さよなら、透明だった僕たち (チルアウト・ノクチルカ)
幼なじみ4人で結成された、透明感あふれるアイドルユニット。
誰かになる必要なんてない―― 走り出す波を追って、少女たちは碧い風になる
概要
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場する4人組ユニット。Straylight以来、約1年振りとなる新ユニットであり、かつ『シャニマス』初の4人組ユニットとなる。
メンバーは同じ高校に通っており、互いに幼少期からの知り合いという十数年来の幼馴染み。先輩組の透・円香と、後輩組の小糸・雛菜がそれぞれ同級生。
ユニット結成以前から関係性があるという、(大崎姉妹を除けば)既存ユニットに無い特徴を持っている。プロダクションへの所属も、プロデューサーのスカウトを承諾した透に他の面々が追随するといった形で描かれており、他のユニットに比してアイドル活動自体への熱意はやや低め。
ユニットカラーはウルトラマリン(群青色)。
プロダクションの他ユニットに比べても知名度や人気が一歩足らずといった位置付けであり、ノクチル最初のシナリオイベント『天塵』では、それが明確に描かれている。特に283プロの一番人気・アンティーカとは対外的に雲泥の差の扱いを受けていると言っても過言ではなく、後から結成されたユニットシーズにさえも人気や話題を取られている。
透や円香、雛菜にはソロでの雑誌撮影の依頼などは舞い込むものの、ユニットを売り込むチャンスでさえメンバーの私情(4人が平等に扱われないことへの不満など)からふいにしてしまう扱いづらさが露見しており、SNSで批判の的にされるなど散々なスタートになった。特に小糸は内気な性格が祟り、仕事の数が他の3人と比べても限りなく少ない。
ただし、周囲を惹き付けるカリスマ的オーラを持つ透、努力すれば伸びるタイプかつ成長性が大崎甜花並に高い円香、ポテンシャルが非常に高く周囲からの評価が良い雛菜、努力の天才である小糸、4人共スペック自体は比較的に高い為、徐々にユニットでの仕事が僅かながら増えつつある模様。
283プロの他ユニットと積極的に交流している描写も見られず、2020年夏のシナリオイベント『アジェンダ283』では4人で固まって完全に別行動をとっているなど、プロダクション内では浮いた立ち位置になってしまっている。
しかし彼女達にとってのアイドル活動は「4人で楽しくやっていくための手段」としての意味合いが強いため、業界から干されようとも自分達のやりたいようにやるスタンスを崩していない。
むしろ、プロデューサーはそういった年相応の浅慮や未熟さも含んだ、ありのままの4人の様子にアイドルとしての輝きを見出している。そのために個々人として売り込むより、箱(ユニット)で売り込むことを重視した営業を行っている。ただ、それ故の融通の利かなさも自覚しており、度々頭を抱えている。
「幼馴染という極めて閉鎖的な関係性」「若さゆえの未熟さと、それ故の輝き(=青春)」を強く意識した要素を持っているため、他のユニットに比べひと癖もふた癖もある面々と言えよう。
283プロには同じく「青春」をテーマとするユニットとして放課後クライマックスガールズがいるが、放クラが「毎日がキラキラと輝く非日常的な青春」を描いているのに対し、「緩慢で惰性的に続くように見える日常的な青春」を描くノクチルはまさに対極の存在であり、一部にはノクチルを放クラのアンチテーゼとして見る向きもある。
2020年冬のシナリオイベント『明るい部屋』では、年末に仕事の入っていない小糸以外の3人が「バイトしよう」と求人に応募、偶然にもはづきの勤務しているスーパーに採用され、彼女の計らいでケーキ売りの仕事を請け負うことになる。「買ってくれた方はアイドルと握手するか写真を一緒に撮れる」という企画にもかかわらず、ノクチル目当ての客がやって来るでもなく、私的にケーキを買いに来た智代子と樹里を見つけた一般客の反応に放クラとの知名度の違いを見せつけられており、きまり悪そうに謝る樹里に「大丈夫、気にしてない」と返した円香も明らかに複雑な表情を浮かべている。
メンバー
実質的に浅倉透をリーダーとし、他の3人はそれに追随するように活動している。ただ、ところどころで好き嫌いや良し悪しの判断を透に委ねているところがあり、価値観を依存しているフシがある。また浅倉透自身が天然系であるため、その独特な感性も相まって判断や行動などがフワッとしがち。
樋口円香と福丸小糸は生真面目な方であるためそのストッパーとして機能しそうだが、円香は透を意識しすぎてるためか最終的には同調しがちで、小糸は他の3人に対して気後れしている部分もあるため意見を通そうとする気概に欠けるなど、最終的には透に追従しやすい傾向にある。
ただ、市川雛菜は透の判断を汲んだ上で、独自の価値観によって行動しているため、透の価値観に依存して硬直しがちな3人の意識に疑問を投げかけることもあり、それが4人にとっての良い刺激にもなっている。
判断においてその存在感を示せない円香と小糸であるが、円香はその真面目さと誠実さから積極的に矢面に立ち、3人を守る行動を積極的に模索している。そのためか、プロデューサーにクレームや注文を入れるのは、主に彼女の役目となっている。
一方で小糸はその真面目で努力家な面が評価されており、彼女の頑張りが少なからず3人への刺激や支えになっている面もある。ただ、その頑張りが小動物的な可愛さを醸し出しているのか、円香からはマスコットのように可愛がられている。
ゲーム内性能・傾向
アビリティはダメージカットや回避力アップなど防御向けのものが多い。
また被弾する事で解除される永続バフなども散見される。全体的に長期戦向き、かつギャンブル性が強い。
ノクチル自身は持参しないが、アンティーカや放課後クライマックスガールズは高倍率アピールの代償に審査員の注目度(ヘイト)や影響力(攻撃力)をアップさせるものが多いので、そのカバーに使える。
もう一つの特徴としてリンクアピールに必要なメンバーが、ユニット全員ではないと言う手軽さが有る。編成に融通が利きやすいのはもちろん、早期にリンクアピールを狙い易くなっている。
展開
2020年
3月22日に「SPRING PARTY 2020」の代替として放送された「アイドルマスター シャイニーカラーズ 生配信 2nd Anniversary前夜祭! 新情報大公開SP!」にて登場が発表され、実装に先駆けて翌23日より復刻開催されたイベント『PiCNiC BASKET!』のEXコミュに先行登場した。
4月1日から透→円香→小糸→雛菜の順に実装されている。
リアルイベントでは福丸役・田嶌のツイートによると5月2-3日に開催予定だった「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE」にも参加予定だったが、イベント自体が中止になったためお流れとなった。
2021年
1月12日より営業モードに営業トークが実装され、2021年4月の時点で先行の5ユニットが最大でLv5に達する一方、ノクチルのみはLv4止まりでメンバーのトークも営業コミュもまだ無い。
8月30日、Twitterのシャニマス公式アカウントがノクチルに貸し与えられ、雛菜による投稿を中心としてメンバーと" ファン "との交流が実現。日付が変わって間もなく雛菜がツイートを始め(珍しく午前2時まで夜更かしした様子)、彼女が撮影した写真や、募集した質問への回答などを交えた100件以上の投稿によってタイムラインが賑わい、多くのプロデューサーがファンとしてリプライを送る貴重な機会となった。
感嘆符を混ぜながら改行を気にしない様子の雛菜、あまりにも語彙がシンプルな透、短文と改行に少しの茶目っ気を覗かせる円香、句読点を入れつつ折り目正しい小糸と、それぞれの投稿に味が出ており、4人で過ごす夏の一日を身近に感じられる。
なお、夜には雛菜が撮っていた『天塵』当時のものと思われる秘蔵写真が投稿され、" デビュー直後のノクチルの知られざるステージ "の存在を知った" ファン "達による様々な反応が、この企画をさらに味わい深いものとしている。
2024年
アニメには未登場だが二期から登場する予定の模様。
「雀魂」コラボではノクチルの4名が雀士として登場した。
元ネタ・由来
" noctchill " という単語は実在せず、夜光虫を意味する「Noctiluca」(ノクチルカ)をもじった造語(高山Pと坂上Pの対談インタビューより判明)。
夜光虫は夜間に集まることで綺麗な青い光を放つが、昼間は赤潮の原因として嫌われる存在であり、彼女達のありのままの輝きと、そこに付随するクセのある様子を絶妙に表したモチーフと言える。
その綴りから「夜、夜間」を意味する接頭辞 " noct " と「ひやりとする冷たさ」を指す " chill " の要素も入っていると考えられる。
楽曲
GR@DATE WING 07
シャニマスCDの3シリーズ目の第7弾。noctchillの楽曲が初登場。
2020年9月16日に発売。
いつだって僕らは
作詞・作曲・編曲 | 秋浦智裕 (onetrap) |
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歌 | noctchill |
ユニットPV第1弾でBGMとして使用されている、noctchill初の専用楽曲。
あの花のように
作詞 | きみコ |
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作曲・編曲 | Lantan |
歌 | noctchill |
『いつだって僕らは』のカップリング曲。
L@YERED WING 07
シャニマスCDの4シリーズ目の第7弾。
2021年10月13日に発売。
僕らだけの未来の空
作詞 | 秋浦智裕 (onetrap) |
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作曲・編曲 | 石井健太郎 |
歌 | noctchill |
今しかない瞬間を
作詞 | 秋浦智裕(onetrap) |
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作曲 | 本多友紀(Arte Refact) |
編曲 | 脇 眞富(Arte Refact) |
歌 | noctchill |
『僕らだけの未来の空』のカップリング曲。
動画
noctchillの呼称表
noctchill同士
が\に | 透 | 円香 | 小糸 | 雛菜 |
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透 | わたし | ひぐち | こいとちゃん | ひなな |
円香 | あさくら・とおる | わたし | こいと | ひなな |
小糸 | とおるちゃん | まどかちゃん | わたし | ひななちゃん |
雛菜 | とおる先輩 | まどか先輩 | こいとちゃん | ひなな |
関連タグ
関連グループ
afterglow:『BanG_Dream!』より。幼なじみ同士で結成された集団つながり。ちなみにこちらは5人組。
Leo/need:『プロジェクトセカイ』より。メンバーが4人組&幼馴染みの集団繋がり。因みに此方のメンバー内の1人の演者は283プロの所属アイドルの1人を演じており、更にもう1人に至っては、noctchillのメンバーの1人と誕生日が同じだったりする。