概要
岩手県釜石市にあるJR東日本と三陸鉄道リアス線の駅。JRは釜石線が乗り入れる。釜石線は当駅が終点である。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では駅周辺が津波で水没したものの、駅舎自体の被害は比較的軽微なものだったが、山田線と南リアス線は長期の営業休止を余儀なくされた。
旧南リアス線区間は2014年4月5日に営業再開し、旧JR山田線だった区間は当駅~宮古駅間を三陸鉄道に移管し、既存の北リアス線・南リアス線を含んだ路線名を「リアス線」とした上で、2019年3月23日に営業再開した。
2012年12月8日、JRの駅舎を「鉄のまち」を象徴する駅舎に改装した。
また入口ゲートは「釜」の字を模した形状を連続させている。駅舎内は光天井のイメージで、乳白色のカバーで覆ったLED照明を採用している。
2018年10月から1・2番線ホーム及び通路のリニューアルを開始し、2019年3月上旬に完成した。従来、通路からホームへは階段のみであったが、エスカル(車椅子用階段昇降機)が設置された。
三陸鉄道の駅としては単式ホーム1面1線を有する地上駅。なおこの単式ホーム5番線は行き止まり式で、盛方面にしか発車できない。そのため、宮古・久慈方面へ向かう列車はJRホーム3・4番線を使用する(3番線はJR釜石線の列車も使用)。また、盛方面と宮古方面を直通できるのは4番線しかなく、当駅において盛(方面) - 宮古(方面)の直通列車同士の交換はできないため、唐丹駅や鵜住居駅での列車交換が設定されている。
三陸鉄道5番線ホームはJRのホームとはやや離れた位置にあり、駅舎からホームへはJRの線路を挟んで地下通路で連絡している。地下通路はJR構内と接続している。
2016年7月17日から、向谷実作曲・演奏のオリジナルの発車メロディを採用した。
2009年に三陸鉄道が当駅と久慈駅・宮古駅・盛駅に命名権(ネーミングライツ)を導入したことに伴い、同年8月に地元の水産加工会社「丸辰カマスイ」が1年間の命名権を取得し、駅名看板における表記が「南部さけ コンドロイチン 釜石駅」となった。2015年4月からは駅近隣にあるイオンタウン釜石を運営するイオンが命名権を取得しており「イオンタウン釜石駅」と称されている
駅愛称は「La Oceano(ラ・オツェアーノ:大洋)」(JR)、「鉄と魚とラグビーの町」(三陸鉄道)。
関連タグ
岩手県 三陸 リアス海岸 リアス式海岸 釜石市 釜石 製鉄所
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SL銀河(釜石側の終着駅は当駅だった。)