概要
トヨタがクラウンハイブリッドとプリウスの中間的存在と位置づけて製造・販売していたハイブリッド車。
ただし、カムリと車格が被ってしまっていた(特に日本国内ではハイブリッド仕様しか設定しなくなった9代目以降)。
レクサス・HSとの関係
独自設計とはなっているもののレクサスHS250hと骨格部分や前ドアなどボデーの一部、駆動系統やその他メカニズムなどは同じであり、実質的にはHS250hの姉妹車。
要するに180SXとシルビア、あるいは末期のミラージュとランサーのようなものである。
形状
ハッチバックであるプリウスとは異なり独立したトランクのある4ドアセダン。形状は前述のHS250hの姉妹車とあるとおりHS250hに非常に似た形状だが外形寸法は若干異なる。
見た目は高級セダンという割には残念な外見(同社のカローラを大きくしたような感じの外見)とこき下ろす向きもあった。
だが2013年8月末にマイナーチェンジを行い、前期型の残念な外見からスポーツセダンの様なデザインに変わった。また内装も高級セダンと名乗っても残念な印象を受けない見た目に変更となったため、前期型の残念な印象は払拭されている。
駆動系統
プリウスと同様スプリット式ハイブリッドを採用。エンジンはプリウスの1800ccに対しSAIは2400ccになっている、しかしHS250hやプリウスと異なりPOWERモードは対応していない。ちなみに駆動方式はFF。
余談
当初はプログレ(1998〜2007年)のコンセプトの後継車として企画していたため、ハイブリッド車にする予定はなかったが、途中で変更になりハイブリッドセダンとなることとなったそうだ。
レクサスショップ以外の全てのトヨタの販売店で取り扱ってはいるが、2017年7月から製造・販売が行われている現行型カムリでは、これまで取り扱ってきたカローラ店だけでなく、トヨペット店やネッツディーラー(しかも東京都では東京トヨタでも)でも取り扱うことになってしまった。ただでさえ車格が被ってしまうのに、取扱店まで大幅に被ってしまうとは(これまでもカローラ店で被っていた)・・・・・・・・・・・・・・・。いっそ、(東京トヨタは仕方ない面はあるが)トヨタ店専売にした方がいいんじゃないの?と思いきや、2017年11月いっぱいで製造・販売を打ち切ったのだった。