鈴木善幸
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すずきぜんこう
日本の政治家。第70代内閣総理大臣。
水産講習所(現在の東京海洋大学)卒業後、漁業組合運動で活躍。その後、日本社会党から衆議院議員選挙に出馬し、初当選する。
のちに同郷の先輩政治家である小沢佐重喜(小沢一郎の父親)に誘われ、吉田茂率いる民主自由党(のちの自民党)に移籍した。自民党では池田勇人率いる宏池会に所属。
1980年7月、大平正芳前首相の急死を受け、第70代内閣総理大臣に就任。約2年務めた。
総理大臣としての評価は概して低く暗愚の宰相と呼ばれ、「誰でも首相になれるという前例になり政治を劣化させた」と酷評されている。
息子である鈴木俊一は2022年現在、岸田内閣にて財務大臣を務めている。
また娘の千賀子の夫は麻生太郎。
2004年7月19日、93歳で死去。
第70代内閣総理大臣に就任した際、海外からの知名度不足からアメリカのメディアに「ゼンコー フー?(Zenko who?)」と言われた。鈴木が総理大臣就任時には日米関係も悪化している。
一般的に総理大臣としての評価はお世辞にも高いとは言えず、平凡な経歴の鈴木が就任してから総理大臣候補が小物化していったという厳しい指摘もある(政治学者の八幡和郎の著書「歴代総理の通信簿」にそう書かれている)。
三角大福の時代までは要職の経験が豊富な人物が首相になっていたが、特にこれといった経歴が無い鈴木が首相になったことで「誰でも首相になれる」というイメージが付いてしまったとも言われている。
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