概要
大阪市生野区に位置し、古代から朝鮮半島から来た渡来人が多く暮らし、特に豚(猪)を飼う技術を持っていた人々が多くいたことから、かつては猪飼野(いかいの)と呼ばれていた。
その後1910年の日韓併合を経て、1923年に大阪から済州島を結ぶ定期航路が出来たことにより多くの朝鮮人が出稼ぎのために日本へ渡り、工業化しつつあった猪飼野周辺に集まっていった。
戦後は鶴橋駅(近鉄・JR大阪環状線・Osaka Metro千日前線)周辺を中心に、在日韓国人/朝鮮人によって形成されたコリアンタウンができ現在では東京・新大久保と並ぶコリアンタウンとして賑わっている。
かおり風景100選
鶴橋の周辺には焼肉屋や韓国料理店が多く立ち並んでいるため、夕方から夜にかけて特に近鉄鶴橋駅のホームに焼肉の匂いが立ち込めることがあり、この匂いが環境省のかおり風景100選に選ばれている。