概要
中国語ではミンショー(Mingshe)と呼ぶ。
『山海経』の中山経二巻・十一巻に記載される、4枚羽根を持つという奇妙な蛇。
原本の挿絵では、蝙蝠のような4枚の翼を持つ蛇として描かれている。
水中にたくさん棲んでおり、磬(けい:古代中国の「へ型」の石や銅の板を吊り下げた打楽器)のような声で鳴くという。
この蛇が現れるときには旱魃が起こると恐れられた。
創作での扱い
- 少年陰陽師 翼よいま、天(そら)へ還れ
少女向けラノベ『少年陰陽師』の外伝として、2007年7月にPS2用に発売されたマルチエンディングの伝奇アドベンチャーゲーム。 後に外伝として小説版も発売された。
鳴蛇(CV:速水奨)は異国からやってきた青年で、冷静で穏やかに見えるが実は冷酷な性格をしており、その正体は山海経にある妖であった。
※画面上と左
ゲーム内の表記はメーダ。
『ファミ通』の攻略記事において、仕様書を元にしたと思われる紹介文の中で、翼がある水蛇とされていたことから鳴蛇のことであると考えられる。
アクパーラ大陸南部の「雨の草原」付近の湿地帯にまれに出現する、呪術を使いそうな陰気な雰囲気の御幣を持つモンスターで、落雷攻撃をしてくることがあり、漁村「みーな」の守護獣であるという説もある。
倒して竜に食べさせるとIN(知恵)が上がる。
『サンサーラ・ナーガ2』では第4階層に登場し、プランクトンのような外見に変更された。
リメイク作の『1×2』では『2』の姿に統一されている。
摩圖崇(パズス)教団の勢力の一つ、奇肱国の「殷の四騎士」の一人。
山揮と同じく本性はすでに邪悪に染まってしまっており、蛇に化身して自身の得意とする熱帯雨林で、元四騎士の一員だったがゴッドサイダーに目覚めた鶚と戦う。
鶚の司る猛禽類の力と冷気に弱い性質ゆえに劣勢となり、最後は鶚に魂として宿る彊良によってとどめを刺された。
序盤のダンジョンに出現する翼のある蛇で、訓読みの「なきへび」名義で登場。