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概要

都営地下鉄大江戸線(12号線)用の電車。形式名は文章や書面ではハイフン入りだが呼称はハイフンを飛ばして「いちまんにせんがた」と読んでいる。

同線最初の形式であると同時に、日本では大阪市営地下鉄(現:OsakaMetro)の長堀鶴見緑地線に続いての二例目となるリニア地下鉄である。

他のリニア地下鉄と同じく、小型のトンネルに合わせる形で一般の地下鉄車両よりも1回り小柄なサイズで製造されている。


試作車

Prototype

1986年に試作車の12-001・12-002号車が落成した。この2両は当初通常の回転式モーターを小型化したものを搭載して試験を行っていたが、翌年にメリットの大きいリニアモーター駆動方式へ改造され、比較試験の結果量産車はこのリニアモーター方式を採用することとなった。

試作車という事もあり1986年製ながらも当初からVVVFインバーター制御・運転モニター装置・LED式車内案内装置を搭載するなど当時としてはかなりハイテクな仕様であった。

当時の馬込検車場の10番留置線(延長300m)に現在の大江戸用サイズの剛体架線設備や列車無線設備、信号設備を仮設し1986年5月 から1988年11月にかけて構内走行試験を実施、上記のリニア駆動試験も含めて数々の実証データを得て、後の量産車の製造へ活かされる事となった。


なお当時はまだ大江戸線は工事中であり、よって一度も大江戸線内には入線していない。

試験終了後は営業運転には使用されず2両とも豊島区へ無償譲渡され、東京メトロ有楽町線副都心線要町駅西武池袋線椎名町駅の中間付近にある「千早フラワー公園」にて静態保存、内1両は開放されている。一時ドアが破損し開放中止の上放置されていたが修復されている。車体については完全放置で、かなり傷みが進んでいる。


1次車~2次車

過去の作品より(その8)

画像右。1991年の光が丘駅練馬駅間の開業にあわせて1次車6両編成5本が、予備車確保のため1994年に2次車6両編成5本が製造された。このグループはアルミ合金製の車体にアイボリーの塗装が施されている。先頭部は流線型。走行機器はGTO素子によるVVVFインバータ制御とされた。


1997年の練馬駅~新宿駅間の延伸開業に際し8両編成化されることになり、3次車にあたる中間車12両が製造されて第1~6編成に2両ずつ組み込まれた。組み込みに際し、空気圧縮機の移設や車内サービス機器のプログラム変更などが実施されている。

経年劣化のため12-600形による代替・廃車が行われ、2016年6月30日の運用をもって営業運転を終了した。


3次車~4次車

過去の作品より(その8)

画像左。このグループは先頭部形状がシンプルなものに変更され、アルミ合金製の車体には塗装が施されなかった(ラインカラー貼り付けのみ)。走行機器はIGBT素子によるVVVFインバータ制御に変更。


1997年の練馬駅~新宿駅間の延伸開業に際し3次車8両編成9本が、環状区間開業に際し1999年・2000年に4次車8両編成38本が一挙に製造された。12-600形への置き換えスケジュールの関係もあって2019年度から廃車が始まった。


余談

  • 1次車は先進性を意識してか、試作車と同じく運転台にデジタル式のメーターやヘッドアップディスプレイを装備していた。しかしいずれも運転士から不評で、2次車以降は一般的なアナログ式に変更されている。
  • マイクロエースからNゲージの完成品鉄道模型が発売されたことがある。実車同様に小さい車輪を採用し、車高の低さを再現していた。
  • 修繕や部分的な更新工事こそ行われているが本格的な延命工事が行われなかったのは、大江戸線では「木場と光が丘の車庫が全地下型の車両基地であるため車体を更新修繕する広い敷地と設備が無く、仮にそれをやる場合は大規模な修繕施設がある外部の馬込車両検修場へ持ち出して行わないといけないためコストが掛かる」という背景があるため。

関連項目

都営地下鉄 大江戸線都営大江戸線 12000形 12-600形 地下鉄リニア地下鉄(ミニ地下鉄) リニアモーターカー

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