概要
ドイツのハンブルクで1978年からバンド活動をしていたカイ・ハンセンが当時のドラマーだったインゴ・シュヴィヒテンバーグのアドバイス(同名映画に着想)を受けて1984年に名づけた。綴りを変えたのは地獄(Hell)が入ってた方がカッコいいから、らしい。
オムニバス盤参加を経て翌年にはバンド名を冠したアルバムを発表。最初はハンセンが歌いながらギターを弾いていたが、マイケル・キスクが専業ヴォーカルとして加入後はギターに専念するようになる。
1987年に『Keeper Of The Seven Keys Part1』(邦題:守護神伝-第一章-)、翌1988年には『Keeper Of The Seven Keys Part2』(邦題:守護神伝-第二章-)の2枚のアルバムを発表。バンドの名声を確立した作品として今なお評価が高い。
しかし、1989年にハンセンが脱退しGammaRayを結成。その後もトラブルが続く中、1993年にはマイケル・ヴァイカート(デビューからのギタリスト)とキスクが争うようになり、キスクが脱退。後任はピンク・クリーム69にも在籍していたアンディ・デリスとなった。
それ以降、デリスとヴァイカート(ヴァイキーとも呼ばれる)の二人を基軸にしてメロディアスなパワーメタルをベースにしたヘヴィーな作品や壮麗なバラードなどを続々生み出していった。
2008年と2013年にはガンマ・レイと共に日本公演を行った。
この共演がきっかけとなり、ハンセンを通じて、ヴァイキーを中心とするハロウィンの現メンバーが、長らく絶縁状態となっていたキスクとのコミュニケーションを再開。
関係修復を遂げて以降は、ハンセンとキスクが定期的にハロウィンのライブやツアーにもゲスト出演するようになり、一部の新曲にも参加するなど、実質的な準メンバー扱いで現在も共演し続けている。