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概要

グループ名のジンギスカンはチンギス・ハーンをドイツ語にしたものであり、英語圏でもそのまま受け入れられているが、日本では契約の関係上英語表記の"Genghis Khan"(正確に英語で読むとデンゲスカン)が用いられている。

デビュー曲もこのグループ名に因んでいる……のではなく、"DschinghisKhan"と言うタイトルの曲が先に有りそれを歌う為にメンバーが集められたので、そのまま曲名がグループ名になった。


曲の方の"DschinghisKhan"は、旧西独の音楽プロデューサーだったラルフ・ジーゲルと経済学者のベルント・マイヌンガーが、当時同国で人気のあったボニーMの『怪僧ラスプーチン』をモデルとして創ったもの。

それを当時のヨーロッパのポップ・ミュージックの登竜門である"EUROVISION"に応募して歌わせる為にメンパーを集めて結成されたのがグループの方の"DschinghisKhan"である。


メンバーはオーディションで選ばれたのだが、ルイだけは当初からメンバーになる事が決まっていたので、彼だけオーディションを受けていない。

またヘンリエッテはもう一人女性メンバーが欲しいと言う事になり、当時夫だったヴォルフガングが推薦したのだが、一応オーディションを受けてメンバーになっている。


"DschinghisKhan"はメンバーそれぞれ番号と色が決まっており、さながら戦隊ヒーローの様な設定になっている。

メンバーそれぞれの番号と色は以下の通り。


ルイ - No.1 白

エディナ - No.2 黄

ヘンリエッテ - No.3 赤

スティーヴ - No.4 青

ヴォルフガング - No,5 黒

レスリー - No.6 緑


公式サイトによれば、彼らはドイツ出身の最も成功したグループとして世界中で知られているという。1979年に結成してから主要なミュージックアワードを総ナメにし、20カ国でゴールドとプラチナディスクとなり、少なくとも2000万枚以上のレコードを売り上げ、240のテレビ番組にゲスト出演し、有名雑誌のカバーを飾ったが、1985年に何の前触れもなく解散した。しかし、2006年に再結成。オリジナルメンバーも減ってしまったためか、Legacy of Genghis Khanと名付けられたメンバーがサポートとして加入したが、ベンジャミン以外は出演しないことも多い。


なお、再結成以降の現在のオリジナルメンバーは(本家では)エディナヘンリエッテ女性メンバー二人のみであり、引退していたはずのヴォルフガングはいつの間にやらかつてのライブメンバーのシュテファン率いるグループに合流し、同名義を名乗って活動している等、事実上分裂状態にある。


オリジナルメンバー

Louis Hendrik Potgieter(ルイ・ヘンリック・ポンジェッター)

南アフリカ出身。

ダンサー

解散後はジンギスカン・ファミリーのキーボード担当として、レスリー、ヘンリエッテらと共に短期間の活動を経た後、南アフリカに帰国。

帰国後はホテルの支配人を務めていたが、1994年11月12日、ポートエリザベスにてエイズによる合併症によって死去。満41歳没(死去した年は1993年説や1996年説もある)。ルイの死はスティーヴが2005年に再結成する為にメンバー探しに奔走した際に発覚した。

スティーヴによると、当時80代の母親に看取られ、ガリガリに痩せ細って亡くなったという。

一部のファンから魔王と呼ばれている。

初期の曲では歌わずに踊っているだけ・・・・・の様に見えるが、実はちゃんと歌っている。ただマイクが無いので声を拾ってないだけ。

スティーヴ脱退後はスティーヴのパートを担当していた。

メンバーの中で最も声が低い。

Steve Bender(スティーヴ・ベンダー)

ドイツ出身。

スキンヘッド。男性メンバーでは年長かつ低身長。

本名はカール=ハインツ・ベンダー(Karl-Heinz Bender)。

物心つく前に父親を戦争で亡くし、グループ加入まで様々な職を就いてはパワハラを受け、再結成には奔走するなど大変な苦労人。

腰痛の悪化が原因でドクターストップがかかり1981年脱退(元々ヘルニア持ちだったという)。脱退後はドイツの音楽プロデューサーとして活躍。ジンギスカン在籍当時はスキンヘッドにしており、一日に二度髪を剃っていたが、実は最初にスキンヘッドにした際、自分の風貌が酷く恐ろしく見えて泣きそうになり、家に4週間引きこもっていたそうである。

腰を痛めていたのもあるが、ダンスが苦手で振り付けをよく間違えていた。

再結成前年の夏に癌が発覚して余命宣告を受けており、再結成の翌年の2006年に肺癌で死去。満63歳没。

彼の晩年の歌声はここで聴くことが出来、サビ(本来はレスリーのパート)で歌っているのが彼である。

再結成に尽力しただけでなく、ファン想いで亡くなる前までに積極的にファンと交流していたことからも慕われていた。

Wolfgang Heichel(ヴォルフガング・ハイヒェル)

ドイツ出身。

ヘンリエッテの元夫。

メンバーの中で最も大柄で、コーラスの内最も低い声が彼である。

やたらと奇抜な容姿の男性メンバーの中では爽やかな二枚目枠で、かつてはメンバー中最もモテていた。再結成後はガタイが更に大きくなっただけでなくメイクを施すなど、厳つい風貌になったため全盛期と比べ最も容姿が変わっていた。スティーブ亡き後ルイのパートも担当していためか、彼もまた一部では魔王と呼ばれることも。

再結成後もオリジナル男性メンバーとしては唯一のフル参加だったが、2014年の途中で引退を表明し離脱していた。が、先述の通り独自でDschinghisKhan名義で活動を再開している。

Henriette Strobel(ヘンリエッテ・シュトローベル)

オランダ出身。

ヴォルフガングの元妻。

解散後の1986年に離婚。その後は友人と共にスペインのマヨルカ島でファッション関係の仕事をしていた。

再結成後はシュトローベル姓で活動、髪型も変化している。

男性風や軍服をモチーフにした衣装を着ることが多かったが、曲によってはエディナ・ポップの服と似た服を着ていた(現在は男性風の服は着ていない)。

"Rocking Son"ではキャッツアイの様な真っ赤な全身レオタード姿を披露している。

趣味はダイビング。

Edina Pop(エディナ・ポップ)

ハンガリー出身。

実はメンバー内で最年長で、結成の2年前(1977年)にドイツ人俳優の夫と死別している。

同じハンガリー出身のレスリーや年代の近いスティーヴと仲が良く、スティーヴの闘病中(特に余命宣告を受けた晩年)は常にその体調を気にかけていたという。その為、スティーブの娘・メラニーからは感謝されている。

再結成でのトークによると、他のメンバー曰く電話病(電話で話すのが大好き)らしく、本人は電話代がかさむと話し、スティーヴにEメールを教わっていたとのことである。

Mandoki Leslie(マンドキ・レスリー)

ハンガリー出身。ヒゲ。ボーカルで一番目立つ方。

よくレスリー・マンドキと表記されるが、ハンガリー人は名前の表記が日本と同じ姓・名の順なので正しくはマンドキ・レスリーと表記する(ハンガリー名での正確な発音はマーンドキ・ラースロー(Mándoki László))。

実はメンバー内で最年少。

解散後に友人と会社を経営しており、スケジュールの都合(当時は議員を目指しており、テレビに映ると広報活動(日本で言うところの公職選挙法違反)になってしまうため)もあり、現在存命のメンバーの中では唯一再結成後のジンギスカンへの参加を見合わせている。

長髪と唇の上の大きな髭がトレードマークで、趣味および特技はハンガリー料理。

加入理由は見た目(の奇妙さ)であり、歌も上手かった事で加入が決定した。

現在はミュージシャン業を復帰しておりManDoki Soulmatesを立ち上げドラマー兼ボーカルで活動中。

元々ドラマーだったため、"Rocking Son"ではドラムソロをも担当していた。

グループから離脱しているが、容姿はまったく変わっていない。


2005年 - 2006年までのメンバー

Stefan Track(シュテファン・トラック)

2代目魔王として加入するも、オリジナルメンバーとの確執から解雇宣告をされる。メンバー曰く、目立ちたがりで態度が大きく、「俺をオリジナルメンバーと同格にしろ」と迫っていたのだとか。脱退後グループのヒット曲から名を拝借しロッキング・サンを結成。

近年、引退していたヴォルフガングと再会し彼をロッキング・サンに合流させる。これをいいことに自分達のグループをDschinghisKhanと名乗り、結成40周年にかこつけて自分達が本家であるように主張するなど再び本家の頭を悩ませている様である。

Daniel Käsling(ダニエル・ケスリンク)

モヒカン頭のイケメン。脱退後はロッキング・サン結成に参加するが、2007年に脱退。

Ebru Kaya(エプル・カーヤ)

エディナ、ヘンリエッテに次ぐ3人目の女性メンバーだったが、シュテファン・トラック、ダニエルとともにロッキング・サン結成のため脱退(こちらも2009年ころ脱退)。

なお、三人とも当時スティーブの事務所で預かっていたダンサーに過ぎなかった。


Legacy of Genghis Khan

再結成にあたり、新加入したメンバー。

「チンギス・ハーンの遺産」としての設定が各自に与えられている。

Corinna Günzel(コリーナ・グンツェル)/Eltuya – "The Battle Ax"

チンギス・ハーンの長女。「戦斧」の異名をもつワイルドな女戦士。金色のモンゴルの戦斧を持って黒い雄馬にまたがる。

Benjamin Schobel(ベンジャミン・スクーベル)/Fürst Ögödei – "Genghis Khan`s Son"

チンギス・ハーンの長男。魅力的なモンゴルのダンディーで、戦士というよりはポップスターのような感じ。女性にモテる。3代目魔王となるポジションだったが、2011年以降はノーメイクで参加。

Claus Kupreit(クラウス・カプリート)/Igei – "Fürst/Dandy"

チンギス・ハーンの次男。何故かジャック・スパロウに似ている。素晴らしいダンサーで、ステージをくまなく旋舞する。レスリーに代わりリードボーカルも務める。

Tanja Mueller(ターナ・ミューラー)/Ohla – "The Princess"

Evi Weigand(エフィ・ヴァイガント)/Ohla – "The Princess"

異国の王女。チンギス・ハーンのお気に入りで、丁重にいすかごでステージ中を運ばれる。いつの間にかターナからエフィに交代している。

Thomas Graeber(トーマス・グラベル)/Yassa – "The Warrior"

Stefan Sauter(シュテファン・ソーター)/Yassa – "The Warrior"

勇猛で混沌とした野性的な戦士。誰も彼の剣にはかなわない。いつの間にかトーマスからシュテファン・ソーターに交代してる。

Attila Mario Diallo(アッティラ・マリオ・ディアロ)/Cash– "The dangerous black Warrior"

チンギス・ハーンとの戦闘で唯一捕虜となり、今では彼の味方となって戦う危険な黒人戦士。ダンスが苦手なので、スティーヴの後任としてボーカルに回る。

Angelika Nimbach(アンジェリカ・ニンバフ)/Yesugan – "The Swordfighter"

敏捷な刀の女戦士で剣舞の達人。幼少の時ある村から連れ去られ、今はチンギス・ハーンの側で戦う一人。2008年以降は活動が確認されていない。


楽曲

ジンギスカン/1stアルバム

Dschinghis Khan(ジンギスカン

Moskau(めざせモスクワ

Komm doch heim(家に帰って)

Samurai(サムライ

Rocking Son of Dschinghis Khan(ロッキング・サン)

Pass auf, der Drache kommt(ディスコ・ドラゴン

Israel, Israel(イスラエル

China Boy(チャイナボーイ

Sahara(砂漠の国サハラ)

Puszta(プスタ)

Der Verraeter(密告者のテーマ)

Hadschi Halef Omar(ハッチ大作戦)


グレイテスト・ヒッツ

Rom(栄光のローマ

Madagaskar(さらばマダガスカル

Kaspar Hauser(カスパル・ハウザー)

Mann und Frau(男と女)

Kaept'n Nemo(キャプテン・ネモ

Die Fremden(宇宙からのメッセージ)

Sierra Nevada(シェラ・ネバダ)

Machu Picchu(インカ帝国

Kon Tiki(コンチキ号の冒険)

Tiger, Tiger(女豹のように)


ベスト・オブ・ジンギスカン

Wir sitzen alle im selben Boot(世界はひとつ)

Pistolero(哀愁のピストレーロ)

Loreley(ローレライ

Der Dudelmoser(アルプスのドゥーデルモーザー)

Klabautermann(妖精クラバウターマン)

Himalaja(前人未踏の地ヒマラヤ

Mexico(めざせメキシコ

Olé, Olé(闘牛士の死にオーレ!)


※重複分は除いてあります。カッコ内は邦題です。

他にも多くの曲がありますが、書き切れないので日本で入手できる物のみ。


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