ゲーム概要
Bio_100%より1993年にリリースされたゲーム。
3分間という時間制限が付いており、その中でどれだけ敵を倒せるかを競う固定画面シューティング。
自機のストック数の制限はなく、代わりに被弾したり敵機と接触したりすると持ち時間を10秒減らされる。「93」では加えてステージをやり直さなくてはならない。
敵機が攻撃中に撃破するとさらに得点が高くなるが、時間制限もあるのでいちいち攻撃してくるのを待つと、却って時間が足らなくなるため、その辺りの兼ね合いも重要である。
自機と自機の出す弾は速度が近く、連射しつつ前進すると弾が固まって飛んでいく。これを利用してボスに短期決戦を挑む事が可能(瞬殺できる場合さえある)。
ちなみに音楽はほとんどビープ音で構成されており(Windows以前にリリースされたBio_100%のゲームほとんどに共通)、単一のチャンネルながら質の高いBGMが堪能できた。これは「2010」でも重視されており、複数のチャンネルが使えるようになってもBGMはビープ音込みで構成されている。
元はPC-98向けタイトルだったが、Flash移植やリメイクという形で復刻した。
ストーリー
1993年版
ピンク色の熊「くまちゃん」は一人前の熊になるため、宇宙へ3分間の試練の旅に出掛ける。
2010年版
前作より17年。くまちゃんは変わらぬご愛顧に感謝し、宇宙へもう一度旅に出る。
登場キャラクター
プレイヤー
- くまちゃん
主人公。宇宙船に乗って「にゃはX」なる宇宙への旅に出る。
海の幸
強化アイテム。複数と同時に合体できない。
- TK-O たこ
正面以外の攻撃を無効化する。
- IK-A いか
自機が弾を一度に2発撃てるようになる。
- UN-I うに
正面の攻撃を無効化する。「2010」で追加。
小型機
- Matsu
緑色の機体。弾は正面に同時に1発。
「2010」では攻撃中に倒すと持ち時間が1秒増えるアイテムを放出する。
- Robo
青色の機体。弾は正面及び斜め前のどれか1方向に、同時に1発。
- Radi
赤色の機体。弾は8方向のうちどれか1方向に、同時に1発。
上記2種と比べ性能が高く、「2010」では弾を2回当てないと破壊ができない。
- V
紫色の機体。斜め前を向きながら下へ移動し、半誘導弾を同時に1発まで発射。
弾を2回当てないと破壊ができない。
よく見るとパイロットがVサインをしている。
- Elec
橙色の機体。通常の弾を同時に1発発射する他、回転しながら8方向の弾幕を発射する。
弾を2回当てないと破壊ができない。
よく見ると上部がビリビリしている。
中型機
「2010」で追加されたキャラクター。
- Torch
赤色のアルコールランプのような機体。
弾を一度に6発放つ。
- E-Vh
色とりどりの海藻らしき何かが生えた機体。回転しながら16方向の弾幕を発射する。
- DS
開閉する某ゲーム機のような機体。
回転しながら16方向の弾幕(半誘導弾)を発射する。
ボス
通常ステージを「93」では4面、「2010」では5面突破すると出現。
- NyanFO にゃんFO
最初のボス。UFO型。円運動をしながら3方向に弾を発射する。
当たり判定は発射口のみ。
- Nyan^2 Dog にゃんにゃんどらごん(いぬ)
名前の通り龍だが、顔は犬。長い体をくねらせ、ブーメランのような弾を発射する。
当たり判定は顔面。
- Nyan^2 Train にゃんにゃん電車
客車3つと両端の機関車で構成される。客車3つ、機関車の順に倒さなくてはならず、撃破には時間がかかる。
- Nyan^2 Clipps にゃんにゃんくりっぱー
中心の白い機体を9つの機体が取り囲む。当たり判定は中心部のみだが、残りが回転しながら中心をガードするため攻撃が当たりにくい。
- Nyanpartment ニャンション
1993年版ラスボス。マンションのような見た目をしており、当たり判定は機体全体。「93」ではやり直しを利用して撃破直後に自滅し無限ループで点を稼ぐ猛者もいた。
ボスラッシュ
「2010」にて追加。これまでとは桁違いの性能である
- NyanNyanFO
ボスラッシュの最初のボス。正面への攻撃が1発から3発に増えている。
- Nyan^2 Wan^2
「Dog」と比べ、移動スピードが上がっている。
- NyaHa103
「Train」と比べ、発射の間隔が縮まっている。
- Nyan Ran Sha
「Clipps」に加え、半誘導弾を同時に1発発射する。
- The Nyasidence
「ニャンション」の2倍の高さがある。半誘導弾も同時に2発発射する。
バージョンアップに伴い、撃破後の黒い物体を取るとタイムが60秒削られる代わりに裏ステージに行けるように。
その他
- Nyancopter
ボス撃破後のボーナス面に登場する輸送用ヘリコプター。
攻撃が当たる度に、スコア獲得や持ち時間増減のアイテムを放出する。
スタッフ
ゲームデザイン - alty、nanoray、MoN(2010)
グラフィック - nanoray
音楽 - fin、NEW、CLAUDE、Tatsuya Yamada(2010)
プログラム - alty(93)、MoN(2010)
余談
- 「にゃんにゃんどらごん(いぬ)」のような敵キャラクターが、他のBioの作品にも登場する(例:Lunatic Noddle (SuperDepth)、Dragonclipper (metys's_Snow_Wars))。
- 「NyaHaX kai 2」という弾幕シューティングがあるが、Bioや本作とは無関係。
関連タグ
TURB - 同サークルの別ブランドからリリースされた、絵師が同じ作品。