ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

護国三聖獣

ごこくさんせいじゅう

護国三聖獣とは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に登場するゴジラと戦う三体の怪獣達である。
目次 [非表示]

概要編集

古代王朝の時代から日本各地でその存在が伝来されており、狛犬鳳凰八岐大蛇の伝説の元となった陸海空を司る三匹の怪獣、婆羅護吽最珠羅魏怒羅の事。


彼らは退治された後にその霊魂を慰めるために神として祀られ、新潟県妙高山鹿児島県池田湖富士樹海氷穴にそれぞれ封印され「護国聖獣」と呼ばれるようになった。これが後に同胞を殺した敵を神と崇め祀る日本独特の風習になったらしい。もはや神獣霊獣か土地神のような存在であり、彼らの復活は口寄せ召喚に近い。


聖獣達が封印された三つの場所は「聖地」と呼ばれ、それぞれ地蔵のような石像が立っており、これが壊される、もしくは倒されるといった危害が加わると聖獣たちが復活するが、石像が封印の鍵となっていたのかどうかは不明である。この石像(やその破片)には倭人たちの魂が宿っており、「くに(国家を意味する国ではなく、といった大自然を含んだ国土のこと)」ゴジラの脅威から救うために霊魂を解放し、聖獣に憑依させることで対抗したと推測されている。


聖獣達が守っているのはあくまで「くに」であるため、それらを荒らすものは例え人間だろうと容赦なく襲い掛かる。そのため妙高山の石像を壊した暴走族はトンネルごと生き埋めにされ、池田湖の石像で犬を湖に沈めようとした不良大学生たちは湖に引きずり込まれて殺されている(犬は無事に保護された)が、富士樹海の石像を踏み台にした自殺願望者は、魏怒羅が目覚めていなかったことと悪人ではなかっために殺されなかった(もっとも、本人からすれば殺された方が本望だったのかもしれないが)。


謎の老人の伊佐山嘉利はこれらの伝説を独自に調べ上げ、「護国聖獣伝記」という書物にまとめると同時に怨霊の集合体であるゴジラを倒すには聖獣達の力を借りるしかないと語っている。


そして何より、これらの聖獣達を自力で封印した古代王朝は、もしかしたらゴジラ以上の脅威かもしれない。推測でしかないが聖獣を討伐し、その魂を封印し続ける地蔵を作ったり古代の倭人の魂を石に封じ込めたりなどこの世界の古代王朝には特殊な力や技術があったと思われる。また婆羅護吽は大陸からの侵略者に対する防衛として妙高山に封印していたので、未来で大陸から侵略者が来ることも想定していた可能性もある。


そして、上記の通り、怨霊の塊であるゴジラに対抗するために祖霊を聖獣たちに憑依させたと思われ、裏で糸を引いた伊佐山嘉利自身もこの世の者ではない可能性が作中の終盤で示唆された。



一覧編集

婆羅護吽編集

怪獣図鑑・バラゴン

陸を司る地の神で、狛犬のモデルとなった聖獣。新潟県妙高山に封印されていた。


最珠羅編集

モスラ

水を司る海の神で、鳳凰のモデルとなった聖獣。鹿児島県池田湖に封印されていた。

当初は幼虫の状態で復活したが、繭を作ることで成虫となった。


魏怒羅編集

キングギドラ図

空を司る天の神で、八岐大蛇のモデルとなった聖獣。富士樹海氷穴に封印されていた。

本来の休眠から覚めてしまい、未熟な状態で出撃したが、婆羅護吽と最珠羅のエネルギーを受けることで千年竜王キングギドラとなる。


余談編集

GAB2のはずだった大怪獣総攻撃

  • 初期設定ではモスラとキングギドラの代わりにアンギラスバランが登場する予定だったが、「ネームバリューに欠け地味だったから」という理由で変更された。バラゴンの熱とアンギラスの冷気で気流を発生させてバランが飛行する、主人公達を救って散るバラン、湖から出現してキャンプを襲うバラン、など、バランの役割がモスラに変更された感がある。

    • アンギラスはゴジラの最初のライバル怪獣でありながら、2023年現在作品タイトルに登場したことはない。(もっとも、バラゴンも本作のタイトルには登場していないが)

  • 監督を務めた金子修介はそれ以前の構想段階でカマキラスを出すつもりだったそうだが、飲み会で友人に話したところ「カマキラス? 何それ」と言われ、起用を断念したとのこと。
  • あくまで余談だが魏怒羅以外は復活した際にそれぞれ死者を出しており、伊佐山教授に聖獣覚醒のために生贄にされた可能性もある。自殺しようとした男は魏怒羅はまだ眠っていて無事だったとされているが、後に伊佐山教授が自ら魏怒羅の元にやってきていたので、魏怒羅が覚醒した際には伊佐山(霊魂)自らその魂を生贄にしたと思われる。

  • 心なしか、聖獣達は霊体でできているためか、防御力は普通だが「HP」が少ない感がある(どの聖獣も、戦闘を継続可能と取れるような描写があるが熱線で爆散したため)。本来の予定では、ゾンビの様に全身がボロボロになりながらも戦い続けるバラゴンが見れたらしい。
    • また、同じ技を何度も使用しようとして逆にゴジラに返り討ちにされてしまうなど、今作のゴジラが意地汚く狡猾なのと相まってどこか単純で機械的な印象も感じられる。

  • 怪獣黙示録』にてバラゴン・バラン・アンギラスはセットでゴジラと対峙していた。更に、2019年福島県須賀川市にて開館した「円谷英二ミュージアム」においても、狙ったかのようにこの三体のフィギュアが一纏めに展示されている。

初期設定におけるバラゴン以外のメンバー編集

GMKアンギラス編集

アンギラス

GMKバラン編集

バラダギ山神


関連項目編集

ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃

ナギラ徳間ガメラ金子修介伊藤和典などのスタッフが関係しており、古代文明と関係しているなどの設定が似ている。

関連記事

親記事

ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃 ごじらもすらきんぐぎどらだいかいじゅうそうこうげき

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 38717

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました