概要
陸軍・海軍・空軍・郷土防衛隊により構成され、国防省に所属する。
スウェーデンは1834年より200年近く武装中立の立場を取ってきたため、人口(約900万人)に比して強力な軍隊を組織しており、陸海空軍で24,000人に郷土防衛隊22,000人となっている(2023年現在)。
兵器の国産化にも熱心で潜水艦・戦闘機・戦闘車両などを自国で開発している。
中立ではあるがロシアが仮想敵国であり、西側諸国との協調関係を重視している。
2022年5月16日、スウェーデンのアンデション首相は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて安全保障政策を転換し北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を決めた事を発表した。
そして2024年3月7日、スウェーデンは正式にNATOへ加盟した。
組織
指揮官
職名 | 備考 |
スウェーデン政府 | 内閣が一体となり文民統制を行う。 |
国防大臣 | 最高司令官を行政面でバックアップする。 |
最高司令官 | 君主制の国では珍しく、国王ではなく現役軍人の最高司令官を置く。政府に対し責任を負う |
軍種
軍種 | 備考 |
スウェーデン陸軍 | 1521年の独立戦争時に設立。軍事大国バルト帝国の支柱にして、現代も少勢ながら精強 |
スウェーデン海軍 | 1522年、ハンザ同盟から船舶多数を購入し設立。バルト海貿易航路を守ってきた。 |
スウェーデン空軍 | 1926年に陸海軍航空隊から独立。独自開発の高性能戦闘機多数を配備。 |
スウェーデン郷土防衛隊 | 退役軍人からなり、生業の傍らで軍務を継続する。 |
主な兵器
陸軍
- Ak4アサルトライフル:ドイツ製H&K_G3のライセンス生産品
- Ak5アサルトライフル:ベルギー製FNCのライセンス生産品
- Ksp 58汎用機関銃:ベルギー製FN_MAGのライセンス生産品
- Ksp 90軽機関銃:ベルギー製Minimiのライセンス生産品
- カールグスタフ無反動砲
- アーチャー自走榴弾砲
- L-60軽戦車
- strv.m/42中戦車
- strv.103(Sタンク)
- strv.121/-122戦車:ドイツ製レオパルト2の輸入品