GMKアンギラス
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あんぎらす
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』に登場が予定されていたアンギラスである。
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』にて登場が予定されていたアンギラス。
護国三聖獣の一体である「黄金の冷凍怪獣」として設定されていた時期には、「氷属性」を宿すとされていた。
甲羅のトゲも氷であるために、ゴジラの放射熱線を弾いたり、自身の冷気と婆羅護吽の熱で上昇気流を発生させてバランの飛行を補佐するというコンビネーションも予定されていた。
また、外見の特徴としては、四肢の形状がこれまでのアンギラスよりも直立的である他、尻尾にドエディクルスの様なモーニングスターを備えており、実現していればようやくモチーフとしてのアンキロサウルスに近づいたはずであった。
後に「黄金の冷凍怪獣」という特徴は魏怒羅に受け継がれ、魏怒羅が氷穴で眠っている設定に活かされた。
- 冷凍属性のアンギラスというのは、初代アンギラスの白熱光を吐くという設定と真逆とも言えるアプローチである。
- 『ゴジラS.P』に登場したアンギラスは、トゲの様相など、若干だがGMKアンギラスに外見の類似性がある。
- 企画段階での護国三聖獣は、アンギラス、バラン、バラゴンであった。カマキラスや宇宙飛行士が変化した怪獣が考案されて却下された後の話であり、金子修介はこの3体の起用にやる気だったが、「ネームバリューと地味さ」が懸念されてまたも却下され、バラン共々、モスラとキングギドラに役を奪われてしまった。
- 完成作品に登場できたのはバラゴンだけだったが、より知名度があると思われるアンギラスが代わりにリストラされたのは不思議な話である。一説にはアンギラスとバランの交代劇は映画製作がすでに始まっている土壇場もいいところで決まり、スーツが完成していたバラゴンは唯一交代を免れたという話もある。
- 『怪獣黙示録』にてバラン・バラゴンとセットで出現したのは、この経緯が元ネタと思われる。
- Pixiv上では、「晏魏羅」や「晏麒羅」というオリジナルの当て字を付けたイラストも見られる。
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