概要
正式名称は「Deification Shutdown System Choker」
Wille(ヴィレ)で使用されている、装着者がEVAを覚醒させフォースインパクトを起こしてしまう前にその頭部を爆破し殺害するための首輪であり、訳すと「神格化終了首枷」。発動時にはチョーカーから頸の周囲に赤褐色の弾丸(?)のようなものが12個浮かび上がり、それが撃ち込まれることで爆発する。
外部から発動させるための専用のリモコンが存在し、一定距離以内であれば発動権限者の手よる任意起爆が可能。また、EVAの起動シグナルを感知する機能も備わっている模様。
表面には使徒封印用呪詛文様が刻まれている。Willeがどのような経緯でこれを入手したかは不明だが、彼等の旗艦AAAヴンダー同様、その製造には何らかのNERV(あるいはゼーレ)由来のオーバーテクノロジーが用いられているものと推測される。
登場作は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』。
葛城ミサトの命令により、ニアサードインパクトのトリガーとなった碇シンジの首に装着される(赤木リツコ曰く「私たちの不信と貴方(シンジ)への罰の象徴」)。
だが、彼がアヤナミレイ(仮称)と共にNERVへと渡った後、渚カヲルによって取り外され、カヲルが自らの首に装着。カヲル曰く、「元々は自分を恐れたリリンが作った物」だったため、いずれは自分が装着するつもりだったとしている。
NERV本部での戦闘時、碇ゲンドウの策略によりシンジとカヲルの駆るエヴァンゲリオン第13号機を鍵としてフォースインパクトが発動しかけてしまい、それを強制的に止めるべくカヲルは自らの意思でチョーカーを起爆、自らの命と引き換えにこれを停止させた。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』では、式波・アスカ・ラングレーおよび真希波・マリ・イラストリアスにも装着されていたことが判明(プラグスーツ着用時はスーツで首元が覆い隠されるため外側からは見えないが、既に『Q』の時点から二人とも常時装着していた模様)。シンジのみならず、NERVに捕われフォースインパクト発動の材料にされる恐れのあるEVAパイロットには等しく装着が義務付けられているものであることが分かった。
また、いざという時には装着者自身の意思で発動させることも可能なようで、劇中のあるシーンで自決のために起爆させたが策略により失敗に終わっている。
後にWilleへと戻った碇シンジに対しては、ミサトの意向により再び装着されることは無かったが、彼が再び己自身の意思でEVAに乗り戦う事を決意した際は、それを彼女から受け取り自ら装着している。