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M7プリースト

えむななぷりーすと

M7プリーストとは第二次世界大戦時にアメリカ陸軍によって開発・運用された自走榴弾砲である。
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概要編集

M7プリーストとは第二次世界大戦時に、アメリカ陸軍によって開発された自走砲の一種である。総生産数4267両。使い勝手の良さから戦後も使われた傑作自走榴弾砲である。

特徴編集

砲兵の自走化を目指すアメリカ陸軍は、当初M3ハーフトラックに75㎜砲を積んで開発しようとしたが、途中からM3中戦車を車体とし、105㎜野砲を載せた物をM7自走砲として開発したものである。

M3系列の車体を使用しているため、信頼性の面において整備や操作性が大変よく現場の兵士からの評価もとても良かった。また同時期に開発されていたM40自走砲に比べて、装弾数や即応性で大きく勝っており大量生産される理由にもなっている。途中からはM4中戦車を車体として生産されている。このタイプはM7B1と呼ばれる。基本的には複数の車両で砲撃しながら前線に留まり、装弾数の多さを生かして長く前線を支援した。

初期の自走榴弾砲であるので、高度な射撃装置は搭載されていない。しかし砲を自走化するということは戦術上非常に大きな意味を持ち、前線各所で重宝されたのは言うまでもない。戦車とはまた違った前線を支えた影の功労者である。

イギリス軍において編集

M7はイギリス軍にも供与され数百両が使用された。なお、プリースト(聖職者)という愛称も、機関銃座が教会の説教台に似ていることから、イギリス軍がつけたものである。本家アメリカ陸軍よりも早く大規模な部隊運用を行っており、こちらでも現場からの評価は高かった。

M7で砲兵の自走化に満足したイギリス軍は、その後イギリス軍で運用していたQF 25ポンド砲に機動力を与えるために、M7のような自走砲をカナダ国内で開発している。そういった経緯で完成したセクストン自走砲は1956年まで運用していたようである。

戦後編集

第二次世界大戦後も各国で運用され続け朝鮮戦争にも参加。余剰となった車両がイスラエルに渡り中東戦争でも使用された。中東の砂漠の中でも高い信頼性で活躍し、他の供与されたアメリカ製戦車同様、高い信頼性や操作性で好評だったようだ。


登場作品編集

アリアス元大統領がクーデターに備えて倉庫に隠匿していた。

ドイツ軍突撃砲として登場。上面に天板が追加されている。

単行本102巻「ゴーゴーツイスターの巻」で大原部長武装おしおきとして登場。

PS2「新コンバットチョロQ」に登場。タンク解説ではM4中戦車がベースと解説されておりM7B1と思われる。

バトルアリーナ「ロウ」で対戦し、勝利すると使用可能になる。

「荒野にかかる橋」で友軍タンクとして登場する。

自走砲専用「H」カテゴリーの武装を装備できる。


関連タグ編集

 自走砲 アメリカ陸軍 M3中戦車

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