概要
音楽好きの両親とギターをやっていた兄の影響でベースを弾きはじめ、中学2年からバンド活動を行うようになる。
その後関西や東京でさまざまなバンドを渡り歩いた。
関西時代には後にEins:Vierとして活動する中村佳嗣やLuna(深尾幸治)と共にバンドを組んでいたこともある。
1992年にTAIJIの後任としてX(後のXJAPAN)に加入。以降はXJAPANのベーシストとして活動していた。
1995年からheath名義でソロ活動を始め、翌年にリリースされた1stシングル「迷宮のラヴァーズ」は、名探偵コナンのエンディングテーマにも起用された。
X JAPANが解散していた間はDERZIBETのISSAYと共に「Lynx」というバンドを組んでいた時期もあった。
突然の訃報
2023年に入ってから体調が優れず、医師の診察を受けた結果、6月に癌が発見されたが既に手遅れの状態だった。10月に入ってから容体が悪化、帰らぬ人となった。
訃報の正式な公表は遺族の意向により密葬を済ませてからとなったため11月11日と一週間以上後だったが、一部メディアに情報漏れがあったためその数日前には広く知られることとなった。
それを含めても2週間前にXと同じヴィジュアル系バンドの始祖であるBUCK-TICKの櫻井敦司(57歳没)の訃報が公表されたばかりで、(HEATHの加入はかなり後だったものの)カリスマ的人気を誇った2大元祖V系バンドのメンバーの相次ぐ夭折、さらにLynxを組んでいたISSAYも事故死して間もない時期ともあり界隈にも多大なショックを与え、バンギャルのみならず後進のプロミュージシャン達のSNSでも「何なんだ今年は」という慟哭が頻発した。
ちなみに櫻井同様HEATHも「V系(出身)の美形メンバー」として世に知れ渡っていたため、まさに佳人薄命のジンクスがまかり通ることとなってしまった。
亡くなる2ヶ月前にはYOSHIKIのディナーショーにも参加し、インストで「RustyNail」を披露したが、この頃から癌に蝕まれていたことは隠していた。
Xとして生前最後のステージは、平成最後の年だった2018年9月30日に行われた幕張メッセの無観客ライブだった。
後日ファン向けのお別れ会が、生前のHEATHがYOSHIKIに一任したいと遺族に語っていた意向を受けて開催される。