解説
「L.フルクチボランス」とは、「もやしもん」に登場する「火落ち菌」をモデルとした菌キャラクターである。
作品内では学名である「 Lactobacillus fructivorans (ラクトバチルス フルクチボランス)」からこう表記されている。
通称「火落ち菌」。
本編では「ヒオチ」と呼ばれている。
日本酒を醸造する過程で、コウジカビ、即ちオリゼーたちが醸し出す「メバロン酸」が大好物。
こいつらがこの「メバロン酸」を求めて醸した結果、「火落ち」が発生する。
過去に結城蛍の実家である「結城酒造」で、こいつらによる大腐造が発生。
杜氏に死を選ばせ、「結城酒造」が潰れそうになる程の危機となった。
それ故に、こいつらは「酒蔵の敵」であると同時に「蛍の敵」でもある。
蛍は予防法だけでなく、完璧な撃退法を見つけたい、と口にしていた。
ちなみに予防法としては「火入れ」と呼ばれる、日本酒を加熱し、こいつらを殺菌する手法と、
本編にて、大学構内で美里と川浜が日本酒を密造し、火落ちを発生させてしまった時には、
蛍はこいつらを焼き殺そうとし、
樹教授は灰をぶっかけて、こいつらを退治した。
またアニメ版では、この「ヒオチ大発生」シーンを、当時のCGアニメーション技術の総力を注ぎ込んで制作しており、「株式会社 白組の本気」を象徴する場面となっているので要必見。
実は、属名である「Lactobacillus:ラクトバチルス」の名の通り、こいつらは「乳酸菌」だったりする。
つまりはL.ブレビスやL.カゼイ、L.プランタルム、L.ブルガリクス、そしてL.ヨグルティの仲間。
なので、「火落ち菌」にはL.カゼイも含まれている。
「マロラクチック発酵」に加わっている。
あと爺面をしている為か、オリゼーたちから「なんだとそこのヒオチ」と言われつつも、蘊蓄マンガでは良く解説役になる。
また「仮面を外したらイケメン」という噂もある(第5巻、巻末オマケ漫画より)
関連リンク
L.フルクチボランス - もやしもん@Wiki - アットウィキ
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