概要
神奈川県川崎市出身の漫画家。1990年7月31日生まれ。油絵が趣味。仕事場が実家から物凄く近い。
中学生(中高共に男子校だったらしい)の頃に『BLEACH』を読んで感銘を受けすぎ、漫画家を志す。2010年、大学在学中にJUMPトレジャー新人漫画賞で最終候補にノミネート。そこで週刊少年ジャンプの編集者・齊藤優(以下さい藤さん)と出会い、「お前はクリエイターではなくただのBLEACHファンだ」「ギャグ以外1個も面白くない」と言われてギャグ漫画家に転向した。
さい藤さんの勧めを受けて翌2011年『獣剣Lovers』にて同賞佳作を受賞。古味直志のアシスタントとして『ニセコイ』の背景とかを描いていた。
その後、WJで『恋のキューピッド焼野原塵』『青春兵器ナンバーワン』『森林王者モリキング』少年ジャンプ+で『長谷川智広のデジタル作画奮闘記』を連載。
連載作の特徴としては、「非常識な異分子が日常に混ざっていくギャグ」が多い。所謂藤子・F・不二雄作品などにも通ずる鉄板ギャグであるが、身長2mで目からレーザーを出す魔王、青春に憧れる一騎当千の人間兵器、イケメンスパダリカブトムシなど、主人公はいずれも常軌を逸している。それに対する副主人公格の容赦ないツッコミや、狂気の世界から日常にどうにか順応しようとする人外組などの右往左往も人気の一つである。
さい藤さん共々極度のウルトラマンオタクであり、特に『青春兵器~』では主要人物の名前がウルトラシリーズから取られている。
上記の通り『BLEACH』を黒棺の暗唱が出来るほどに愛読しており、『青春兵器』打ち切り直後に『BLEACH』の実写映画化が決まった際にはさい藤さんと共にルポマンガ『BLEACHと僕』を執筆している。
ゲームは大乱闘スマッシュブラザーズしかやらないそうだが、さい藤さんによれば師匠の古味共々集英社の中でも指折りの強さらしい。
『デジタル作画奮闘記』からは液タブによる制作方式に変更した。先生曰く「デジタル便利過ぎてもうアナログには戻れねぇ」とのこと。本作品ではデジタル音痴の作者の姿が見られており、今まで一生懸命アナログでやった漫画制作とデジタルのギャップに愕然としている。
※『長谷川智広のデジタル作画奮闘記』ではモリキングのツノに変わった。
連載作品
- 『恋のキューピッド焼野原塵』(2013-2014、全3巻)
- 『青春兵器ナンバーワン』(2016-2018、全7巻)
- 『森林王者モリキング』(2020-2021、全4巻)
- 『長谷川智広のデジタル作画奮闘記』(2021-2022年、全1巻)
- 『絶対作れる!YouTube教室潜入記』(2023年、全1巻)
関連項目
石山諒:アシスタント