概要
光属性・戦士族のエクシーズモンスターであり、ナンバーズの1体でもある。
初出は「PHOTON SHOCKWAVE」。
効果テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2400/守2400
レベル4モンスター×3
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
手札を1枚選んで墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
解説
効果は、エクシーズ素材1つを取り除き、手札を1枚墓地に送って1枚ドローというわかりやすい手札交換。
特に悪い効果ではないが、このカードはエクシーズ召喚にレベル4モンスターが3体必要。その重さに見合った効果とは言い難い。
まずレベル4モンスターを3体並べるのは、除去の横行する現環境では難しい。2体までなら自然に並ぶ事も少なくないが、3体ともなると話は別。レベル4モンスターの展開に長けたデッキでないとエクシーズ召喚自体が難しい。
そうしてこのカードの召喚に成功したとしても、またも豊富な除去カードが牙をむく。このカードは除去耐性を持たないため、効果は1回発動できればマシな方。また、攻撃力守備力2400という数値も最近の環境ではイマイチ不安が残る。そもそも除去カードの前ではステータスなど大して意味がない場合が多い。せっかくこのカードを出したところで、すぐに除去されてしまってはカードの無駄である。
そもそも、素材が3体必要なエクシーズモンスターに求められるのはフィニッシャーとしての能力。
手札交換で体制を整えるこのカードよりも、No.32海咬龍シャーク・ドレイク等を出して一気に勝負を決めた方が良い。
よって、このカードの汎用性は決して高いとは言えない。普通のデッキならば、他のランク4エクシーズモンスターを使う方が無難だろう。
しかし、このカードも【代償ガジェット】ならば活躍が見込める。
デッキの性質上レベル4モンスターがガンガン並ぶため、非常に簡単にこのカードをエクシーズ召喚できる。また、手札でダブついたガジェット等を1ドローに変換できるため、効果面でも相性が良い。
【代償ガジェット】を組むならば、エクストラデッキに1枚忍ばせておくのも面白いだろう。
昨今では、墓地で効果を発揮するモンスターが多い「紋章獣」との相性が良い。他、光属性なのを利用し、「オネスト」で反撃するという手もある。
ちなみに、このカードの「手札を1枚墓地へ送る」行為はコストではなく効果。
エフェクト・ヴェーラー等でこのカードの効果が無効化された場合、手札を墓地へ送る必要はないので注意しよう。
アニメでの活躍
アニメ「遊戯王ZEXAL」では、天城カイトの所有するナンバーズの1体として登場.。
「デイブレーカー」3体を素材にエクシーズ召喚される。
自身の効果で手札交換した事に加え、「ライト・サーペント」とのコンボでNo.20蟻岩土ブリリアントに繋げるなどの活躍を見せた。
最後には銀河眼の光子竜の特殊召喚のためにリリースされた。
その後、カイトがトロンに敗北した際にトロンに回収された。そして「トロンVS遊馬」戦で再登場。
最終的にNo.69紋章神コート・オブ・アームズのエクシーズ素材になった。
意外な形での再登場?
ドン・サウザンドが製作した百万もの偽ナンバーズの中にこのカードの偽物も存在した。
その時の名前は部分的に指がかかっていたが、「No.10黒輝士イルミネーター」と思われる。
効果やステータスに差異は確認できないが、カラーリングや背景が黒や紫といったダークイメージ主体になり、属性も闇属性に変化している。