概要
漫画家・小雨大豆のTwitter・pixiv・ニコニコ静画 (マンガ)「小雨箱」に投稿されている漫画。
Twitterの初投稿作品には、強面(こわおもて)の祖父が可愛(かわ)いい孫娘のごっこ遊びに神対応でおもてなしする様子が描かれている。
同作者の4コマ漫画「学び生きるは夫婦のつとめ」のキャラクター・龍々龍々(たつた りゅうじ)と同じ姓の人達が登場している。単行本1巻の描き下ろしや龍々家のご近所事情から、彼の家族と思われる。
龍々家では"じいちゃん"が"まご"の子守りをがんばったり、家族と「妖怪」ごっこ?などの《ごっこ遊び》をするなどの日常を描いたハートフルコメディ。
様々なジャンルを配信しているメディア「grape(グレイプ)」にて、いくつかのエピソードが紹介されている。
2018年12月25日に株式会社オーバーラップ発のWEBコミック誌「コミックガルド」で公式に連載が決定。
2019年2月現在、単行本が1巻まで発売中。
pixivコミックでも取り扱っている。因みに初めて出版されたのは同人誌である。
2019年8月の時点では、単行本の2巻が11月あたりに発売予定。
2019年8月下旬にTwitterの【木曜】定期更新が終了した翌週に【こわもてかわもて・りばいばる】として投稿作品の再掲載が行われた。同年10月からは日曜日の週一更新で【こわかわりばいばる】されている。
登場人物
龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)
写真を撮られてるじいちゃん。孫娘から催促され……さい、サイドチェスト!)
(画像内で祖父。64歳。好きな物:かにみそ。
禿げ頭で左頭部に傷跡がありサングラスをかけた強面(こわおもて)の爺ちゃん。仕事人間で子育ては妻に任せていたが、現在は年金暮らしをしながら、はじめての孫の子守りを頑張るおじいちゃん。
正格は真面目で、子どもの夢を壊さないよう言葉選びに悩んだり、世代間格差(ジェネレーションギャップ)に困ったり、虎々(ことら)の行動に「なるほど」と感心させられたり、「めいわくちゅうしゃ」の事を教えたり、何事も本気で人と接する好好爺。
柔道の師範をボランティアで行っており、耳には鍛錬の証が見られる。今でも体を鍛えていて、虎々に「いいよ」と言われるほどの筋肉美を持つ。またアプリゲームに熱中したり、英語でREACTIONしたり、かっこいい服を着こなす、豪華なケーキをサプライズする、任侠(ヤクザ)の映画が怖いといった意外な一面(ナイスガイ)がある。因みにサングラスを取った素顔は…。
龍々虎々(たつた ことら)
ペンと戦っている?女の子)
(画像内で「アイドル」の密着取材を受けてみたい! 「マグロ」になりたい!?といったピュアに奇心旺盛なピッグテール女子。髪留めは毎話ごとに動物や魚・野球ボール・ルンバ?・デススター!?などバラエティーに富んだ物を持っている。
遊び盛りだが、龍ノ介と彩子と一緒に回転寿司に行き美味しい新しい味にも舌鼓したり、そうじきやネコを飼う練習をしたり、怖い映画を観てしまったり、全力でペンあけれんしゅうしたり!?大人たちといっしょにはじめてな事もがんばる元気いっぱいな女の子。
「かぷり子」というクマのぬいぐるみを持っており、とても大事にしている……?他にはウサギの「ウサギミ」やネズミの「ネズミオ(パパ)」、トラ?の「虎之介(とらのすけ)」の人形を持っている。
龍々文子(たつた ふみこ)
会話しているお母さん)
(画像内で🍙の髪留めを付けた娘と自分が仕事中、虎々の面倒を父・龍ノ介へ頼んだ。仕事をしながら父の年金と自分の稼ぎで、家族の面倒を一手に引き受けるスーパー母さん。懐は広いが怒ると怖い。
虎々がラッタッタっていうクッキングごっこではなく真面目に料理へ興味を示しても、自分がいない時に幼い我が子へ火や包丁を使った調理をさせない。
龍々彩子(たつた あやこ)
文句を言ってる姉さん)
(画像内のひだりてで龍ノ介の娘(次女)。24歳。家族からはヤーコと呼ばれている。
姪の虎々(ことら)に痛いこと言われても、かくれんぼや姪の為に猫(ニャーコ)になったり、海へバカンスするために一肌脱いだりと彼女に付き合ってあげる姉さん。
因みに彼氏はいないのではなく(炭素とか…色々ではなく)つくらないだけだが、もしいいひとができたら薬指を意識する模様。
定員さん
巻き毛にしている定員さん)
(画像内で髪をおんでこ町にあるデパート「ぞうさんコニー」のおもちゃ売り場担当の女性店員さん。
花丸(はなまる)くん
(画像内で「うい」と返事している男の子)
鬼城家の三男坊。3歳。
虎々(ことら)と同い年で同じ保育園に通っている。
虎々と彼女の家で遊ぶが、まだ龍ノ介が苦手な模様。それでもいっしょに遊んでくれた人にお礼が言えるできた子。
作中で人気の魔法少女作品「魔女キュア」が好き。
初出は同作者の4コマ漫画「学び生きるは夫婦のつとめ」より。
桟(ざん)お姉ちゃん
橙髪のお姉ちゃん)
(画像内で男の子のほっぺをむにってしてる鬼城家の長女で花丸のお姉さん。高校3年生。
鬼城(おにじろ)家と龍々(たつた)家はご近所さんで、彼女が幼少期の頃から交流があり、必然その流れで龍之介にもフラットに会話するよ。
ご年配への気配りができ博識で弟へのやさしさ?もあるしっかり者。だが子どものようにちびっ子と一緒に遊ぶ一面もある。それは着ている服が濡れようがお構いなしにドジっちゃうご愛嬌もあったり…(だから残さんとも言われてしまう?)。
初出は同作者の4コマ漫画「学び生きるは夫婦のつとめ」より。
氏神
ベンチに座るおねえさん。「アッシ」と鳴いてる子は愛犬のカキツバタ)
(画像内で龍ノ介と虎々(ことら)が散歩中に出会った豆柴・カキツバタの飼い主。
ごっこ遊び
「アイドル」ごっこ。
祖父・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)は孫娘・龍々虎々(たつた ことら)の子守をする事になった。始め困惑していた爺だったが、人見知りをしない娘は昨日練習していた(パッションアイドル風の)挨拶を全力で披露した。突然の事に驚きつつも彼女の振舞いを褒める彼だったが…虎々「じゃあ次は龍ノ介の番ね。」
「お魚屋さん」ごっこ。
お魚屋さん・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)とお魚屋行く人屋・龍々虎々(たつた ことら)。お客様の要望に次々とサービス満点に応えるお魚屋さん。最後はお会計を済ませて…虎々「後あれ下さい!」
「コンビニ屋さん」ごっこ。
ジーソンの定員・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)とジーソンのお客様・龍々虎々(たつた ことら)。品揃え豊富のコンビニに満足するお客様。定員は目の前のモノに「ピッとるやつ」を当てていき…虎々「はいどーん!!」
「おしゃれ」ごっこ。
観客・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)とおしゃれ女子・龍々虎々(たつた ことら)。おしゃれ女子のファッションに観客は「よく似合っています」と褒めた。だが、その「おしゃれ」には悲しい事情があり、それを知ったファンは自分に出来る事はないかと心配するが…虎々「せめていい思い出にしないとね。」
「チアリーダー」ごっこ。
応援される人・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)と応援する人・龍々虎々(たつた ことら)。チアリーダーは目の前の人を元気にするためチアダンスを披露する。彼女は突然のアクシデントがあっても応援を続ける姿に感動する観客がおり…虎々「える、おー、び…」
「お馬さん」ごっこ。
お馬さん・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)と龍々牧場(たつたぼくじょう)で働く人・龍々虎々(たつた ことら)。爺はついに来た定番のごっこ遊びに気合いが入っていた。孫娘も昨日牧場のテレビを見た影響からやる気十分であった。しかしそれは牧場で働く人の本格的な内容で、お馬さんの予想の斜め上を行き…虎々「は~しゃしゃしゃ。よ~しよしよしよしよし。」
「安眠枕売り」ごっこ。
お客さん・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)と安眠枕売りの少女・龍々虎々(たつた ことら)。雪の降る街で「安眠枕」を販売する少女から枕を購入したお客さん。枕屋の少女は枕を使った一発芸や分割手数料をジャパネットが負担するなど巧みな商いを披露し、それを見て追加で商品を買うお客の爺。さらに枕を使った芸はとまらず…虎々「すー」
「お医者さん」ごっこ。
お医者様・龍々彩子(たつた あやこ)とCA・龍々虎々(たつた ことら)。飛行機内で急病になったお客様のためにお医者様を探すCAに、居合わせた医者の彩子先生が名乗りをあげた。女医の診断では緊急オペの必要な「より目爆発症」の患者で、CAの虎々は先生のお手伝いを名乗りでた。先生の適切な処置で乗客は一命を取り留めたが…虎々「どなたかー、どなたかー」
「ダンボール太郎」ごっこ。
昔々あるところに(りゅうのすけ)おじいさんにダンボールに(てきとうに)名前を書かれてダンボールから生まれたダンボール太郎(ことら)がいました。
ダンボール太郎は言いました。
オラ鬼ぶったおしてえ!!
と、ぶっそうな事を言いつつ、おじいさんはダンボール太郎にふちがピンクになってるレシート(レアなやつだ!!)を上げました。
じゃあぶったおしてきますので!!
そういうとダンボール太郎は鬼ヶ島へ向かいました。
途中お供に犬とクマと(りゅうのすけ)おじいさんを仲間にしました。
道中、危険な道を突き進みー
ダンボール太郎(ことら)「そこ!!マグマだから気をつけて!!」
(りゅうのすけ)おじいさん「不便な所に住んでるんですね」
なんやかんやあってダンボール太郎は鬼ヶ島(ヤーコの部屋)につき、『バン』と(部屋の)扉を開けると、鬼(ヤーコ)は無言で『バタン』と(部屋の)扉を閉めてやんわりと拒否されてしました。
その時『 バンッ 』と(部屋の)扉がひらき…
ダンボール太郎(ことら)「 迷惑なことはやめろー!! 」
鬼(ヤーコ)「 こっちのセリフだ!! 」
更に彼女は続けて…
ダンボール太郎(ことら)「 いけ!!(りゅうのすけ)おじいさん!! 」
「ユーチューバー」ごっこ。
視聴者・龍々彩子(たつた あやこ)とユーチューバー・龍々虎々(たつた ことら)。「トゥルルルー!!」とあいさつをするユーチューバー(「え?冒頭の何?」とツッコミをいれる視聴者)。今日は「つみ木つんでみた!!」(「ざんしん」とコメントをいれる視聴者)を配信するとの事。"ライオン"、"ペンギン"、"鬼"の柄があるつみ木を「あたまの上につみます!」(「もう嫌な予感しかしない」と心配する視聴者)と宣言するが…虎々「いくぞ!!」
「王様」ごっこ。
王様・龍々彩子(たつた あやこ)と執事・龍々虎々(たつた ことら)。今日も公務(バイト)から帰ってきた王様が玉座(人をダメにするソファ)に座ると執事が身の回りのお世話をする。執事は王様に100年のもののポテトチップスを食べさせたり、気をきかせてアホ面のサスケを死刑にしたり、横たわる王様へマッサージしたり熱心に仕事をこなした。王様は「これで明日も戦えるぞ」と労いの言葉を執事へかけて…虎々"トン" 彩子「?」
「美容院」ごっこ。
おきゃくさん・龍々龍ノ介(たつた りゅうのすけ)と美容師・龍々虎々(たつた ことら)。美容師が「きょうはどのくらいかみのけきる?」と、来店したつるつる頭のおきゃくさんに話しかける。それを"しのびない"と思うおきゃくさんは「やれるものならとしか…」というが「やってやらぁ!!」っと意気込みがすごい美容師。その後はおきゃくさんの頭をコショコショとマッサージしたり散髪でライオンヘアとカッパヘアをすすめる美容師。あえてのライオンを選ぶつうなおきゃくさん(カッパだったらとんでもないことになってた!?)。ここで美容院に不向きな頭で「すいません」というおきゃくさんだが…虎々「なに いってるんですおきゃくさん」
余談
- 単行本では、登場人物達の苗字が「龍々(たつた)」から「竜田(たつた)」に差替えられている。この事について作者はTwitterで誤植であるとツイートしている。
- 作中には作者・小雨大豆の漫画『九十九の満月』の道具・名前といったパロディがみられる。
- 作者・小雨大豆が漫画情報を発信するマガジンサービス「Comee mag.(コミーマグ)」のインタビューを受けた際には、祖父・龍ノ介のモデルが小雨先生のじいちゃんであるなどの裏設定や創作活動の心がけを語っている。
- 単行本「こわもてかわもて」1巻と「学び生きるは夫婦のつとめ」2巻の表紙カバー裏を並べるとちょっとしたお遊びとなっている。
- 2019年5月のTwitterへの投稿からお題の募集が行われた。
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