ドラえもん大事典』に登場したひみつ道具。

このペンキを塗った物は、ドラえもんの足に搭載されている「重力反発装置」と同様に、地面から浮かび上がるようになる。

作中ではのび太から上記の装置を羨ましがられたドラえもんがこの道具を取り出し、彼の両足に塗ったのだが、ペンキの量が多過ぎた為にのび太が空中へ飛んで行ってしまった。


  • 宇宙遊覧気球

水田わさび版アニメオリジナルひみつ道具。

気球内部に反重力エネルギーが入っており、重力を0Gから1Gの間で調整することで上昇する仕組みになっている。

本来は「流れ星の素」を使用して流れ星を作る際に併用する道具で、ドラえもん曰く「流れ星を作るのに最適な場所(作中では高度100km)まで全自動で連れて行ってくれる」とのこと。


関連タグ編集

ドラえもん ひみつ道具

重力

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