解説
「C.ボツリナム」とは、「もやしもん」に登場する「ボツリヌス菌」をモデルとした菌キャラクターである。
作品内では学名である「 Clostridium botulinum (クロストリジウム・ボツリナム)」からこう表記されている。
土の中やそこら辺に普通に存在する、自然界の中に普通にいる細菌のため、「もやしもん」では芽胞の状態で、そこら辺にふわふわ浮いている。
空気の中では芽胞の形でいて、空気の無い、真空の環境になると、「パカン」と芽胞が割れて、中から「ボツリヌス毒素」が顔を出し、毒素を撒き散らす。
この「ボツリヌス毒素」、非常に強い毒性を持つモノで、自然界に存在する毒素としては最強の毒素である。
本気になれば、たったの25gで人類を滅ぼせる、と言われている。
そのため、生物兵器などで軍事利用され、悪用も懸念されている。
「もやしもん」ではO-157と共に「かもしてころすぞ」の代表的な菌扱いされている。
また、その芽胞の可愛らしいデザインと、その裏腹のおっかない性質とのギャップにより、キャラクターとしての人気もある。
また日常生活でも、古くからハムやソーセージや寿司の中にいるこいつらのために食中毒になっていたり、
現在では真空パックの食品の中にこいつらがいた場合に食中毒を発症する。
(通称「ボツリヌス症」)
熱によりボツリヌス毒素が不活性化するため、加熱する事が最大の予防法である。
また蜂蜜の中にもよくおり、「オーガニックで身体にいいから」と1歳未満の赤ん坊に食べさせることにより「乳児ボツリヌス症」を発症させてしまう事がある。
2017年には死亡事故となってしまう事例も発生した。
蜂蜜にボツリヌス菌 男児死亡で改めて注意喚起「1歳未満の乳児に与えないように」 - 産経ニュース
なので、赤ん坊には蜂蜜を絶対にあげないようにしましょう。
ボツリヌス菌と赤ちゃん:はちみつを食べさせてはいけない理由 | いしゃまち
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