陸さん

りくさん

軍隊擬人化作品「陸！海！空！」の主人公「陸軍」の呼び名。

概要

本作の主人公。

ファンからの愛称は「陸さん」「りっくん」など。

プロフィール

役割	大日本帝国陸軍の象徴
所属	大日本帝国陸軍/統合幕僚監部
階級	大佐/陸将補
呼び名	陸
一人称	俺
身長	180cm

外見、およびMMDモデル

本人から見て左の分け目から右に流し、余った前髪を左耳に掛けた髪型。緑が若干強めの暗い茶髪に琥珀色の目。たまに瞳が赤くなったり眼球が黒くなったりする(原作者曰く、「皇道派MAXのときにふっと出る感じで闇落ちではない」)。また、そうでなくても威圧感を発しており、纏う雰囲気がものものしい。

メインビジュアルとして昭五式軍衣を着用しており、モデルではクワガタ(襟についている兵科色の飾り)の色は変えることができるが、デフォルトでは騎兵科の萌黄色である。九八式軍衣にも変更可能。陸大徽章を腹部につけており、副官であるため副官懸章をかけている。装備は十四年式拳銃用ホルスター。

勿論、これらが全てというわけではないので、MMD以外では軍装を変えて描写できる。

キャラクター

先述したように、本作の主人公である。

明治・大正・昭和に渡り、巨大な組織力で日本史に大きな影響を与えた陸軍の象徴。

ｽﾞｫｫｫﾝとしたオーラを纏うが、これはドイツ留学の影響が大きい。この威圧感は軍が解体された現在でもあまり抜けておらず、怖がられることもしばしば。

体格は細マッチョ風味で時々痩せる。陸軍では、補給路が絶たれて食料が全く届かなくなったり、進軍先で自ら開拓して食料を調達しなければならないことがある。本作の陸軍将校は前線にいることも多いため、これを考えるととても太れる状況ではない。それ故に食べることが好き。

【生い立ち】

いつ頃生まれたのかは幕末としか語られていないが、嘉永6年(1853年)以前の生まれであることは確か。この年、海・大佐と共に黒船を見に行っている。

近代化陸軍としては講武所に通うことから始まり、その後フランス語学校を経て、フランス軍事顧問団による教導訓練を受けた。元々は幕府陸軍であったが、王政復古の大号令をきっかけとして、海と共に新政府側に付く。

西郷隆盛を慕っていたものの、西南戦争では士族らと対峙。陸にとってこの出来事がトラウマとなってしまったのか、『中央観閲式 その2』では陸軍分列行進曲が流れる中黙り込んでしまい、代わりに海が説明を行うという描写がある(陸軍分列行進曲の原曲『抜刀隊』は西南戦争が題材)。1佐によれば「陸さんはこの曲を聴くとしばし感傷的になる時がある」。

フランスには二度留学しており、サンシール士官学校に通った。先述のドイツ留学では大きな影響を受け、ここからｽﾞｫｫｫﾝ化が始まる。

【陸と陸軍】

陸の周りには兵科の象徴が存在し、それぞれの専門分野においては大きな支えになっていたが、陸軍内の派閥の対立などは一人で抱えており、時にはそれが身体的な痛みや意識の混濁として表れることがあった。

このように、陸軍の動きが陸自身に何らかの形で反映される模様。これまでにも皇道派ネタが存在していたが、二・二六事件を題材とした動画『+ID』にて大佐組の葛藤が描かれることとなった。

終戦時に陸軍が戦争指導の罪を背負い責任をとることになった際、陸は監視・管理下におかれて自由の身ではなかったことが公式キャラクター紹介で示されている。この影響もあり、現場復帰も一番遅い。

しゃち氏のTwitterでは「陸さんは思い出の品が少ない」との言及がある。詳細は不明。

戦後、陸上自衛隊の象徴である陸自に対しては、あえて距離をとるようにしている。自衛隊発足時は、陸軍の存在を徹底的に排除されていたためで、ある程度自由になってからも続いている。自らが近づくことはできないが、かつての陸軍軍団が陸自の支えになっているのを見て安心しているようだ。

【他キャラとの関係】

海とは幼いころ、非常に仲が良かったが、成長するにつれて関係が悪化。時には殴り合いに発展することもあったという。その一方、大佐とも溝ができるがこちらは大きな確執には至っていない。

元々は陸一人が象徴として、陸軍の発展のため努力していたが(襟の色が変わるのはそのため)、軍事拡張を目指した結果、兵科の象徴が現れる。専門分野においては彼らの存在が大きな助けになった。特に歩兵には目をかけており、自ら教官となって指導にあたることがあったという。

【現代】

現在は陸将補となり、海と共に統合幕僚監部で勤務している。元々双方は大の仲良しであっただけに、統幕で一緒になってからはよりわだかまりも薄れ、新たな関係を築き始めている。

大佐、もとい1佐とは終戦後より同居。家事が苦手な割には手を出したがる1佐に手を焼くも、穏やかに過ごしている。家は工兵が施工。

戦車兵、もとい機甲とは乗り物大好きという共通点があり、非常に仲がいい。ドライブやツーリングを楽しんでいる様子。

車はレクサスを中心に数台所有。国産バイクも所有。生まれつき日本の地理にあかるいので国内においてはナビ要らず、勿論運転が得意。この点、よく海や大佐に利用される。

【その他】

RKK学園では高等部3年生で生徒会長を務める。コースは陸。家は陸系の財閥で、政財界に多大な影響力を持っている。小さいころは天真爛漫で泣き虫、海や大佐の関係などの設定は本編とあまり変わらない。

同軸のRKK幼稚園では幼稚園年長の姿が披露された。

また、RKK学園とは直接関係ないものの、2019年4月26日のツイートでは学ラン着用は勿論、まさかのリーゼントで登場(文章のみ)。その後陸軍軍団もヤンキースタイルで来た。

しゃち氏いわく、「陸さんに関しては陸軍悪玉論を含め、従来のイメージをひっくり返すつもりで作った」とのこと。

幼少期

腰付近まで伸ばした髪をポニーテールのように結っている。

素直で泣き虫。そして落ち着きがない。

当時は海と大佐のことが大好きだった。『小さい頃の自分に言われたキツイ？一言』では思いっきり「りくね、うみとたいさがだいすきなんだよ！（周りに響き渡る大声）」と言ってしまう。

黒船を見に行く道中で金銭を強奪されかけた。が、海と大佐に助けられ、逃げる間際には大泣きしながらも相手を投げ飛ばしてしまった。

また、パラレル『陸とりっくん』では現代にタイムスリップし、幼女と間違われたり、ワンピースを着せられたり、髪をツインテールにしたことがある。現代の陸は昔の自分を黒歴史と見ているらしく、現代を楽しみまくる江戸陸に手を焼いている。

ファンからの呼び名は「江戸陸さん」「りくちゃん」など。

余談だが、『陸とりっくん』にある「りっくん」とは、幼少期の陸ではなく、大人の陸を指している。

関連イラスト

関連タグ

陸!海!空! 陸!海!空!MMD

タグについて

現在、本キャラクターを指して使われるタグは「陸さん」が最も多いのでこちらに記事が作成されているが、他作品に登場する「陸」と名の付くキャラクターとの区別のため、陸!海!空!のキャラクターであるのを強調するタグを使うことを推奨する。

例:陸(RKK)