MAKE-UP

めいくあっぷ

MAKE-UPとは、日本のロックバンド。聖闘士星矢の主題歌『ペガサス幻想』で知られる。

概要

1983年に結成。

バンド名は樋口宗孝がLAZY加入前に組んでいた名前だったが、それを後輩の松澤浩明(G.)が譲り受ける。

その後樋口のソロアルバム「DESTRUCTION～破戒凱旋録～」でボーカルをとっていた山田信夫（現NoB）を迎え入れ、1984年に樋口のプロデュースによってアルバム「HOWLING WILL」でプロデビュー。

その後も3枚のオリジナルアルバムをリリースしたり、楽器隊が松本孝弘とともに浜田麻里（彼女もまた樋口の薫陶を受けた一人）のバックバンドを手掛けたりするなど精力的に活動していたが、1986年にバンドの方向性について話し合いをもったところ出た結論が「年内を以ての活動休止」であった。

同年秋のテレビアニメ『聖闘士星矢』オープニングテーマ「ペガサス幻想」と同エンディングテーマ「永遠ブルー」の大ヒットを以てしても、彼らの意思は揺るがなかった。

未CD化や廃盤になって入手困難であった多くの作品も、2004年にリリースされたボックスセット『MEMORIES OF BLUE』によって復刻された。

その後はハードロックサミットへの参加や、劇場版『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』の主題歌を担当するのみで活動は稀だったが、2009年に再結成。

『ペガサス幻想』も中川翔子と共に新録された。

2011年には劇場映画『天装戦隊ゴセイジャーエピックON_THEムービー』の主題歌を担当した。

メンバーの“それから”

• ボーカルの山田は河野陽吾らとの「GRAND PRIX(1988～92)」などを経てNoB名義で1994年にソロデビュー後、スーパー戦隊シリーズの楽曲担当チーム「Project.R」や「DAIDA LAIDA」などに参加。再結成にも参加している。
• ギターの松澤は作曲やセッション活動を経て再結成に参加するが、2010年11月18日に心筋梗塞で他界。
• キーボードの河野は山田との「GRAND PRIX」を経て、現在は作・編曲家/音楽プロデューサーとして活動が主だっているが、同じく再結成に参加。
• ベースの池田育義は活動休止後音楽活動を行っていない。
• ドラムの豊川義弘は「GRAND SLAM」（DAIDA LAIDAにいた白田一秀も参加）や「LADIES ROOM」（のヘルプ）に参加していたが、2022年現在音楽界からは引退している。

関連項目

ロックバンド　HR/HM