鈴音先生
すずねせんせい
秘立蛇女子学園選抜クラスの担任を務める忍教師。
とてもセクシーな女教師だが常にクールで、その実力は特上忍クラス。
生徒達には苛烈な厳しさで接しているが、身の丈に合わない無謀な訓練を嫌い、生徒の安全に気を配っていると思しき行動もある。
『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』の蛇女編での事件終結後、最後の試練として焔達の前に立ちはだかる。
一定条件を満たすと使用可能。
『SHINOVI VERSUS』では大道寺先輩と共に有料DLCとして配信された。
開閉が可能な二つの大手裏剣を用いて戦う。そのまま振り回すのは勿論、ブーメランのように投げたり、足に引っ掛けてそのまま蹴り抜いたりと自在に操る。
ゲームでは大道寺先輩(鈴音先生からすれば後輩)と同様、あらゆるステータスが高めになっているが、こちらはパワーではなくスピード面が群を抜いて優秀。
大手裏剣を高速回転させながら敵に突っ込むことが多いため、必然的に連閃数もあがりやすい。
例に漏れず秘伝忍法も強力で、高威力、広範囲、多段ヒット、攻撃判定時間がかなり長い、と贅沢三昧の高性能っぷり。
一応、通常攻撃やコンボにややクセがあるというのが欠点といえば欠点だが、上述の性能もあってかそんなに気にならない。
※ここからは鈴音先生に関するネタバレが含まれます。ゲーム未プレイの方は『戻る』ボタンを押して戻るといい。「いや、それでも見たい!」というならそのまま進むといい。(シリーズ開始10年も経てば今更な警告な気もするが)
鈴音というのは彼女の2つ目の忍名であり、最初の忍名は凛(りん)。
凛と名乗っていた頃は国立半蔵学院の生徒であり、担任である霧夜の指導のもと、後輩の大道寺と共に修練に励んでいた。
彼女に転機が訪れるのは卒業試験合格直後の事。
忍学校を卒業した凛は、善忍の上層部から「現代に忍が存在する本当の理由」が「妖魔の討伐」であることを知らされる。
妖魔というのは忍同士の戦いから生まれた膿のような存在……にわかにその事実を信じられなかった凛だったが、善忍の本部にある妖魔の標本を目の当たりにし、その存在を事実として受け止めざるを得なかった。
そして彼女は、危険だと分かっていながら自ら「妖魔の巣窟殲滅」の任務を志願する。
自己の能力に慢心していたこと、忍の最高位である「カグラ」が参加することから、何も恐れるものはないと思っていたが………結果は1分も持たずに壊滅状態に追い込まれてしまった。
満身創痍で気を失ってしまった凛を助けたのは、駆けつけた悪忍チームに在籍していた秘立蛇女子学園の学園長(雅緋の父親)。
善忍の間では彼女は死んだものとされており、師である霧夜も焔に鈴音と凛が同一人物であることを聞かされるまでは、自分が彼女を殺してしまったという自責の念に駆られていた。
後輩の大道寺は「自分の卒業試験は凛さんとの決着である」とし、凛の無事を信じて今尚帰りを待ち続けていた。
日常生活を送れるまでに回復した凛だったが、生き恥を晒すことになってしまうと半蔵学院には戻れずにいた。
そんな彼女に蛇女の学長は教職に就くことを勧め、恩返しをしたいと考えていた凛はその申し出を受け、鈴音と名を変えて教鞭をとる事となった。
全ては「妖魔と戦っても生き残れる忍を育てる」為に………。
大道寺との再会は『真紅』および『SHINOVI VERSUS』で果たされており、『SHINOVI VERSUS』で決着をつけて以降は頻繁に手合わせをするようになっている模様。
もっとも『ESTIVAL VERSUS』においては、その中で余計な一言を放ったことで、とんでもない恐怖体験をすることになってしまった。
『デカ盛り』『PEACH BEACH SPLASH』といった外伝作品では自分の年齢を気にしている部分があり、度々「私だってまだ負けてません」アピールをしている。
しかも『デカ盛り』の個人ルートではなんと学生時代に若返ってしまった。