概要
父は元武蔵村山市議(公明党)の長井孝雄である。
創価大学文学部卒業後、1992年にデビュー。
M2カンパニー(現ホリプロコム)など複数の事務所を経てフリーになった後、タイタン所属となる。2022年9月に退所。また、披露宴の司会者・パフォーマーを派遣するオレンジ企画に司会者として所属しており、同社の会長を務めている。
活動初期はパントマイムを取り入れたネタ、一人コントなどを行なっており、風刺漫談に芸風を変化させた後もネタの合間やライブなどで披露している。
1999年に出演した『爆笑オンエアバトル』で初挑戦にして初オンエアを果たしたことから注目を集めるようになる。
その後も『オンエアバトル』には何度か出演しており、第6回(2003年度)はチャンピオン大会に初出場。年間ランキングは出場資格ギリギリの20位であったが、セミファイナル(Bブロック)ではチャンピオン大会史上初となる1000KBオーバーを果たし1位で通過、しかしファイナルでは最下位という前代未聞の成績を残している。
2000年代前半からテレビ出演が増加。2004年10月から2005年3月にかけて日本テレビ系の「不幸の法則」でメイン司会者を務めた。
2007年5月、フィリピンでの未成年者へのわいせつ疑惑(※)が発覚。
同年9月初旬、「世界に通用するコメディアンを目指す」という目的で単身でニューヨークに渡り語学留学。2008年4月より同地のコメディークラブで、英語によるライブを1、2週間に1度のペースで開催していた。
日本に帰国後、騒動の影響もあって仕事が激減。その後は事務所主催のライブを中心に活動していた。
2011年7月、英検準1級を取得。英会話スクールに在籍し、都内の外資系企業や保険会社などの法人を対象に週3日ほど英語講師を務めている。
一時期に比べてテレビ出演はかなり減ったものの、音楽グループのプロデュースや焼肉店のオーナー業など様々な活動を行なっている。
2021年8月に政治団体を立ち上げ、翌年12月の西東京市議会議員選挙に立候補する意向を示す。
2022年12月25日投開票の西東京市議会議員選挙にて、立候補者40人中トップで当選を果たした。
※フィリピン滞在中、少女に対しわいせつな行為をしたとして現地の警察を名乗る男数名に身柄を拘束された。その際、男から金銭での解決を提示されたため、日本にいる妻を通じて多額の金銭を振り込んで解放された。なお、事務所は「長井に非はなく、混乱した状況で現金を振り込まされた詐欺の被害者」とコメントしているほか、事務所の社長である太田光代もそれを認める発言をしている。
人物
私生活では2000年に、長年同棲し内縁の関係にあった女性と結婚。2005年3月22日には長男が誕生している。
しかし、度重なる女性問題などもあって2008年11月に離婚している。
また、2016年にはドイツ人女性と結婚予定であることが報じられたが、2020年になって離婚している(ドイツでは婚姻関係が継続しているが、手続きの関係上完全に離婚には至っていない)ことが報じられた。
創価学会の学会員(信者)であることを公表している。父親が熱心な学会員であり、自身は小・中・高・大と創価学園に通った「エリート」であると自称している。
自身のライブでも「池田大作は生きているのか死んでいるのかわからない」「ネットに載っている学会員タレントは全て本当」などとネタとして取り上げている。また、清水富美加(現:千眼美子)の事務所脱退騒動について「(創価学会への入信を)清水富美加さん、待ってます」と「勧誘」するコメントをFacebook上で投稿していた。
しかし、実際には2012年ごろに学会から脱退。その後完全に袂を分かっており、各種メディアの取材や自身のTwitter等にて学会を非難する発言を幾度となく繰り返している(西東京都議選の際の街頭演説でもそのような発言を行っている)。
一方の学会側も長井が虚偽の演説をして名誉を毀損したとして東京地裁に民事および刑事で提訴しており、両者の対立は決定的になったことがうかがえる。
また、2022年の安倍晋三銃撃事件をきっかけに宗教二世問題が注目されるようになってからは、自身も宗教二世の当事者としてメディアにて語る機会が増えている。
鳥肌実とはお互い無名であった若手の頃に共演が多く、親交があった。ライブの後に二人で真剣に客をナンパしていたというエピソードがある。
体操部に所属していたことから身体能力が高く、多くのネタで身体能力を生かした動きを披露しているほか、ライブでバック転をすることがある。
また、近年は社交ダンスに関心を持ち、日本ラテンダンスB級のライセンスを取得している。