" (小雨大豆先生と婚姻する)私 他人と暮らしたことないので "
" もしかしたらストレスでいっぱいいっぱいになってしまうかもしれません… "
うちの妻は一人っ子で 少し人と関わるのが苦手な内向的な性格をした人だった…
(小雨大豆である)私自身できた人間ではないが―
" (小雨大豆先生と一緒に暮らすなら)一人でいる時間がほしいです… "
少しずつでも慣れていけばいい―
だが その思いは叶うことなく
メェエエェェ
(夫の隣でダラっと寝転んで〝すごくリアルなヤギの鳴きマネ〟をする小雨先生の妻)
なんかやってけそうなので
(エッセイ漫画「限界漫画家日記」の第一話より)
概要
『九十九の満月』『学び生きるは夫婦のつとめ』『こわもてかわもて』の小雨大豆が、2021年に結婚してからの夫婦生活にあった出来事を描く随筆漫画(エッセイマンガ)。
小雨大豆は、打ち切りがない自主漫画連載の選択、どれ程いるか未知数の読者から-自身の創作活動や創作物の出来具合が成果を大きく直接に左右する-支援を受けて制作・生活を繋ぐ漫画道など、今の限界へ挑み続けている酔狂な漫画家(表現者)であるも、ちょっぴり物語創作から離れて実際の御話、一般夫婦と差程変わらないような妻夫交流を綴った日常の記録である
題材には本稿の冒頭へもあるような、妻の酔狂?で愛嬌ある人柄や夫婦の常識差異が描かれる。
登場人物はフニャンと丸みある簡略の作画で描写される。また実話を元にした作品(エッセイ)の特徴『名前は仮称で表記』『容姿は実在とかけ離したデザイン』を加えた構成も窺える。
2023年2月現在は、全7話が投稿されている。
投稿時期
投稿初期(2022年4月~2022年10月、全7話)は『月歌の始まり』や『魔お嬢様は奴隷に堕ちてもわからせる』を主に連載している時期。
これらは諸事情で小雨氏が【自主連載】という酔狂な漫画制作形式で行っており、本作『限界漫画家日記』は作業工程(スケジュール)の合間で描いた漫画と推察される。
また夫婦物語の他に【自主連載】の近況報告も兼ねた日記漫画なども投稿しており、その内容はいまだに手探り・試行錯誤の漫画道であると回顧している。更に特売(タイムサービス)の宣伝絵では、傍目から「こんな格安で大丈夫なんですか?」とか「価格設定が自由過ぎる!」などの販売戦略(セール)から魁(さきがけ)を邁進中とも感じられる。
2023年2月現在では、この連載形式で4周年間近。
漫画家・小雨大豆にとってまだ開拓精神も併せて進む漫画家生活『一般支援も生きる糧になってる自主連載』ゆえ、本業となる上記の主連載作へ注力しなければならない時期と察せられる。そのため本作『限界漫画家日記』は不定期かつ停滞期間が長い創作物であるとも考慮される(もっと色んな実録を読みたい方は先生の創作活動を応援しよう)。
登場人物
小雨家の夫
作中ではpixivなどの自画像(プロフィールイラスト)と同様、ちょんまげ頭に着物姿や洋服姿で描かれる。
因みに妻からは「せんせー」と呼ばれ親しまれてる様子。
小雨家の妻
本作『限界漫画家日記』で主役的な立ち位置の奥さん。名前は伏せられ「(うちの)妻」と表記される。
基本は人見知りだが、(作者・小雨せんせーを通して)個性的で微笑ましい一面もみせる小雨婦人。