カープの危機なのだぁ!
概要
ひろしまちほーを縄張りとする野球が好きなアライグマのフレンズ。
ジャパリカープでは内野手をしていて併殺打を得意とする。弱点は外角のスライダー。
あと何かと辛い事もある。シーズン前の時期になると「ごまぎょー」という焚き火をする習性がある。
ホントの概要
『けものフレンズ』に登場するアライグマこと「アライさん」と、阪神タイガース・広島東洋カープで活躍した元プロ野球選手・新井貴浩氏の別称「25番という選手」を掛けたネタ系タグ。主に同氏の画像をモチーフに、同氏をアライさんに置き換えたイラストに本項のタグが使用される傾向にある。
こんなネタが横行してしまっているのは間違いなく新井が悪いのだ。
まさかの公式化(?)
本項のように新井氏とアライさんの名前をかけたネタは、アニメの放送開始当初から視聴者の間で多用されていたが、徐々に本作の知名度が高まり広い層に認知されるようになるのと比例し、このネタも同じく知られるようになったのか、カープ球団をはじめとするスポーツ関係各社でも使用するようになっていった。
①カープロード
2017年3月末、カープの本拠地でもある「マツダスタジアム」から広島駅を繋ぐ「カープロード」において今年も恒例である壁看板イラストのリニューアルが行われた。毎年、その年度に流行した物事をモチーフにしたコミカルなイラストが公開されているが、今年は選手たちが動物化したイラストが掲示された(脇にはしっかりと網目科属や生態の解説まで付いている)。
特に明言こそされていないが、アニメ版が大きな話題となった時期と合致していることから、カープ広報が本作を認知しての今回のイラストテーマである可能性も極めて高く、ある意味「公式版ジャパリカープ」とも言える。
なお(当時の)新井選手は、もちろんアライグマ化した「アライサングマ」である。
解説文には「2008年から2014年まで体色が虎柄に変化したが…」と痛いところを突かれてしまった。
(→詳細はコチラ)。
②スポーツ紙
カープ球団だけでなくスポーツメディア内でも影響を受けたフレンズがいたようで、日刊スポーツのネット記事には、彼の試合での活躍を報じる記事のタイトルが「なのだ」口調になっているなど、さりげないネタが仕込まれたこともあった。
③Veryカープ!
RCC中国放送では2017年7月からのTVアニメ放映が決まり、その縁もあって同局のサブカル/オタク系帯ワイドラジオ番組「ラジプリズム」にアライさん役の小野早稀氏が出演。同番組からのオファーで、同局のラジオでのナイター中継のためのラジオ放送向け「カープ応援ジングル」が製作された。
「やっぱりカープはすごいのだ!Veryカープなのだ!」
そのジングルが初めて流される同年7月7日に行われた広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズ戦、代打としてバッターボックスに入った新井選手は3ランホームランを放ちチームを逆転勝利へと導いた。そして、このホームランの後に流れたジングルが…
「アライ(新井)さんにおまかせなのだ!」
…である。この奇跡的とも言える出来過ぎた展開に驚嘆した視聴者も多かったことだろう。
因みにアライさんを演じる小野女史は、前述のラジオ内において、実は以前から広島カープのファンであったことを語っている(元々、父がTVで野球中継を観る機会が多く、その影響で自身も野球観戦に興味をもつようになったらしい)。なお、カープ贔屓になったキッカケはもちろん新井氏…ではなく、外国人助っ人として活躍したブラッド・エルドレッド氏とのこと。
そして、アニメ『けものフレンズ』にて自身が担当する“アライさん”というキャラクター名を聞いて真っ先に彼のことを思い浮かべたとのことで、ある意味、中の人自身が誰よりも早くからこの未来を予測していた…のかもしれない。
なお、2017年9月に小野女史は広島市民球場を訪れ、上記のアライサングマとの対面も果たしている。