Kranvagn
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きろんばん
スウェーデンのクレーン車()。
もとい、その名の下に秘匿開発されていた重戦車。略してKRV、あるいは別称でEMILとも呼ばれる。
第二次世界大戦後の1950年代、イギリス製の新型戦車センチュリオンの導入に遅れが生じると予測されたことから、フランスの技術協力を受けつつ開発された。
しかし、1952年にイギリス政治は自軍の拡充よりも外貨獲得を優先する方針に切り替わりセンチュリオンの輸出体制を強化、1953年にはスウェーデンへのセンチュリオン供給が始まる流れに。
Kranvagnは1956年に試作車体のみ完成するも、センチュリオンの十分な供給に加えて砲塔の製造が行き詰ったことにより開発中止となった。
その後、Kranvagnの試作車体はStrv.103(主力戦車)やBkan.1(自走榴弾砲)の開発に活かされることとなる。
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