CV:川津泰彦(OVA版)
概要
グラップラー刃牙の地下闘技場編に登場した力士。
物語開始時点での現役横綱でありながら実は裏の格闘技の場である地下闘技場の選手の一人であり、地下闘技場の存在を知らなかった加藤清澄は龍金剛の対戦相手である久隅公平の存在共々、表の格闘世界で活躍していた有名人の登場に驚いていた。
作中では範馬刃牙と鎬昂昇の対戦の前哨戦という扱いだったが、地下闘技場の選手として登録されているだけあり加藤が驚く強さを見せ久隅に勝利し異種格闘技同士の対戦を加藤と読者に見せつけた。
と、ここまでの活躍は僅か数ページであり、その後に鎬昂昇の紐切りの被害に遭ったり次の最大トーナメント編で猪狩完至のセコンドとして再登場した久隅と違い、再登場する事もない脇役だと思われていたが…
まさかの復活
相撲をメインに扱うシリーズ第5部バキ道にて、金竜山と嵐川将平の会話中での回想で前述の地下闘技場編の久隅との試合が語られ、久隅と共に完全新規作画で描かれた。
回想とはいえ初登場から実に30年近く経っての新規作画であり、この時嵐川の兄弟子である事も明かされた。
更に、バキシリーズのスピンオフでありグラップラー刃牙本編開始以前の物語を描いた小説ゆうえんちにも大関として登場し、力剛山と対戦。
この小説でモンゴル出身である事が判明した。
後に愚地独歩と対戦し彼と死闘を演じ、勝負の末に敗北するが独歩からはその強さを認められ彼は「相撲とはあんたの事だ。あんた以外の相撲はわざわざ見なくても良い」と宣言した上で徳川の爺さんに伝えて地下闘技場の選手として登録する手続きを進めると伝え、「一度も負けずに勝ち上がって俺の所まで来るんだ」と激励した。
これによりバキ道に於いて独歩が発言した「相撲界の事は見ねえようにしてきた」の伏線を回収すると共に龍金剛が地下闘技場で闘う理由も補完している。
余談
一般的な力士とは異なる筋肉質な体型や顔立ちからモデルは千代の富士と思われるが、前述の通りゆうえんちではモンゴル出身の力士として設定されている。